教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
556000
専門科目
教科に関する科目
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
556002
生活科概論(1E456対象)
2
代表担当者名
岡田 良平
科目内容
〔授業の到達目標〕
1 生活科設立の背景や経緯をふまえ、教科の趣旨や理念を理解している。
2 小学校学習指導要領に示された生活科の目標と内容およびその取扱いについて理解している。
3 生活科の学習指導の特質について理解している。
4 生活科の評価のあり方について理解している。

〔授業科目内容の概要〕
平成元年版学習指導要領で小学校1・2年生において新設された教科である生活科について、主に教科の理念や内容構成、学習指導の特質の視点から基礎的な理解を深める。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション・学校生活と授業とは
第2回 生活科設立の背景・生活科の特質と教科目標
第3回 学習指導要領・生活科の内容構成(第1学年)
第4回 生活科における遊びと学び1 (おもちゃづくり)
第5回 植物の生長における記録の在り方
第6回 生活科における遊びと学び2 (おもちゃづくり)
第7回 授業構想・授業展開と年間指導計画の活用(第1学年)
第8回 幼児期における10の姿をもとにした生活科の授業づくり
第9回 学習指導要領・生活科の内容構成(第2学年)
第10回 生活科における遊びと学び1 (動くおもちゃ)
第11回 まちたんけんにおける校区地図の作成と指導の在り方
第12回 生活科における合理的配慮(自分自身の生活と成長に関する振り返りを事例に)
第13回 授業構想・授業展開と年間指導計画の活用(第2学年)
第14回 ワークシートの作成①
第15回 ワークシートの作成②
第16回 試験


〔授業外学修の指示〕
・書籍や教育雑誌、研究紀要等に掲載されている生活科の授業実践に積極的に目を通し、講義で学んだ理論がどのような形で実践されているのかに関心を持って授業に臨むこと。
・授業中に配布されたプリントやワークシートなどは、学習記録としてノートに整理して残していくこと。


〔使用教材〕
・文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 生活編』(東洋館出版社)

〔参考図書〕
・授業の中で必要に応じて指示する。


〔成績評価の方法・基準〕
・ 授業内で実施した課題も成績評価に含める。
・ 定期試験を実施する。
・ 授業に対する姿勢10%、授業内での課題40%、定期試験50%



〔学生へのメッセージ〕
生活科は子どもたちに大人気の教科である。四季の移ろいに合わせて身近な自然環境の変化を発見し、感じ、表現する。身近な人々や社会と出会い、体験し、様々な気づきをもたらす。そうした自分自身の成長を友達と共有し、共に学び合う教科である。その中心は具体的な体験活動という「遊び」を通したものである。生活科の成立の歴史的な背景や単元構成と授業展開などみなさんも体験を通して学びましょう。


〔教員の実務経験〕
小中学校で14年間の教員経験をもち、授業づくりやカリキュラム・マネジメントの実践と研究をしてきた。特に地域学習の単元開発、教材研究、指導方法、評価のあり方について実践を通して指導している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CSS2131

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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