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理学療法学科の新着情報一覧

2015年の理学療法学科の新着情報一覧

2015.12.25

大学院生が日本運動器疼痛学会 ポスター優秀賞を受賞!~健康科学研究科

第7回日本運動器疼痛学会のポスター優秀賞に選出!   平成27年12月12・13日と名古屋国際会議場で第8回日本運動器疼痛学会が行われました。本研究室から、ニューロリハビリテーション研究センター特任助教 信迫 悟志氏、特任助教 大住 倫弘氏、D3佐藤 剛介氏、M2片山 修氏と私(D1今井 亮太)が演題発表として参加し、森岡 周教授が座長を務めました。(その様子はコチラ)   その中、第7回日本運動器疼痛学会の表彰式も行われ、私の演題「腱振動刺激による運動錯覚と特性不安が痛み閾値へ与える影響」がポスター優秀賞を受賞しました。この学会は医師を中心に看護師、理学療法士、薬剤師、研究者などの様々な方が参加しています。こういった多職種の中から理学療法士として賞を頂けたことは大変光栄であり、そして嬉しく思います。     私の研究テーマは「腱振動刺激による運動錯覚を用いたニューロリハビリテーション」であり、主に痛みへの応用を中心として修士課程の頃から研究を続けています。また、痛みの中でも急性疼痛(術後痛など)を中心に臨床研究を実施しており、少しでも痛みの慢性化を防ぐことできればと考えています。 今回の受賞と他学会も含めると4度目の受賞となりました。研究しているテーマに興味を持って頂けていることが本当に嬉しいです。しかしながら、まだまだ研究課題は山積みであり、痛みを抱える患者様へ適切に提供していけるように、課題を解決して行きたいと思います。理学療法士として、少しでもリハビリテーションの発展と、世の中に貢献できるよう臨床・研究に精進していきたいと思います。   最後に、日頃よりご指導を頂いております森岡 周教授に感謝申し上げます。また、本学の神経リハビリテーション学研究室の皆様に深くお礼を申し上げます。   健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 博士後期課程 今井亮太   【関連記事】 第20回日本ペインリハビリテーション学会で後期博士課程学生が最優秀賞に選ばれました。~健康科学研究科 第7回運動器疼痛学会学術大会に参加しました!(大学院健康科学研究科) 本学大学院生が日本理学療法学術大会で優秀賞を受賞しました!

