教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
553110
専門科目
養護に関する科目
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
553111
学校看護Ⅰ
2
代表担当者名
毛利 春美
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)看護の対象である人間の健康レベルに応じた看護実践ができる基礎的看護について理解できる。
(2)健常児の成長と発達について理解し、人間の健康保持・増進を支援する看護力について理解できる。
(3)人のライフステージを理解し、人間理解を深め、支援するための健康観、看護観、教育観を持つことができる。

〔授業科目内容の概要〕
看護学全般の概念と学校看護の位置づけ、役割・機能について理解するための授業を行います。1.看護の歴史的な理解から「看護とは何か」について理解する。2.学校看護の考え方を理解する。3.学校看護の対象である小児等理解の方法を学ぶ。4.小児の成長・発達に応じた看護のあり方を自らの成長等を通して学習します。

〔授業計画〕
第1回 授業ガイダンス(対面授業)
授業の進め方、成績評価の説明等、テキストの予習に関する説明
看護とは(養護教諭に求められる看護力)
第2回 看護の変遷・専門職としての看護
第3回 看護の対象とその理解
第4回 学校看護における連携
第5回 健康と病気
第6回 看護実践のための倫理
第7回 看護ケアの基本的理解
第8回 看護過程
第9回 保健・医療・福祉システム
第10回 発達段階と支援【乳児期】
第11回 発達段階と支援【幼児期】【学童期】
第12回 発達段階と支援【思春期】【青年期】【成人期】
第13回 発達段階と支援【老年期】
第14回 発表①母性・新生児期、乳幼児期、学童期、思春期
第15回 発表②青年期、成人期、老年期
第16回 レポート試験

〔授業外学修の指示〕
日ごろからメディアや書籍など,子どもの健康に関する情報に関心を払っておく。
人と関わり、支える者にとって、「看護の視点」からは、多くの示唆を得ることができます。グループワーク、課題等、積極的に取り組むことで学びを深めてほしい。そのためにも主体的な参加を求めます。

〔使用教材〕
「養護教諭、看護師、保健師のための学校看護」遠藤伸子、池添志乃 東山書房 ISBN 4827815887
「ケアの本質」ミルトン.メイヤロフ ゆみる出版 ISBN 978-4946509117

〔参考図書〕
「看護のための人間発達学」舟島なをみ 望月美知代 医学書院 ISBN 978-4-260-02875-2
授業の中で適宜資料配布、参考文献を紹介します。

〔成績評価の方法・基準〕
課題提出 :50%(シャトルカード提出及びグループワーク活動、課題作成内容)
レポート試験 :50%「私の看護観」(私が人とかかわるうえで大切にすること)

〔学生へのメッセージ〕
自分の生活体験を通して、人間に対する興味・関心を深めてください。この授業は、自身のことを考えること、自身のおかれている環境を考え、対人援助職に必要な感性を磨いていきます。毎回授業終了後はシャトルカードを記載してもらい、授業の振り返りを行います。

〔教員の実務経験〕
看護師の実務経験を踏まえ、具体的事例から概念や理論を教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FSH2131

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.