教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
560280
専門科目
教科に関する科目
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
560281
英語文学史B
2
代表担当者名
竹下 幸男
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)英語で書かれた多様な文学を学び、その表現を理解した上で、英語による表現の幅広い可能性を知る。
(2)文学作品に描かれ、また文学作品が書かれた国や地域の社会や文化を理解できる。
(3)英語で書かれた代表的な文学について、文学史に対する批判的視点を踏まえ、理解できる。
(4)上記の理解を踏まえ、中学校、高等学校の外国語科の授業に生かすことができる。

〔授業科目内容の概要〕
大英帝国という世界に広がった英語圏文化を背景として意識しながら、英語で書かれた代表的な作品を取り上げ、英語原文で取り上げる。その読解や背景に関する発表やグループ討議を経て、英語による表現の多様性と可能性を知り、理解を深める。イギリスで書かれた作品を中心軸として英語文学の歴史を、それらが書かれた多様な文化や社会、それらに描かれた多様な文化や社会の理解を踏まえて学ぶ。また、これらの知識をいかに中学校、高等学校の外国語授業に生かすか議論を行う。

〔授業計画〕
第1回 Introduction イギリス文学とは何か
第2回 Kazuo Ishiguro(カズオイシグロと多文化時代の文学)
第3回 Agatha Christie(クリスティと第1次世界大戦)
第4回 Arthur Conan Doyle(ホームズと戦争)
第5回 James Joyce(ジョイスとアイルランド)
第6回 Oscar Wilde(ワイルドとアイルランド)
第7回 Charles Dickens(ディケンズとヴィクトリア朝文化)
第8回 Charlotte Brontë(ブロンテ姉妹と異人種)
第9回 Jane Austen(オースティンと女性の権利)
第10回 Percy Bysshe Shelley(シェリーと革命)
第11回 Horace Walpole(ウォルポールとゴシック文化)
第12回 Laurence Sterne(スターンと黒人)
第13回 Jonathan Swift(スウィフトの社会批判)
第14回 William Shakespeare(シェイクスピアと英語)
第15回 King James Bible(聖書の翻訳と英語)
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
毎回英語原文を読むので、十分な予習が必要である。

〔使用教材〕
ハンドアウトを配布する。

〔参考図書〕
君塚直隆『よくわかるイギリス近現代史』(ミネルヴァ書房)

〔成績評価の方法・基準〕
平常点(課題など):30%、定期試験:70%

〔学生へのメッセージ〕
文学作品の英語は難解です。しかし、難しい英語を読むからこそ身につく力もあります。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FSS2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
(6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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