大学共通 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
410510
教養科目
人間と社会
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
410511
国際社会論
2
代表担当者名
関口 洋平
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)今日の国際社会を取り巻く重要課題について基礎的な知識を身につけている。
(2)多角的な視点から国際社会や異文化について捉えることができる。

〔授業科目内容の概要〕
近年、グローバル化の急速な進展に伴い日本と各国との政治的・経済的なつながりが緊密化するとともに、国家・地域間の衝突から国際社会の不安定化が顕在化するなかで、国際社会について理解することがますます重要となっている。本授業では、多様な視角から国際社会を捉えるために、国際社会の構造、国際社会の歴史的な成り立ち、国際社会における経済システム、そして地球規模課題(グローバル・イシュー)に焦点をあて、国際社会を取り巻く今日的課題について理解する。同時に、日本在住の外国人や外国籍児童に関わる問題をはじめ、日本と国際社会の関係を身近な問題として考えていく。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス
第2回 現代国際社会の構造①:国際社会の基本的性格
第3回 現代国際社会の構造②:国際機関と行為主体の多様化
第4回 国際社会と国民国家の成立①:国民国家の成立以前
第5回 国際社会と国民国家の成立②:17~19世紀の国際社会
第6回 国際社会と国民国家の成立③:20世紀の国際社会
第7回 国際社会と安全保障
第8回 国際社会と戦争①:ベトナムの事例
第9回 国際社会と戦争②:中東の事例
第10回 国際社会と戦争③:ロシア・ウクライナの事例
第11回 国際経済体制①:20世紀の経済レジーム
第12回 国際経済体制②:グローバル化する経済
第13回 グローバル・イシュー①:食糧に関する課題
第14回 グローバル・イシュー②:教育に関する課題
第15回 グローバル・イシュー③:人権に関する課題

〔授業外学修の指示〕
本講義を理解するには、高校卒業レベルの政治経済や歴史に関する知識が必要となる。これらに関して自分の知識が不足していると思う場合は、授業外での予習・復習を欠かさないこと。

〔使用教材〕
配布プリントを使用する。

〔参考図書〕
『国際関係学』百瀬宏、東京大学出版社、1993年(ISBN4130320319)。
『よくわかる国際社会学 第2版(やわらかアカデミズム・(わかる)シリーズ)』樽本英樹、ミネルヴァ書房、2016年(ISBN9784623075911)。

〔成績評価の方法・基準〕
1.レポート:60%(授業で学習した内容をテーマとする。詳細は授業を通じて連絡する)
2.受講態度:40%(授業で提示される課題用シートを提出すること)

〔学生へのメッセージ〕
テレビのニュースや新聞などを通じて、国際社会に関する時事問題について関心をもつことが望ましい。現代の国際社会が抱える問題の多くは歴史的な国際関係のなかで形成されてきたものであるため、開講前に世界の政治・経済と歴史について高校の教科書などで復習しておくこと。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕PES0012

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。
(2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。
(5) 国際化に対応した視野をもって、健康問題、教育問題を科学的・創造的に研究できる。
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