教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
555210
専門科目
保育実習
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
555211
保育実習指導Ⅰ
2
代表担当者名
小山内 秀和
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)保育実習の意義・目的を理解している。
(2)実習の内容を理解し、自らの実習の課題が明確である。
(3)実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解している。
(4)実習の計画・実践・観察・記録・評価の方法や内容について具体的に理解している。
(5)実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や学習目標が明確である。

〔授業科目内容の概要〕
保育実習に対する心構えを持ち、保育実習に必要な知識・技術を学修する。具体的には、実習の意義、実習施設の役割や機能、実習の具体的内容、子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務、保育実習における日誌の書き方、指導案の作成方法、活動への導入方法、手遊び、実習に必要な日常生活の知識・技術、実習先訪問に必要なマナー、礼状の書き方について学修する。オリエンテーションでは、保育実習に参加するために必要な重要事項の伝達を行い、保育実習に関する各種手続きについて熟知する。また、実習終了後に事後指導を実施する。

〔授業計画〕
第1回 保育実習オリエンテーション
第2回 保育所の一日 日誌の作成について
第3回 保育の計画とは 指導案の作成について
第4回 保育実習の心構え 保育実習で使用する冊子 模擬保育の説明
第5回 施設実習での日誌と指導案の書き方
第6回 5歳児の部分実習指導案の添削指導
第7回 実習の課題の書き方 実習に必要な日常生活の技術について
第8回 5歳児の部分実習指導案(再提出)の添削指導 3歳児の全日実習指導案について
第9回 保健指導 お礼状の書き方
第10回 施設実習の概要と心得 実習施設の発表とリーダーの決定 施設実習の課題
第11回 保育実習オリエンテーション
第12回 3歳児の全日実習指導案の添削指導
第13回 模擬保育 (2歳児・3歳児)
第14回 模擬保育 (4歳児・5歳児)
第15回 SNSの利用について 保育実習ⅡBの実習先について 実習の課題の添削指導
実習終了後 実習事後指導

〔授業外学修の指示〕
指導案や実習の課題など作成しなくてはならない課題提出物が多い。提出するように指示された課題は必ずすべて提出しなくてはならず、期日厳守のこと。



〔使用教材〕
『知りたいときにすぐわかる 幼稚園・保育所・児童福祉施設実習ガイド』 石橋裕子・林幸範(同文書院) ISBN:978-4-8103-1475-5
『保育実習のてびき』(大学より配布)
併せて講義時に資料を配布する。

〔参考図書〕
『幼稚園・保育所実習 指導計画の考え方・立て方』 久富陽子(萌文書林) ISBN:978-4-89347-248-9
その他、授業中に適宜指示する。

〔成績評価の方法・基準〕
保育実習指導の出席すべき日数の5分の4に相当する日数以上に出席していない者および事前連絡なく2回以上欠席した者には成績評価を行わない。
提出課題は期限を厳守する。一つでも理由なく提出しない場合には不可となる。
提 出 物:90%(指導案や実習の課題などの提出物の内容を評価する)
受講態度:10%(実習の取り組み状況を評価する)

〔学生へのメッセージ〕
保育実習への心構えや知識を持つための授業である。
この授業に理由なく無断欠席や遅刻をしてはならない。やむをえない理由で遅刻する場合には、メールなどで連絡しなければならない。
保育実習オリエンテーションに無断で理由なく欠席した者は保育実習参加を認められない。
また、オリエンテーションの日は、身だしなみを整え、スーツ着用で参加し、オリエンテーションの始まる5分前には着席すること。1分でも遅刻した者はオリエンテーションに参加できない。
保育実習指導Ⅰの単位が取得できない者は、保育実習Ⅰに参加できない。
授業内容の順序を変更する場合がある。
実習に向けてしっかりと学んでください。

〔教員の実務経験〕
幼児教育・保育現場での教育、カウンセリング、相談など様々な実務経験を有する教員が、それぞれの経験を活かし、現場での実体験も示しながら、実際に求められる保育実習の現状を学生に教示している。また、外部講師として元幼稚園園長経験者を招き、保育の現状についての実体験を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕TPF2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)

※「幼児教育実践論」の単位修得済であること
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