健康科学研究科 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
710400
共通科目
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
710401
健康科学特論Ⅲ
2
代表担当者名
栢野 新市
科目内容
〔授業の到達目標〕
栄養素の代謝や遺伝子発現などの生化学反応について、分子レベルで理解し説明ができる

〔授業科目内容の概要〕
健康と日常の食生活とは密接に関連しており、食品の一次機能(栄養)、二次機能(嗜好)および三次機能(体調調節)は健康を維持する上で重要である。このような食事と健康との関わりを理解するため、生理的な健康状態を維持する新陳代謝系とそのメカニズムについて解説する。特に生体内の化学反応について、遺伝情報-タンパク質合成-代謝のシステムとしてとらえるとともに、これらに関与する生体成分の化学構造および作用機序についても理解を深める。

〔授業計画〕
第1回 アミノ酸とタンパク質-アミノ酸の基本構造
第2回 アミノ酸とタンパク質-タンパク質の高次構造
第3回 炭水化物-単糖の基本構造と反応性
第4回 炭水化物-さまざまな炭水化物とその構造
第5回 脂質-脂質の構造と分類
第6回 脂質-さまざまな脂質とその特徴
第7回 酵素とビタミン-酵素の分類と性質
第8回 酵素とビタミン-酵素活性の制御とビタミンの働き
第9回 生化学エネルギーの発生-代謝の概要
第10回 生化学エネルギーの発生-エネルギー産生
第11回 炭水化物の代謝
第12回 脂質の代謝
第13回 タンパク質とアミノ酸代謝
第14回 核酸とタンパク質の合成
第15回 化学メッセンジャー: ホルモン、神経伝達物質、薬物

〔授業外学修の指示〕
予習、復習を通じて理解を深めること

〔使用教材〕
『マクマリー生物有機化学[生化学編]原著8版』菅原二三男・倉持幸司 監訳、丸善出版株式会社(ISBN978-4-621-30240-8)

〔参考図書〕
必要に応じて指示する

〔成績評価の方法・基準〕
レポート(100%)により評価する

〔学生へのメッセージ〕
この科目では栄養成分の構造や特徴について学習するとともに、それらの成分に関する生体内の化学反応についても学びます。特に生命活動のエネルギーがどのようにして産生されるかについて理解を深めてください。
履修に関して留意すること
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.