教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
553500
専門科目
教科指導法
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
553502
国語科指導法(2E456対象)
2
代表担当者名
増永 雄一郎
科目内容
〔授業の到達目標〕
・国語科の目標及び内容,全体構造や背景となる学問領域との関係を理解し,各内容の指導上の留意点や評価の考え方を理解している。
・児童の認識・思考や学力等の実態を踏まえ,情報機器や教材を効果的に活用する教材研究をした具体的な授業を設計し,その学習指導案を作成することができるとともに,その模擬授業の実施と振り返りを通して授業改善の視点を身に付ける。

〔授業科目内容の概要〕
学習指導要領における国語科の目標及び内容を踏まえ,国語科の全体像をつかむとともに,具体的な授業について理解する。授業づくりの基礎を養うため,説明的な文章教材を使った教材研究の仕方を学び,児童の実態や指導・評価の構想,効果的な情報機器の活用などについて考え,それを踏まえた学習指導案を各個人で作成する。さらに,この学修を応用して,文学的文章を使って学習指導案を作成し,模擬授業(部分的)を行うとともにその検討をする。

〔授業計画〕
第1回 国語科の授業づくり
第2回 説明的な文章 教材研究
第3回 説明的な文章 学習指導案の作成 目標及び評価規準の設定
第4回 説明的な文章 学習指導案の作成 児童観
第5回 説明的な文章 学習指導案の作成 教材観
第6回 説明的な文章 学習指導案の作成 指導観
第7回 説明的な文章 学習指導案の作成 指導計画と評価計画
第8回 説明的な文章 学習指導案の作成 本時の具体的展開と評価
第9回 説明的な文章 授業動画等の視聴による授業分析と検討
第10回 文学的な文章 教材研究
第11回 文学的な文章 学習指導案の作成 目標及び評価規準,児童観
第12回 文学的な文章 学習指導案の作成 教材観,指導観
第13回 文学的な文章 学習指導案の作成 指導計画と評価計画
第14回 文学的な文章 学習指導案の作成 本時の具体的展開と評価
第15回 文学的な文章 模擬授業とその検討

〔授業外学修の指示〕
「国語科概論」で学修した学習指導要領解説国語編の,国語科の目標や指導事項,言語活動例について復習しておくこと。

〔使用教材〕
教材等は授業の中で適宜配布する。

〔参考図書〕
『小学校学習指導要領解説 国語編・文部科学省・ISBN:978-4491034621』
『小学校学習指導要領解説 総則編・文部科学省・ISBN:978-4491034614』
『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料〈小学校国語〉・国立教育政策研究所・ISBN:978-4491041209』

〔成績評価の方法・基準〕
学習指導案等の提出物の内容 90%,授業への積極性等10%を基本に総合的に判断し評価する。

〔学生へのメッセージ〕
子どもが学力を身に付けるかどうかは,教師の指導にかかっています。詳細な教材研究ができ,個に応じた指導ができることをめざして学修しましょう。

〔教員の実務経験〕
公立及び国立の小学校において、教諭として従事していた経験を基に、学習指導案の作成のしかたについて、基礎的な内容を具体的に示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MSS2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.