教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
581700
専門科目
教科指導法
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
581701
数学科指導法Ⅱ
2
代表担当者名
横 弥直浩
科目内容
〔授業の到達目標〕
中学校・高等学校での数学の指導目標を明らかにし、中学校との接続を踏まえながら生徒の思考過程・学習教材および学習内容の系統的な理解をすることができる。
1.中学校・高等学校の学習内容を概観し系統的に理解を深める。
2.中学校・高等学校での授業について、指導と評価の一体化を考える。
3.授業計画や教材研究をもとにした学習指導案の作成ができるようになる。

〔授業科目内容の概要〕
高等学校学習指導要領を基にして、中学校数学との関連、各学年・科目の領域の内容と数学的な見方・考え方を理解する。資質・能力の育成を目指した数学科指導に関わる基礎的な知識・技能と思考力・判断力・表現力を身に付けるために、グループワークを適所に設け、数学的問題解決を通して教材研究、学習指導案の作成、模擬授業を行う。

〔授業計画〕
第1回 授業の内容及び方法に関するガイダンス「どうして数学を教えるのか」
第2回 数学教育の目標論
第3回 中学校・高等学校学習指導要領からみる数学教育の目標
第4回 中学校の「A数と式」領域における教材研究と実践上の課題
第5回 高等学校の代数分野における教材研究と実践上の課題
第6回 中学校の「B図形」領域における教材研究と実践上の課題
第7回 高等学校の幾何分野における教材研究と実践上の課題
第8回 中学校の「C関数」領域における教材研究と実践上の課題
第9回 高等学校の解析分野おける教材研究と実践上の課題
第10回 中学校の「Dデータの活用」領域における教材研究と実践上の課題
第11回 高等学校の確率・統計分野における教材研究と実践上の課題
第12回 指導と評価の一体化についての考察
第13回 数学科学習指導案の作成(Ⅰ単元目標・単元について・授業計画)
第14回 数学科学習指導案の作成(Ⅱ本時の学習活動・指導上の留意点)
第15回 模擬授業と協議

〔授業外学修の指示〕
講義を理解するには、中学校数学はもちろん高校数学(数学ⅠⅡA B)の知識が必要になる。これらの内容について自分の知識が不足していると思う場合は、授業外での予習・復習は欠かさないこと。

〔使用教材〕
配布プリントを使用する。

〔参考図書〕
『中学校学習指導要領解説(平成29年告示)数学編』、日本文教出版、2018年(ISBN978-4-536-59012-9)

〔成績評価の方法・基準〕
1.授業における活動と発表への取り組み:45%
2.振り返りと課題提出:55%(出席できなかった場合の取組を含む)

〔学生へのメッセージ〕
主体的に授業の活動に取り組み、数学的問題解決をしたり、他者の解決方法を理解したりするなど協働的に取り組み、探究する姿勢を身に付けましょう。

〔教員の実務経験〕
県立高等学校および国立中等教育学校における教員としての勤務経験、大学生への教育実習での教科指導、大学での教科教育法の指導などの経験を活かし、数学科における生徒の実態や課題、数学的問題解決の取組について学生に具体的に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MSS2132
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