教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
551100
専門科目
幼児教育・保育指導法
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
551101
絵画演習(1E123対象)
2
代表担当者名
大島 典子
科目内容
〔授業の到達目標〕
◯感性と表現に関する領域表現のねらい及び内容を踏まえ、絵画表現において豊かな感性をもつ対象となる様々な描画の素材や表現の仕方を理解している。
◯自ら絵画を表現し楽しむことを通して、子どもが感じたことや考えたことを表現することの意味や価値を理解できる。
◯素材及び表現方法の研究や表現活動の成果を自己評価・他者評価を交えて記録することができる。

〔授業科目内容の概要〕
絵画表現に関わる素材や表現方法等と保育所保育指針に示される表現のねらいである「身体の諸感覚を豊かにする」「豊かな感性をもつ」「表現して楽しむ」「イメージを豊かにする」などと「美しいものや心を動かす出来事に触れる」「かく」「伝え合う」「素材に親しむ」などの内容を理解するために、表現の内容を扱う保育に必要な知識・技能、絵に表す際に必要な思考力、判断力、表現力などを演習を通して身に付ける。

〔授業計画〕
第 1 回 オリエンテーション ― 造形表現のねらいと内容―
第 2 回 遊びとしての描画活動(しかけを楽しみながら描く)
第 3 回 遊びとしての描画活動(小さい紙に繰り返し描く)
第 4 回 遊びとしての描画活動(技法を楽しみながら描く)
第 5 回 色彩に関する基礎知識 ―絵の具の基本的な扱い方―
第 6 回 色彩に関する基礎知識 ―絵の具の発展的な扱い方―
第 7 回 遊びとしての描画活動(四つ切画用紙に描く)
第 8 回 描画の発達過程と幼児画の特徴
第 9 回 お話の絵の表現 ―四つ切画用紙に描く―(パスを使って)
第 10 回 お話の絵の表現 ―四つ切画用紙に描く―(絵の具を使って①)
第 11 回 お話の絵の表現 ―四つ切画用紙に描く―(絵の具を使って②)
第 12 回 お話の絵の表現 ―四つ切画用紙に描く―(墨を使って)
第 13 回 版表現 (紙版画:版作り)
第 14 回 版表現 (紙版画:刷りと描画)
第 15 回 鑑賞とまとめ


〔授業外学修の指示〕
普段からの材料研究のサンプルや作品、授業時の配布物・資料などの管理をする。一回毎の学習の記録のポートフォリオの作成をする。作成したサンプルや作品例をクリアホルダーにまとめ、1「活動中に学んだこと」2「実際に保育する時の留意点」の2点について、文章による記録をする。授業時間内に終えることができなかった活動については、授業時間外に終えておくこと。

〔使用教材〕
絵の具用具、パス類(クレパス)、鉛筆、はさみ、のり、木工用ボンド、などを各自用意する。また、活動に必要と考えられる材料や用具は各自用意すること。

〔参考図書〕
『3・4・5歳児の楽しく絵を描く実践ライブ』村田夕紀著、ひかりのくに株式会社、2011年(ISBN978-4-564-60796-7C3037)
『新造形表現』花篤・岡田、三晃書房、2009年(ISBN-13:978-4783080008)

〔成績評価の方法・基準〕
材料研究の成果物、絵画作品にかかわる発想や構想の能力と技能、それぞれにかかわる自己評価やまとめの記述内容を得点化。それらの配点はおおむね次の通りである。
課題提出物(50%)受講態度(30%)ポートフォリオ等のまとめ方(20%)


〔学生へのメッセージ〕
幼児教育では「絵をかく」保育指導は必修です。「自分は絵が苦手」という人こそ、この授業で「絵をかく」ことに親しめるようになりましょう。また、授業の90分で活動できることは限られています。考えてできる準備は事前にしておくよう心掛けましょう。


〔教員の実務経験〕
教諭としての実務経験を活かし、幼児教育における造形活動の意義や方法を教示する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕PEC2131

教室収容人数の関係で人数を制限することがあります。
履修の条件は、以下の通り。
1 幼児教育コースで保育士資格を取得希望する学生は必修科目であるため、全員履修できる。
2 学校教育コース、保健教育コース、英語教育コースの学生の履修は抽選とする。

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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