教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
554100
専門科目
教科指導法
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
554103
図工科指導法(3Ec対象)
2
代表担当者名
西尾 正寛
科目内容
〔授業の到達目標〕
○学習指導要領における図画工作科の目標及び主な内容並びに全体構造,導入や指導と支援などの指導上の留意点及び学習評価の考え方を理解している。
○造形活動に関わる児童の認識・思考,学力などの実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解するとともに,児童が感性や想像力を働かせることができるようにする視覚情報を提示する機器や教具の効果的な活用法を理解し,授業設計に活用することができる。
○図画工作科の背景である材料・用具や美術・工芸作品など美術文化との関係の理解し,教材研究に活用することができる。
○学習指導案の構成を理解し,具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができ,作成した学習指導案に基づく模擬授業の実施とその振り返りを通して,授業改善の視点を身に付けている。

〔授業計画〕
第1回 図画工作科の目標・学年の目標
第2回 図画工作科の学修内容
第3回 各学年の学習内容と教科書の活用
第4回 題材の目標と評価規準の作成の手順
第5回 模擬授業研究を通した授業づくりの課題の抽出
第6回 模擬授業のための教材研究
第7回 資質・能力を働かせる指導の実際
第8回 題材の目標及び評価規準の働きを基にする授業づくりの考え方
第9回 授業づくりと学習指導案の作成Ⅰ 学習活動の想定と評価の計画
第10回 授業づくりと学習指導案の作成Ⅱ ICT機器の活用を含めた指導の計画
第11回 模擬授業Ⅰ 「絵や立体に表す題材」
第12回 模擬授業Ⅱ 「造形遊びをする題材」
第13回 模擬授業Ⅲ 「工作に表す題材」
第14回 模擬授業Ⅳ「鑑賞する題材」
第15回 模擬授業の課題を基にした学習指導の改善

〔授業外学修の指示〕
1 授業毎の学修課題
2 学習指導案の作成

〔使用教材〕
『小学校学習指導要領解説 図画工作科編』文部科学省,日本文教出版,2018年 ISBN978-4-536-59011-2
『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校 図画工作』国立教育政策研究所教育課程研究センター,2020年,ISBN978-4-491-04126-1

〔参考図書〕
『初等図画工作科教育』石崎和宏・直江俊雄,ミネルバ書房,2018年 ISBN978-4-623-08417-3
『図画工作科指導法研究』佐藤洋照・藤江充,日本文教出版,2019年 ISBN978-4536601078
『小学校教科書「図画工作科」』令和2年度版,日本文教出版,開隆堂
『小学校教科書「図画工作科」』令和2年度版 教師用指導書,日本文教出版,開隆堂

〔成績評価の方法・基準〕
1.毎回の課題の及第点(70%)
2.毎回の課題の質による加点(20%)
3.完成学習指導案の質による加点 (10%)

〔学生へのメッセージ〕
皆さんが知っている図工の授業には,小学生として見えていたことと見えていなかったことがあります。
児童が「確かで豊かに学ぶ」学習指導を教師の側から実現するため,ていねいな学修を期待します。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MSS2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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