大学共通 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
415110
教養科目
歴史と文化
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
415111
科学史
2
代表担当者名
奥田 俊詞
科目内容
〔授業の到達目標〕
人類の歴史の中で自然認識がどのように行われてきたのか、その概略について理解している。科学に関する歴史的分析と科学を通じての哲学的探求を統一的に考えることの意味について理解している。

〔授業科目内容の概要〕
現代の文明社会は、科学技術によって支えられている。そこに存在する高度で複雑な科学技術は、有史以来、今日に至るまでの人間の英知の結晶としてとらえられる。科学とは何か、科学はいかに生まれ、いかに発展してきたか。本講義では、科学技術の発展について、太古から現代までの発見・発明の歴史として概観し、それらを通して自然認識の過程や科学の方法、社会的背景などについて考察する。特に近代科学成立の過程を振り返りながら、現代社会における科学の果たすべき役割やその方向性について考える。

〔授業計画〕
第1回 科学の芽生え
第2回 宇宙観の移り変わり
第3回 運動論の歴史
第4回 地球観の移り変わり
第5回 物質観の移り変わり
第6回 数概念の誕生
第7回 数学の歴史
第8回 原子構造の解明
第9回 核エネルギーの活用
第10回 生物学の歴史
第11回 進化論と遺伝学の歴史
第12回 社会の中での科学技術
第13回 環境と経済
第14回 サイエンスコミュニケーション
第15回 リスクコミュニケーションとデータサイエンス

〔授業外学修の指示〕
講義内容にかかわるテーマの課題について、CEASのアンケート機能を用いて提出すること。

〔使用教材〕
毎回の授業でプリントを配布する。

〔参考図書〕
『自然科学史入門』 端山好和、東海大学出版会、1998年(ISBN4-486-01435-9)

〔成績評価の方法・基準〕
試験または第15回の授業で指示するレポート70%、アンケート等の参加態度30%をもとに総合的に判断する。

〔学生へのメッセージ〕
今後さらに加速すると思われる科学技術の進歩に対し、責任ある判断ができる社会人となるために、歴史的事実を知るだけでなく、社会と科学技術のかかわりについて主体的に考えていきましょう。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕HIC0012

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。
(2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。
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