教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
553000
専門科目
養護に関する科目
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
553001
薬理概論
2
代表担当者名
石見 惠子
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)医薬品の主作用・副作用、薬物が効果を現す仕組みについての基礎的知識を身につけている。
(2)医薬品の正しい使い方が説明できる。
(3)近年問題になっている青少年の薬物依存・乱用についてもしっかりと説明できる。

〔授業科目内容の概要〕
薬理学は薬物と生体との相互作用の結果起こる現象を研究する学問である。薬物が生体に及ぼす作用(薬物作用学)と生体内での薬物の働き(薬物動態学)の両面からアプローチする。すなわち、薬物の特徴、作用機序、人体への影響および薬物の管理について学習する。また、薬物による中毒の予防あるいは処置について教授する。

〔授業計画〕
第1回 医薬品総論ー医薬品とは、医薬品の作用原理とその影響ー
第2回 医薬品総論ー薬物動態学ー
第3回 医薬品総論ー医薬品の適性な使用にむけてー
第4回 がん・痛みに使用する薬ーがんに使用する薬ー
第5回 がん・痛みに使用する薬ーがん性疼痛に使用する薬ー
第6回 感染症に使用する薬
第7回 循環器疾患に使用する薬ー高血圧、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞ー
第8回 循環器疾患に使用する薬ー不整脈、心不全、脳卒中ー
第9回 脳・中枢に使用する薬ー中枢神経の働きと薬、抗てんかん薬、パーキンソン病治療薬
第10回 脳・中枢に使用する薬ー向精神薬、アルツハイマー型認知症治療薬、薬物依存症
第11回 免疫疾患・アレルギー・炎症に使用する薬
第12回 呼吸器疾患に使用する薬
第13回 消化器疾患に使用する薬
第14回 血液・造血系疾患に使用する薬、代謝・内分泌疾患に使用する薬
第15回 泌尿器・生殖器疾患に使用する薬、感覚器疾患に使用する薬

〔授業外学修の指示〕
予習としては、当該講義に関して教科書に目を通しておいて欲しい。各週復習に重点をおいて、特に講義ノートと教科書の再確認は最低限行い、定期試験に備えること。また、新聞、雑誌に掲載される薬物関係の記事を読むレポートを課す。授業中に配布するプリントは必ず全て、毎回の授業に持参すること。

〔使用教材〕
「疾病の成り立ちと回復の促進(2)臨床薬理学 第7版」 赤瀬智子他(メディカ出版) ISBN:9784840478342

〔参考図書〕
「薬はなぜ効くか」 田中正敏 講談社

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験の成績 80%
レポート 20%

〔学生へのメッセージ〕
この授業が、養護教諭資格のための知識習得以外に、理科教育のヒントにもなればうれしい。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FSH2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
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