教育学研究科 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
810700
専門基礎科目
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
810701
教育学特論Ⅰ(哲学・思想・史)
2
代表担当者名
前平 泰志
科目内容
〔授業の到達目標〕
自らがこれまで歩んできた広い意味での教育について本授業を通して振り返り、これからの研究に活かすための着想を得ることを目標とする。

〔授業科目内容の概要〕
教育とは何かという大上段からの問いかけではなく、また、哲学者や思想家の教育論を俎上に挙げるのではなく、普通の人の人生から教育をとらえなおすとき、教育研究はどのようになされるべきかを、思想と日本の近世以降の歴史を踏まえながら検討する。

〔授業計画〕
第1回 はじめにー教育を研究することと人生を生きること(前平)
第2回 子どもの教育学と大人の教育学(前平)
第3回 現在に生きる私たちの課題(前平)
第4回 成人教育の理論の歴史(前平)
第5回 意識変容の学習(前平)
第6回 意識変容の学習の応用(前平)
第7回 フィールドにおける生涯学習(前平)
第8回 近世における子育て文化(森岡)
第9回 近世の教育機関(森岡)
第10回 学校制度の導入と民衆(森岡)
第10回 教育の目的を巡る論争 1)教育議(森岡)
第11回 教育の目的を巡る論争 2)教育勅語(森岡)
第12回 義務教育の定着と中等教育におけるジェンダー(森岡)
第13回 大正新教育にみる教育理論(森岡)
第14回 戦時体制の確立と児童への影響(森岡)
第15回 戦後教育改革と現代(森岡)

〔授業外学修の指示〕
自身の生まれ育った地域と自らの歴史を反芻しながら「私」とはだれかを問い続けること。

〔使用教材〕
授業中に適宜資料を配布する。

〔参考図書〕
適宜指示する。

〔成績評価の方法・基準〕
課題レポートの提出によって、授業への参加度、授業態度も含めて総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
オンライン授業を中心に行なうことになるが、質問や教員との対話は、OpenCEAS やメールを通して常時受け付ける。
履修に関して留意すること
第1回から第7回までを前平泰志、第8回から第15回までを森岡伸枝が担当する。
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