大学共通 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
502800
教養科目
健康とスポーツ
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
502801
運動の科学(1E対象)
2
代表担当者名
辰巳 智則
科目内容
〔授業の到達目標〕
・運動行動に関する諸概念とその全体構造を正しく理解している。
・運動技能及び体力を向上させる「学習・トレーニング」の心理学的・生理学的基礎を正しく理解している。
・わが国の現状と健康づくりのための施策や運動プログラムを正しく理解している。
・学生生活さらには今後の社会人生活において、健康を獲得・維持するために必要となる知識を正しく理解するとともに、身に付けた知識を日常生活で実践することができる。

〔授業科目内容の概要〕
「運動行動」は人間の営みの基盤であり、広く学習・トレーニングやその指導を適切に行うためには、運動行動を構成する基礎的な概念(体力,技能他)の理解が不可欠である。次に、健康づくりに関する適切な運動指導を行う上では、わが国の疾病状況や高齢化の現状への理解を欠いてはならない。本講義ではまず、広く運動に関する学習・トレーニングの科学的基礎を学ぶ。次に、運動・身体活動を含む様々な生活習慣が健康にどのような影響を及ぼすかを科学的知見に基づき検討し、これを加味した実践的理解へと昇華させる。

〔授業計画〕
第01回 オリエンテーション(辰巳智則・上田恵子)
第02回 運動行動に関わる諸概念とその全体像Ⅰ―運動能力とは?―(辰巳智則)
第03回 運動行動に関わる諸概念とその全体像Ⅱ―運動パフォーマンスとは?―(辰巳智則)
第04回 運動学習の心理学的基礎Ⅰ―学習と学習曲線―(辰巳智則)
第05回 運動学習の心理学的基礎Ⅱ―運動技能の学習段階―(辰巳智則)
第06回 運動学習の心理学的基礎Ⅲ―練習スケジュール―(辰巳智則)
第07回 運動学習の心理学的基礎Ⅳ―教示とフィードバック―(辰巳智則)
第08回 あがりと運動パフォーマンス低下のメカニズム(辰巳智則)
第09回 健康づくり施策の変遷(上田恵子)
第10回 生活習慣病について(上田恵子)
第11回 ロコモティブ・シンドロームについて(上田恵子)
第12回 健康づくりのための身体活動基準(上田恵子)
第13回 行動変容理論(上田恵子)
第14回 身体活動のタイムスタディ(上田恵子)
第15回 立位と歩行の実践(上田恵子)
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
・講義内容の理解に努めて下さい。そして、復習をして下さい。復習の際、授業の全容を振り返ることができるよう、授業時のノートテイキングを工夫して下さい。

〔使用教材〕
・随時講義資料を配布する。

〔参考図書〕
・随時紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
・受講態度(30%)/定期試験(70%)

〔学生へのメッセージ〕
・初回授業に受講に際する詳細な説明を行うので、必ず出席して下さい。
・系統性を意識した講義計画です。講義の一部を聞き洩らすと後の講義内容とその展開が理解できなくなるおそれがあるので注意してください。
・講義資料の配布はその場限りとします。
・学生ハンドブックの「授業」の項を熟知した上で受講して下さい。

〔教員の実務経験〕
幼児体育や運動部活動、健康講座や親子教室等といった現場での指導経験を有する教員がそれぞれの経験を活かし、運動に関する科学的基礎や実践方法を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕HES0011

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1) 生命に対する深い畏敬の念と倫理観をもち、幅広く豊かな教養を備え、社会において活動できる。
(2) 人間を総合的に理解し、修得した専門的知識と技術をもって健康と教育に関する諸課題に適切に対応できる。
(4) 健康と教育に関する諸課題を分析評価し、問題解決を図ることができる。
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