科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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820400 |
専門科目 |
1回生 後期 |
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授業コード | 科目名 | 単位 | |
820401 |
発達支援教育特論Ⅰ(発達障害) |
2 |
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代表担当者名 | |||
大久保 賢一 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 「発達障害の理解と支援」に関する受講者自身の関心領域を軸としながら、その全体的知見を包括できる理論的・実践的力量を獲得すること。 〔授業科目内容の概要〕 発達障害に関わる基礎的な知見に関する復習を行いながら、具体的な実践的トピックについて深く検討していく内容である。受講者による文献講読とプレゼンテーションによる報告を軸とするが、授業中のディスカッションにおいてさらに議論を発展させていく。授業で扱う「発達障害」は、LD、ADHD、自閉症スペクトラム障害などの「知的障害のない発達障害」が中心となるが、知的障害に関する内容も含める予定である。 〔授業計画〕 第1回:発達障害に関する概説①定義と学習障害 第2回:発達障害に関する概説②注意欠陥多動性障害と自閉症スペクトラム障害 第3回:文献検索と入手方法、学術論文に関わる基本的解説 第4回:プレゼンテーションに関わる注意事項と発表準備 第5回:インクルーシブ教育 第6回:発達障害の告知・自己理解 第7回:発達障害(知的障害)と就労 第8回:DSM−Ⅴと新学習指導要領(特別支援教育関連) 第9回:発達障害児・者の余暇 第10回:発達障害と家族支援(親、きょうだい) 第11回:発達障害と非行・犯罪・司法 第12回:ABAとTEACCH 第13回:発達障害とフラッシュバック 第14回:発達障害と虐待 第15回:発達障害といじめ 〔授業外学修の指示〕 受講者は教育、福祉、あるいはその他のフィールドにおいて発達障害児者の教育臨床に携わる機会を持つことが望ましい。 〔使用教材〕 随時配布する。 〔参考図書〕 ・五十嵐信敬 他 (2000) 『教職教養 障害児教育』,コレール社 ・内山登紀夫 他 (2006-2008) 『シリーズ 発達と障害を考える本1~12』,ミネルヴァ書房 ・安藤隆男 他 (2009) 『シリーズ 障害科学の展開 第2巻 特別支援教育を創造する教育学』,明石書店 ・中村満紀男 他 (2003) 『障害児教育の歴史』,明石書店 〔成績評価の方法・基準〕 受講態度、プレゼンテーションの内容、授業中におけるディスカッションへの参加などを包括的に評価する。成績算出に関わる割合は、プレゼンテーションの内容60%、授業中におけるディスカッションへの参加40%とする(さらに詳細な具体的な基準については、初回講義で伝える)。なお、半期に5回以上の欠席をした者に対する単位取得は認めない。 〔学生へのメッセージ〕 「発達障害」に関わる教育課題は、全ての教師が直面する課題です。本科目は発達障害に関する基礎的知見について学ぶことと併せて、今日的な課題や効果的対応についても具体的に検討できる力を身につけることを目標にしています。多くの受講者の参加をお待ちしております。なお、メディアを利用して遠隔で授業に出席できるが、メディアの利用はあくまで補助であり、教室での対面授業に出席することが主である。 |
履修に関して留意すること |