大学共通 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
411700
教養科目
教養実践プログラム
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
411704
日本語と表現(1D対象)
1
代表担当者名
占部 礼二
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)アカデミック(論文、レポート)・キャリア(履歴書)・ビジネス(企画書・報告書)、ステージに応じた文章を書けるようになる
(2)書く力、考える力、調べる力を身につける

〔授業科目内容の概要〕
表現に関する基礎的な技能を積み上げ、論理的かつ魅力的な文章(1000字~2000字程度のレポートや意見等)の作成に必要な知識と技能の修得を目標とする。
文章力はこれから学んでいく専門分野に比べると必要性が低いと感じるかもしれない。しかし、書く力は学生生活において多くの場面で活かすことができる(もちろん社会人になっても)。例えばレポートや論文。どれだけ研究・情報収集が上手くいっても、分かりやすく伝わる文章にできなければ、残念な結果に終わってしまう。どれだけ講義の内容を記憶していても、定期試験やレポート作成の課題においても、文章が上手く書けずに低い評価に終わってしまう。
この講義では書くことに慣れること、伝わる言葉と表現(文章)を学ぶことが狙い。毎回の講義で書く時間を設けているので、実践しながら学ぶことができる。書く力は「考える力・調べる力」がもとになる。書く力を伸ばすことにより、考える力・調べる力も身に着けることができる。その先に、将来の目標や専攻学問でのテーマを見出すことができるようになる。

〔授業計画〕
1.はじめに 大学生活で求められる文章について
2.どう書くか① 事実文と感想文 客観表現をみにつける
3.どう書くか② 一点突破とバラエティ 記憶に残る表現をみにつける
4.どう書くか③ 具体的と抽象的 説得力のある表現をみにつける
5.どう書くか④ ディテールとあらすじ 個性的な表現をみにつける
6.レポート『小説を読んで、表現する』
7.何を書くか① 受け手の視点と送り手の視点
8.何を書くか② 興味を喚起する要素を盛り込む
9.何を書くか③ something newとsurpriseを盛り込む
10.何を書くか④ 半径5mの世界を描く
11.レポート『街の魅力を調べて、書く』
12.何を書くか⑤ インタビューしてみよう 話の聞き方と取材のコツ
13.何を書くか⑥ インタビューしてみよう 実践してみよう
14.論文・レポートの基礎を学ぶ①(要約レポートと考察レポート)
15.論文・レポートの基礎を学ぶ②(論文に必要な4つの要件)

〔授業外学修の指示〕
レポートに向けて小説を読んでおくこと。推薦図書は授業中に紹介する。

〔使用教材〕
毎回の授業で教材(プリント)を配布する。

〔参考図書〕
なし

〔成績評価の方法・基準〕
毎回の講義で課題提出(40%)、レポート評価(30%×2回分)
アカデミック・ライティングにおけるルーブリックを配布する

〔学生へのメッセージ〕
文章を書くのが苦手だと思っているあなたへ。書くことに対して、苦手意識を持つ学生はたくさんいます。私自身もそうでした…。ただそれは「才能がないのではなく、慣れていないだけ」ではないでしょうか。まずは書くことを楽しむことから始めましょう。90分の中で、楽しく、刺激的に、文章の面白さを感じていってください。


〔教員の実務経験〕
教育サービス企業における文章カリキュラムの企画・実施の経験、書籍・WEBコラムなどの執筆経験、キャリアカウンセラーとしての企業への応募書類や小論文などの指導経験をもとに、アカデミック・ビジネス・キャリアといった数々のステージで求められる実践的な文章力の育成を実例を示しながら行っている。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕PLA0011

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。
(2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。
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