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2012.04.01

平成24年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内

「平成24年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー」につきましては、4月2日申込受付開始後約20分で定員に達してしまいました。

これからお申込みしようとされた方々に受講していただけない状況となりましたこと、誠に申し訳ございません。

ニューロリハビリテーションセミナー事務局

photo01

脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorerabilitation)です。ニューロリハビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れられていないのが現状です。 しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学では、一昨年度よりニューロリハビリテーションセミナーを開催し、セラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーとして、またセラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただいています。 今年度も、学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。 ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について比較的精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。

畿央大学

教授 森岡  周

 

基礎編

平成24年6月23日(土)、24日(日)

定員200名/受講費10,000円

定員に達しましたので、

締め切りました。

応用編

平成24年9月29日(土)、30日(日)

定員200名/受講費10,000円

定員に達しましたので、

締め切りました。

臨床編

平成24年12月1日(土)、2日(日)

定員200名/受講費10,000円

定員に達しましたので、

締め切りました。

実践編

平成25年2月23日(土)、24日(日)

定員 50名/受講費20,000円

定員に達しましたので、

締め切りました。

※基礎編のみ、6月23日(土)カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、畿央大学学生食堂にて懇親会を開催します。

 

懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用(実費)は2,000円とし、当日受講費と一緒にいただきます。

 

会場

畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2)
最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」

 

講師

  • 教授 森岡 周
    准教授 松尾 篤
    准教授 冷水 誠
    助教 前岡 浩 他
申込方法 定員に達しましたので、締め切りました。
締  切 各講座、定員になり次第締め切り
受講者の選考 原則、先着順

 

基礎編

日時

平成24年6月23日(土)、24日(日)

場所

冬木記念ホール

定員

200名

受講費

10,000円

内容ニューロリハビリテーションの基礎となる 

    • 脳の発生、構造、発達
    • ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能
    • 脳幹、視床、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)の構造と機能

    について学ぶ。

 

プログラム

6/23(土) 6/24(日)
12:00~ 受付 9:00~10:30 (5) 大脳基底核と小脳の構造と機能
12:50~13:00 開会式 10:40~11:25 (6) 後頭葉の構造と機能
13:00~14:10 (1) 脳の発生・発達と構造 11:25~12:10 (7) 側頭葉の構造と機能
14:20~15:40 (2) 脳幹の構造と機能 13:00~14:30 (8) 頭頂葉の構造と機能
15:50~17:10 (3) 大脳辺縁系の構造と機能 14:40~16:10 (9) 前頭葉の構造と機能
17:20~18:00 (4) 視床の構造と機能 16:10~16:30 質疑応答
18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40  閉会式 

 

応用編

日時

平成24年9月29日(土)、30日(日)

場所

冬木記念ホール

定員

200名

受講費

10,000円

内容

  1. ニューロリハビリテーションを応用するための基盤となる
  • 脳内感覚情報処理機構
  • 上肢・下肢の運動を実現するための脳内機構
  • 運動・行為の学習をもたらす脳内機構およびその手続き
  • 人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの脳内機構
  • 高次機能である思考・注意・記憶の脳内機構
  • 運動イメージとミラーニューロンシステムに関する神経ネットワーク

について学ぶ。

 

プログラム

9/29(土) 9/30(日)
12:00~ 受付 9:00~10:30 (4) 運動学習の脳内機構
12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5) 情動とコミュニケーションの脳内機構
13:00~14:30 (1) 感覚情報処理機構 13:00~14:30 (6) 思考・注意・記憶の脳内機構
14:40~16:10 (2) 上肢運動制御の脳内機構 14:40~16:10 (7) 運動イメージとミラーニューロンシステム
16:20~17:50 (3) 姿勢・歩行制御の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答
18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40   閉会式

 

臨床編

日時

平成24年12月1日(土)、2日(日)

場所

冬木記念ホール

定員

200名

受講費

10,000円

内容

ニューロリハビリテーションの臨床のための根拠となる

    • 脳損傷後の可塑的変化機構
    • 高次脳機能障害の神経機構と治療介入
    • 失調症の神経機構と治療介入
    • パーキンソン病の神経機構と治療介入
    • 運動器疾患・痛みの神経機構と治療介入
    • 機能回復および学習プロセスに基づいた治療介入
    • 神経科学に基づくリハビリテーション治療の最新トピックス
    • 神経科学を用いたclinical reasoning

    について学ぶ。 

プログラム

12/1(土) 12/2(日)
12:00~ 受付 9:00~10:20 (5) 失行の神経機構
12:50~13:00 開会式 10:40~12:00 (6)痛みの神経機構
13:00~14:00 (1) 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構 13:00~14:20 (7) 神経科学に基づくリハビリテーション
14:10~15:30 (2) 失認の神経機構 14:40~16:00 (8)神経科学を用いたクリニカル・リーズニング
15:40~17:00 (3) 失調症の神経機構 16:00~16:30 質疑応答
17:10~18:30 (4)Parkinson病の神経機構構 16:30~16:40   閉会式
18:30~18:50 テーブル討議    

 

実践編

日時

平成25年2月23日(土)、24日(日)

場所

E101講義室、脳機能実験室、インキュベーションラボなど

定員

50名

受講費

20,000円

内容

ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための

    • 各種脳機能イメージング研究(PET,fMRI,NIRS,MEG,EEGなど)の概要
    • 脳機能イメージング研究の手続き
    • 脳機能イメージング研究(NIRS,EEG)の実際(実験)
    • 脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造

    について本学が所有する脳機能イメージング装置を実際に使用し、自己の体験を通して学ぶ。体験学習。

プログラム

2/23(土) 2/24(日)
12:00~ 受付 9:00~11:00 脳機能イメージング研究の実験(2)
12:50~13:00 開会式 11:00~13:00 脳機能イメージング研究の解析(1)
13:00~15:00 脳機能イメージング研究の概説 14:00~15:00 脳機能イメージング研究の解析(2)
15:00~16:00 脳機能イメージング研究の手続き 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の説明
16:00~18:30 脳機能イメージング研究の実験(1) 16:10~16:30 質疑応答
     16:30~16:40  閉会式

 ※fNIRS 島津製作所より2台追加し、合計4台で実施予定。

 

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