教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
531260
専門科目
保育対象の理解
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
531262
子ども家庭福祉(3E456対象)
2
代表担当者名
大城 愛子
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷、子どもの人権擁護について理解している。
(2)子ども家庭福祉の法制度や実施体制について知り、現状と課題、今後の動向について理解している。
(3)子どもと家庭の福祉を担う専門職としてどうあるべきかについて考察を深められている。

〔授業科目内容の概要〕
子どもの権利を守り、子どもが育つ家庭を支援するという子ども家庭福祉の理念、歴史的変遷、法体系について講義する。そして、子どもと家庭を支援するための諸制度がどのように整備されているかについて、具体的には、母子保健サービス、多様な保育ニーズへの対応、虐待や障がいのある子どものための福祉、子どもの貧困などへの対応について取り上げる。また、将来保育職や教育職に就くにあたって、様々な子ども家庭福祉サービスの現状と課題を把握して子どもと家庭をめぐる諸課題にどのように対応するのかを学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 イントロダクション
第2回 子ども家庭福祉の基本的な考え方
第3回 子ども家庭福祉の理念
第4回 子どもの権利保障
第5回 現代社会における子ども・家庭と子育て支援の制度
第6回 子ども家庭福祉の歴史的変遷
第7回 子ども家庭福祉に関する法体系
第8回 子ども家庭福祉の実施体制と財源
第9回 母子保健の現状と課題
第10回 保育サービスの動向と今後の課題
第11回 社会的養護とDVへの対応
第12回 障がいのある子どもと家庭の福祉
第13回 子どもの貧困対策とひとり親家庭の福祉
第14回 異なる文化的背景をもつ子どもと家庭の福祉
第15回 専門職の役割と地域における連携・協働

〔授業外学修の指示〕
予習や課題を課す。課題を出す際には期限を明確に示すので、確認不足・勘違いなどによる提出忘れのないよう、十分に注意すること。課題の締切期限を守らなかった場合は受理しない。

〔使用教材〕
『新エッセンシャル 子ども家庭福祉論』千葉茂明 編 株式会社みらい ISBN:9784860154769

〔参考図書〕
授業中に提示する。

〔成績評価の方法・基準〕
授業中に提出するコメントシートと課題60%、小テスト30%、グループ発表10%の割合で評価する。
課題の提出期限に間に合わなかったものは受理しない。また、論文・記事・ネット上から盗用・剽窃をした場合は課題評価を0点とする。

〔学生へのメッセージ〕
授業を履修するにあたっては、児童福祉や保育に関する基礎知識を身につけていることが望ましいです。日頃から子どもや家庭福祉に関する情報に関心をもち、積極的に学んでください。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FEC2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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