教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
561500
専門科目
英語教育に関する科目
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
561501
Glocal Communication for Education
2
代表担当者名
福島 玲枝
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1) ディベート(討論)の実施を通して,論理的に思考し,聴衆の前で自己の主張を英語でわかりやすく伝達できる。
(2) 社会事象に対して,具体的な事実を把握(リサーチ)し,それに対する自身の解釈や評価を加えることができる。
(3) 相手と自分の意見の類似点・相違点を的確に把握し,課題解決における優先順位を提示することができる。
(4) 英語での自己表現活動に必要な活動のレパートリーを身につける。
(5) グループ活動で役割分担をし,場面に応じてイニシアティブを取ることができる。

〔授業科目内容の概要〕
英語ディベート活動の演習を通して主体的に調べ,自己の意見を論理的にまとめる力を養い,また主張する活動を通して,論理的・批判的思考力,リサーチ力,表現力の向上目指す。またチーム内の仲間と協力・分担してリサーチを行い,批判的に文献を読み,主張を練るといったダイナミックな学びを通して,教育現場における協働学習への応用可能性を考察する。

〔授業計画〕
第1回 学習ゲームと授業構成の基本概念(教育内容、教材、教授行為、学習者)
第2回 教室ディベートの条件と「意見」の構成要素(三角ロジック)
第3回 マイクロディベートの体験と複眼的思考(メリットとデメリットの比較)
第4回 反論の2つのタイプ(主張型と論証型の区別) と反駁レポートの練習
第5回 模擬ディベートリサーチ、ディベートのジャッジ(議論への評価をどのように行うか)
第6回 模擬ディベート準備、模擬ディベートの実践
第7回 模擬ディベート振り返り、サマリースピーチの練習
第8回 サマリースピーチ振り返り、政策ディベート論題の決定
第9回 政策ディベート論題のリサーチと対戦準備
第10回 政策ディベート演習1 証拠資料を用いた政策ディベートの実践と対戦
第11回 政策ディベート演習2 証拠資料を用いた政策ディベートの対戦の振り返りと講評
第12回 推定ディベート論題のリサーチと対戦準備
第13回 推定ディベート演習1 証拠資料を用いた推定ディベートの実践と対戦
第14回 推定ディベート演習2 証拠資料を用いた推定ディベートの対戦の振り返りと講評
第15回 教育現場への応用可能性、最終レポート準備

〔授業外学修の指示〕
ディベート対戦に向けた準備(与えられたトピックに関連する事象を,図書館で主体的にリサーチする,批判的に文献を読み,自ら問題を分析するなど)が求められます。

〔使用教材〕
使用しない

〔参考図書〕
必要に応じてその都度,紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
・ 授業内活動への参加 (50%)
・ ディベート(活動/振り返り)ワークシート(30%)
・ 最終レポート(20%)
※ 無断,および正当な理由のない遅刻・欠席は減点の対象となる。
※ 授業形態により,評価基準の割合を変化させる場合がある。(その際は事前に連絡します)

〔学生へのメッセージ〕
小中高の学校現場でもディベート活動の実施が広く実践されるようになってきました。この授業では,ディベートを英語で実施することを通して,批判的に聴く力・説得的に伝える力などの英語コミュニケーション能力向上を目指しましょう。ディベートは個人作業ではなく,チームでの協働作業で行います。高度な英語力が求められるように感じるかもしれませんが,語学力よりも求められるのは「チームに貢献しようとする力」です。

よって自身の英語レベルに関係なく意欲的に学習し,積極的に授業に参加する学生の皆さんを歓迎します。準備は大変ですが一種の「ゲーム」を通した学びの中からディベート活動の楽しさを体感しましょう。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SEE2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
(6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。 (知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的 思考力)
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