科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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570700 |
専門科目 |
特別支援教育に関する科目 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
570701 |
知的障害者教育論Ⅱ |
2 |
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代表担当者名 | |||
山本 真也 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 知的障害児教育に関わる基本的な知識を幅広く習得する。具体的には、知的障害において編成される教育課程を踏まえた授業設計を構築することができ、さらに授業評価・改善を通したカリキュラム・マネジメントの方法について知る。 〔授業科目内容の概要〕 知的障害の発達とその困難さの特徴を説明し、日本における知的障害児教育・就労指導の歴史、知的障害児の教育課程、個別の教育支援計画、自立活動の目標を踏まえた授業設計、カリキュラム・マネジメント等、特別支援学校〔学級〕で必要とされる基本的な知識を概括して述べる。講義形式を主とするが、適宜、演習を取り入れながら特別支援学校等の勤務経験者の実務経験に基づく具体例を紹介し、学生の理解を深める。 〔授業計画〕 第1回 オリエンテーションならびに障害観と専門性 第2回 知的障害教育の歴史的展開と教育課程 第3回 知的障害を中心とする発達障害のある子どもの障害と発達の特徴:ダウン症とLD 第4回 知的障害を中心とする発達障害のある子どもの障害と発達の特徴:ADHDとASD 第5回 知的障害のある子どもの授業づくり:発達の評価を具体的な指導内容に生かす 第6回 知的障害のある子どもの授業づくり:興味・関心に着目した教材・教具の意義と役割 第7回 知的障害のある子どもの授業づくり:自立活動と各教科との関連 第8回 知的障害特別支援学校における指導の形態と組織 第9回 知的障害特別支援学級における指導の形態と組織 第10回 交流及び共同学習 第11回 個別の指導計画と学習指導案及びその評価と改善 第12回 各機関との連携と個別の教育支援計画 第13回 就学前の知的障害のある子どもの療育・教育 第14回 知的障害のある子どもの卒業後の就労と生活の実際 第15回 知的障害者教育総論Ⅱのまとめと確認 第16回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 新聞記事やニュースなどで、知的障害のある人に関する記事に関心を向け、読む習慣をつけるよう努めること。授業開始後の具体的な授業外学修については、適宜指示する。 〔使用教材〕 適宜、資料を配布する。 〔参考図書〕 (1)独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所「特別支援教育の基礎・基本 2020」ジアース教育新社(2020) (2)須田正信・他編「支援が必要な子どもの心と行動がわかる! 教師のためのサポートガイド (特別支援教育サポートBOOKS)」明治図書 (2018) 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験 50% 受講態度 50%(レポートの提出、授業へのとりくみ) 〔学生へのメッセージ〕 知的障害を中心とする発達に障害のある子どもの障害と発達の特徴及び学習上の特性を基にしながら、子どものニーズに応じた授業づくりについて理解を深めましょう。 〔教員の実務経験〕 知的障害特別支援学校での実務経験、保護者に対するカウンセリング、就学前施設や学校での研修や巡回指導などの実務経験を有する教員がその経験をもとに、知的障害者の発達、教育、支援などについて学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FSN2132 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) |