教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
556560
専門科目
教科に関する科目
4回生 後期
授業コード 科目名 単位
556561
理科実践演習(つくろう!理科)
2
代表担当者名
奥田 俊詞
科目内容
〔授業の到達目標〕
自然・科学の知識の理解だけでなく、科学的なリテラシーの育成の重要性について理解している。その理解の上に立ち、小学校理科のよりよい授業作りに取り組む態度と必要なスキルを身につけている。

〔授業科目内容の概要〕
よりよい授業作りのためのいくつかの視点について実践的な理解をはかるため、授業計画や授業の進め方など実践的な課題研究を行う。その方法として、理科の授業作りの重要な要素である教材作りや実験を行い、その結果を交流することにより授業を進める。

〔授業計画〕
第1回 科学教育につながるリテラシーを育てる小学校理科
第2回 子どもの問題解決を中心とした授業にするために
第3回 エネルギーを柱とした内容における実験計画の作成
第4回 エネルギーを柱とした内容における実験方法の検討
第5回 エネルギーを柱とした内容における実験結果の考察
第6回 粒子を柱とした内容における実験計画の作成
第7回 粒子を柱とした内容における実験方法の検討
第8回 粒子を柱とした内容における実験結果の考察
第9回 生命を柱とした内容における実験計画の作成
第10回 生命を柱とした内容における実験方法の検討
第11回 生命を柱とした内容における実験結果の考察
第12回 地球を柱とした内容における実験計画の作成
第13回 地球を柱とした内容における実験方法の検討
第14回 地球を柱とした内容における実験結果の考察
第15回 まとめ

〔授業外学修の指示〕
後半の授業は発表の場として進めることになる。従って、授業に臨む準備に取り組むことが重要である。逆に言えば、準備なく授業に参加することは、授業が有効に機能しないことになる。自ら主体的に、よりよい授業づくりに取り組むことが望まれる。

〔使用教材〕
必要に応じてプリントを配布する。

〔参考図書〕
『理科 よい授業わるい授業』武村重和・大漉英好、国土社、1992年(ISBN4-337-64806-2)

〔成績評価の方法・基準〕
授業計画および模擬授業の内容70%、授業に対する姿勢30%

〔学生へのメッセージ〕
理科は子どもが自然現象を直接観察し考察する教科で、自然現象に関する知識を教員から子どもに効果的に伝えることが目的ではありません。従って教員は、どのようにして子どもに自然現象と出会えるようにするのか、その仕掛けが重要になってきます。子どもの感じ方や考え方を中心にした授業の組み立てについて考えていきましょう。

〔教員の実務経験〕
理科教員として実践してきた授業や指導主事としてかかわってきた授業づくりの経験を活かし、児童の実態に対応する授業の企画力を育成している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕PSS2134

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.