2015.12.25

理学療法学科教員が「運動器の10年・優秀賞」を受賞しました。

運動器の10年とは「世界保健機関(WHO)の「BONE AND JOINT DECADE 2000-2010」に呼応し、世界各国と連携して、種々の原因による運動機能障害からの 開放を目指し、終生すこやかに身体を動かすことができる「生活・人生の質(QOL)」の保証される社会の実現をめざす活動」(運動器の10年ホームページより)です。日本でも2000年から「骨と関節の10年」日本委員会による活動がスタートし、2011年からは一般財団法人運動器の10年日本協会によって活動が展開されています。     今回、平成27年度「運動器の10年」世界運動・普及啓発推進事業において「全世代を対象とした足趾握力(足の指の握力)と身体機能の関係についての調査・研究と足趾握力の重要性についての地域住民への啓蒙活動」という取り組みで、本学理学療法士学科 瓜谷大輔助教が“運動器の10年・優秀賞”を受賞しました。   【平成27年度 運動器の10年・日本賞 審査結果はコチラ】 【平成27年度 運動器の10年・日本賞 審査委員による選評はコチラ】     瓜谷大輔助教の受賞のコメント我々は足趾握力に関する研究活動として、これまでに研究成果を国際学術誌や国内外の学会で報告してきました。   足趾握力計の開発とその信頼性の検討(福本, 瓜谷, 他. 畿央大学紀要. 2011.; Uritani, et al. J Phys Ther Sci. 2012.) 20代~70代の日本人男女の性別・年代別の足趾握力の標準値作成 (Uritani, et al. J Foot Ankle Res. 2014.) 足部形態および足部機能において足趾握力に関連する要因の調査(Uritani, et al. J Foot Ankle Res. 2015.) 未就学児における足趾握力と体力との関係についての調査(瓜谷、他.第50回日本理学療法学術大会.東京) 足趾握力と変形性膝関節症の関係についての調査(Uritani, et al. WCPT2015. Singapore.) 足趾握力とバランスおよび移動能力との関係についての調査(Uritani, et al. ISPRM2015. Berlin.)   また実践活動としては、奈良県広陵町や橿原市での地域住民に対する足趾握力測定と啓蒙活動、奈良県大和高田市での運動器の機能向上事業における足趾機能改善プログラムの実施、奈良県田原本町立のすべての小学校や奈良県橿原市内の幼稚園・保育園での足趾握力の測定と結果報告などを我々の研究結果も地域に還元しながら行ってきました。 昨今、足趾と健康の関係について注目が高まっていますが、我々の活動がエビデンスの構築や地域での実践活動のヒントとなれば幸いです。 最後になりましたが、これまでの取り組みに際してご協力いただきました多くの皆様方に心より御礼申し上げます。 畿央大学では今後も社会の発展に寄与するため、教育研究活動に取り組んでいきます。   【瓜谷助教 関連記事】WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞!理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!足趾の機能に関する研究論文が国際学術誌に掲載!~理学療法学科教員 奈良県立医科大学口腔外科との共同研究!~健康科学研究科・理学療法学科

2015.12.22

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.19~12月勉強会(高齢者疑似体験)

こんにちは! TASK(健康支援チーム)、健康科学部理学療法学科2回生の井本一輝です! 12月18日(金)に行われたTASK勉強会について報告します(^^) ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今月は理学療法学科主催で行いました。テーマはズバリ、高齢者疑似体験! はじめに「高齢者体験スーツ」「松葉杖」「車椅子」の班に分かれてもらい、それぞれの体験をしました。 高齢者体験スーツは各関節の動きを制限するようできており、スーツと合わせてヘッドホンで耳を聞こえにくくし、高齢者の視界を体験できるゴーグルも装着しました。 ↓これが高齢者模擬体験完全装備です!! これを着た状態で歩行や階段昇降、日常生活実習室でトイレやお風呂を使用する動作を実際にやってみてもらいました。 高齢者体験スーツを着ると肘や膝がとても曲げにくく、背中も曲がった状態で思うように動くことができませんでした。しかも耳が聞こえない、視界も悪いという状態なので介助者がいないととても怖いです。 体験してくれた皆さんもとてもしんどそうでした^^ 松葉杖や車椅子も体験しました。 あまり使う機会が少ないので、いい体験になったと思います。 今回の勉強会を通して、実際に高齢者に近い身体の体験ができました。年齢を重ねると、普段当たり前のようにしている動作ができなくなり、さらにその状態で生活をしないといけないと考えたら将来が不安になりましたし、健康な身体でいたいなと思いました。またこれらの機能低下をしっかり予防していくことが、高齢者の人口が増えていく現代にとってすごく大切なことだと感じました。これから少しは高齢者の気持ちを理解することができるのではないかなと思います^^ 最後はお決まりのTASKのT~~!! 理学療法学科2回生 井本一輝

2015.12.22

畿央大学ヘルスプロモーションセンター連携「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座説明会」が開催されました。

