大学共通 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
420300
教養科目
自然・科学と人間
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
420301
生命倫理(2PKND対象)
2
代表担当者名
河野 由美
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)基本的な医療倫理の原則を理解できる。
(2)生命科学ならびに生命倫理の基本的な知識を身につけることができる。
(3)生命の尊さを認識し、生命誕生と死に関わる倫理的問題を説明できる。

〔授業科目内容の概要〕
健康科学を学ぶものとして知っておくべき生命倫理の基本的課題ならびに諸問題についてオムニバス形式で講義を行う。その基礎的知識を修得するとともに人間の尊厳について考究し、倫理的課題への対処能力を養う。

〔授業計画〕
第1回 序論・生命倫理とは(植田)4/11
<第2回~第5回はPKNとDは分かれて講義を行う>
第2回 PKN:コメディカルにおける生命倫理(堀江)・D:持続可能社会について(陳)4/18
第3回 PKN:インフォームドコンセント・臨床研究の生命倫理(福本)・D:蚕、命を持つ素材 (村田)4/25
第4回 5PKN:脳科学の生命倫理(大住)・D:協働のまちづくりにおける倫理的課題(清水)5/2
第5回 PKN:医療行為と倫理(根津)・D:住環境における倫理的課題(東)5/9
第6回 臓器移植1-臓器移植と脳死判定-(植田)5/16
第7回 臓器移植2-拒絶反応-(植田)5/23
第8回 なぜ施設ではなく居場所が必要なのか?-福祉住環境デザインの倫理的課題 (林田)5/30
第9回 遺伝子操作に関する倫理(前原)6/6
第10回 生命誕生における倫理的課題とは(岡)6/13
第11回 生命誕生における倫理的課題-出生前診断・人工妊娠中絶・体外受精・代理母 -(岡)6/20
第12回 高齢者医療における倫理的課題-認知症-(森)6/27
第13回 急速にすすむ幹細胞医療における倫理的課題(森)7/4
第14回 死に関連する倫理的課題1-倫理的葛藤-(河野)7/18
第15回 死に関連する倫理的課題2-安楽死と尊厳死-(河野)7/25

〔授業外学修の指示〕
授業内容のテーマに関連した一般書をできれば1冊読破していただきたい。
毎回、CEASから講義終了後に講義に関連した小テストやレポート等の課題が課せられるので、講義内容を復習し、必ず課題を提出すること。

〔使用教材〕
『学生と考える生命倫理』(第2版)金子章道監修 (ナカニシヤ出版 2018) ISBN978-4-7795-1221-6

〔参考図書〕
生命倫理への招待 改定4版 塩野寛・清水惠子著 (南山堂)

〔成績評価の方法・基準〕
各回での課題点100%(レポート・小テスト等:15回×6~7点=100点)

〔学生へのメッセージ〕
第2回~第5回は人間環境デザイン学科(D)の学生とそれ以外の学科学生(P・K・N)では担当教員や受講内容が異なるので注意して下さい。
道徳観の欠如や出欠の不正に対しては厳格な方法で対応します。
オンデマンドでの実施となるので、各回の課題提出によって出欠の確認を行う。
課題の内容(レポートやCEASのアンケート、テストなど)や締切日などは各回によって異なるので、各回の担当教員の指示に従うこと。

〔教員の実務経験〕
医師、理学療法士、看護師、建築士、その他の実務経験を有する教員による授業を含んだオムニバス授業であり、それぞれの経験を活かし、様々な角度から生命倫理を教示している。


履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕NSP0012

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。
(2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。
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