教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
556720
専門科目
教職実践演習
4回生 後期
授業コード 科目名 単位
556722
教職実践演習(中・高)
2
代表担当者名
竹下 幸男
科目内容
〔授業の到達目標〕
自らの教育実践力を客観的かつ具体的に評価し、改善するためのセルフマネジメント力を身に付ける。その上で、学習指導力、生徒理解と学級経営力、社会性や対人関係能力、教員としての使命感や責任感などの資質や能力について、不足するものを補完するとともに、教育実践力の統合と深化をはかる。

〔授業科目内容の概要〕
大学4年間の各授業科目で学んだ理論と、教育実習等で得られた実践的指導力について、履修カルテを活用して振り返り、その理解度を把握する。その上で、各自の課題を克服するための活動に取り組む。また、多様な教育現場を経験した教職経験者により授業を実施するとともに、現職教員による講義を取り入れることで、教育現場における今日的課題に気付き、その解決のための方法について討議する。さらに、ロールプレイングやグループワークなどを行い、学習した内容について、学習知から実践知への移行を図る。また、実践的な学習指導力の向上に向けて、模擬授業の企画や実施後の討議を通して、より具体的な授業実践の方法について学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 履修カルテによる振り返りと、自己課題の発見。
第2回 英語教育に関わる研究会の聴講
第3回 英語教育に関わる研究会の聴講の振り返り
第4回 研究授業の聴講
第5回 研究授業の聴講についての振り返り
第6回 現場教員による講義(生徒指導について)
第7回 現場教員による講義(生徒指導について)の振り返り
第8回 現場教員による講義(教科指導について)
第9回 現場教員による講義(教科指導について)の振り返り
第10回 教員に求められる対人関係能力、教職員・保護者・地域との連携(保護者との対応)
第11回 学校現場の現状と課題(現場教員から学ぶ)
第12回 学校・園における危機管理(いじめの問題への対応から学ぶ)
第13回 児童生徒理解や学級経営について(特別支援教育の視点から学ぶ)
第14回 ICTの活用に潜む危険性とその対応
第15回 大学4年間の成長や変容と10年後の在りたい自分(プレゼンテーション)

〔授業外学修の指示〕
自分の考えや意見を現職教員や他の学生と交流することで4年間の学びを実践的に発展させるためには、授業までに自分自身の考え方の整理や必要な情報の収集が必要です。授業に主体的に臨めるよう、しっかりとした準備をしておくようにしなさい。

〔使用教材〕
特になし

〔参考図書〕
授業中に示す

〔成績評価の方法・基準〕
授業時の発表内容や、作成した授業案の内容70%。授業に臨む姿勢や準備30%。

〔学生へのメッセージ〕
教員を目指す学生が受講対象のため、講義の遅刻・欠席、課題の未提出等は、厳しく対処する。
授業内では、4年間の学びの集大成として学校現場で必要な様々な事柄について幅広く取扱い、次世代にふさわしい教師像についてより実践的に考えていく。そのため、受講生諸君の積極的かつ前向きな姿勢を強く求める。

〔教員の実務経験〕
様々な英語教育現場を経験した教員がそれぞれの経験を活かし、日本の英語教育現場の知識を示し、英語の授業を行うにあたって必要とされる実践方法を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕ETP2134

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
(8)生涯にわたって自律的に学び続け、教育者として自ら成長していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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