教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
551180
専門科目
幼児教育・保育指導法
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
551181
保育内容総論(3E123対象)
1
代表担当者名
中村 恵
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)保育所保育指針における「保育の目標」、「子どもの発達」、「保育の内容」を関連づけて保育内容を理解できるとともに、保育指針の各章のつながりを読み取り、保育の全体的な構造を理解できる。
(2)幼稚園教育要領における「教育の基本」「ねらい及び内容」を関連づけて保育内容を理解できる。
(3)保育内容の歴史的変遷について学び、保育内容について理解できる。
(4)子どもや子ども集団の発達の特性や発達過程を踏まえ、観察や記録の観点を習得し、保育内容と子ども理解のかかわりについて理解できる。
(5)子どもの生活全体を通して、養護と教育が一体的に展開することを具体的な実践につなげて理解できる。
(6)保育の多様な展開について具体的に学び、理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
わが国の保育は幼稚園教育要領・保育所保育指針に示されている保育内容を基本として実践されている。保育内容は5領域と養護的な内容からなるが実際の保育では分断されているわけではない。したがって、保育に携わる者は保育内容を実践に即して総合的に捉える視点を持たなければならない。そのため、保育所保育指針と幼稚園教育要領での保育内容について、保育内容の歴史的変遷について、子どもや子ども集団の発達の特性や発達過程について、子どもの生活全体について、保育の多様な展開について学び、保育内容を総合的な視点から考えていく。

〔授業計画〕
第1回 保育内容・カリキュラムの基本構造
第2回 保育内容・カリキュラムの変遷
第3回 保育内容の構成
第4回 子育ての伝承から学ぶ保育内容
第5回 保育の展開と保育方法①幼児教育の基本
第6回 保育の展開と保育方法②環境を通しての保育
第7回 保育内容の展開と保育者
第8回 保育内容と計画
第9回 子どもの発達と生活
第10回 子どもの育ちと保育内容①低年齢児の生活と保育内容
第11回 子どもの育ちと保育内容②3,4,5歳児の生活と保育内容
第12回 子どもの育ちと保育内容③3,4,5歳児の指導案
第13回 これからの保育内容の課題
第14回 幼・保・小連携の実態と課題
第15回 保育内容と幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

〔授業外学修の指示〕
開講前に保育内容に関する既習科目のテキスト等で復習しておくこと。復習のための課題を適宜課する。
発表に向けては授業外の時間を利用してまとめ活動をすること。

〔使用教材〕
「新・保育実践を支える 保育内容総論」 編著 中村恵/水田聖一/生田貞子(福村出版)

〔参考図書〕
授業中に示すことがある。

〔成績評価の方法・基準〕
授業内試験60% 提出物30% 態度10% を総合的に評価する

〔学生へのメッセージ〕
幼児教育・保育について学んできたことをもう一度振り返り確かめながら、保育内容を総合的に捉えることが出来るように学修します。1・2回生のときに履修している内容について、各授業のテキストを読み、復習しておくこと。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MEC2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.