教育学研究科 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
810300
専門基礎科目
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
810301
地域課題実践演習
2
代表担当者名
奥田 俊詞
科目内容
〔授業の到達目標〕
・地域としての教育課題を論理的に分析していく力を身に付けている。
・実践と理論を結びつけ、地域社会と連携しながら教育課題を解決していく力を身に付けている。

〔授業科目内容の概要〕
本授業の目的は、地域社会と学校教育の関係性についての実践的な理解をした上で、地域と有機的に機能し合う教育を実践できる能力を身に付けることにある。そこで、本授業では、奈良県及び学生の関係する自治体の教育課題や取り組みをもとにした、課題解決に向けての「調査・分析・提案」の演習を中心に進める。前半は、奈良県及び大学と提携した自治体の教育関係機関への訪問や関係者の招聘により、具体的な教育課題の実態とそれに対する取り組みをもとにした討論を行う。その後、学生の勤務地など具体的な地域を対象に、教育課題の設定及び解決のための提案を考察しプレゼンテーションを行う。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス
第2回 成功事例をもとにした地域社会と学校の連携
第3回 奈良県の教育課題について(奈良県教育委員会指導主事等を招いて)
第4回 奈良県立教育研究所への訪問調査(ICT)
第5回 奈良県立教育研究所への訪問調査(教育相談)
第6回 調査のまとめと議論・検討
第7回 保護者から見た地域教育課題(奈良県PTA協議会役員等)
第8回 少年の健全育成から見た地域教育課題(奈良県警察本部関係者等)
第9回 福祉から見た地域教育課題(児童相談所職員等)
第10回 市町村教育行政から見た地域教育課題(香芝市教育委員会指導主事等)
第11回 課題設定及び調査方法と考察についてのガイダンス
第12回 プレゼンテーションと議論・検討(1)
第13回 プレゼンテーションと議論・検討(2)
第14回 プレゼンテーションと議論・検討(3)
第15回 プレゼンテーションと議論・検討(4)及び授業者によるまとめ

〔授業外学修の指示〕
各自の関係深い地域の状況や教育に関わる内容について、収集・整理をしておくこと。また、自分の考えを効果的に伝えるプレゼンテーションの方法を各自工夫すること。

〔使用教材〕
関係機関から提供される情報をプリントにして配付する。

〔参考図書〕
授業時間内に適宜提示する。

〔成績評価の方法・基準〕
授業における討論の内容及び態度:30% プレゼンテーションの内容:40% 期末レポート:30%

〔学生へのメッセージ〕
訪問先や外部講師との調整の関係で、講義の予定を変更することがあります。実際の地域課題を解決できるかどうかではなく、解決を目指す活動の中で得られるものにこだわりましょう。
履修に関して留意すること
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