初の広陵町と香芝市合同の養成講座に定員を超す応募がありました!   昨年平成26年度は広陵町地域包括支援センター主催による介護予防リーダー養成講座を実施し、第1期卒業生を輩出、その後『KEEP』(Koryo Elderly Encouragement Project、広陵町の高齢者を励ますという意味)として町内の運動教室、介護施設や認知症カフェなどで活動を続けています。その第2弾として、平成28年1月から3月にかけて広陵町と香芝市の合同開催による「介護予防リーダー養成講座」を開講するにあたり、受講生募集説明会が平成27年12月18日(金)午前10時から畿央大学の会議室で開催されました。       この日集まったのは、広陵町民18名、香芝市民15名、計33名の受講希望者でした。 広陵町増田福祉課長のご挨拶のあと、畿央大学理学療法学科高取克彦准教授から昨年度の実例をもとに、本事業の概要をわかりやすく説明していただきました。超高齢化社会を迎えて、増大化する福祉医療関係費用を抑制していくためにも介護や一次予防については地域の元気な高齢者が中心になって虚弱高齢者を支え続ける仕組みの構築が必要です。今年度奈良県介護大賞を受賞した住民ボランティアグループ「KEEP」のメンバーも「地域で支え合う街づくり」、「高齢者の生きがいづくり」に結びついている現状を披露するとともに、2期生となる受講者の方々に引き継いでいってほしいと熱く呼びかけました。       【第1期生の様子】 広陵町連携「広陵町介護予防リーダー養成講座」の事前説明会が行なわれました。 広陵町連携「介護予防リーダー養成講座」を開催しました。 広陵町連携「広陵町介護予防リーダー養成講座」~初めての学外実習を実施! 「広陵町介護予防リーダー養成講座」修了式を行いました。 「広陵町介護予防リーダー養成講座」第2回フォローアップ研修を開催しました。 広陵町連携 介護予防リーダー養成講座の取り組みが「奈良介護大賞2015」に選ばれました。

2015.12.21

『サルコペニアとフレイル』 書評

日本では急速に高齢化が進んでおり、現在では4人に1人が65歳以上となっております。 これは今後もさらに進むと予想されています。 その高齢者に関する最近のトピックスが本著のタイトルにもなっている『サルコペニアとフレイル』です。     サルコペニアは筋肉量と筋力低下による身体機能の低下、フレイルは要介護状態になる前の高齢者の虚弱を言います。 本著は、総論と各論の2部構成になっており、その各論においては、さらに動脈硬化や肝疾患、慢性腎臓病、認知症などとフレイル・サルコペニアとの関連性や、それら疾患から生じる嚥下障害やオーラルフレイルを詳しく知ることが出来ます。 さらにその各論の後半部分では、フレイル・サルコペニアに関する治療に関してまとめられており、栄養介入や運動介入、介護予防などリハビリテーションに関する臨床的な内容まで含まれているため、非常に参考になります。 前半部分に関しましては、フレイル・サルコペニアを理解するための1つのテキストとして非常に役立つものと思われます。 私は本学において老年系理学療法学を担当しているため、これから講義を実施するにあたり非常に有意義な情報をいただけたことを嬉しく思っています。 また後半部分での、より臨床的な内容は、現場で活躍している看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、介護福祉士など高齢者に関わる専門職の方々に役に立つ内容かと思います。   また本著には、本学健康栄養学科の金内雅夫教授が「フレイルと生活の質」について総論を執筆されており、特定の疾患ごとのフレイルとQOL等について医学博士の観点から最新の知見を紹介されています。   最後に、特に私個人にとって、非常に興味を抱かせてくれた内容として、本著は論文や基礎研究の内容を存分に活用されていること、かつ骨格筋に関する基礎研究や分子メカニズムに関して色々とまとめてくださっているところは、今後の研究にも役立てられると思いました。 本著は、一般の方から、今後専門職をめざす方々、現在臨床で活躍されている医療者、また、高齢者研究をされている研究者と幅広い方々に読んでいただける内容かと思われます。   理学療法学科教授 今北英高

2015.12.18

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.18~11月勉強会(子どもとのかかわり方と発達)

こんにちは! TASK(健康支援チーム)、健康科学部理学療法学科2回生の原田梨紗子です! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 毎月勉強会を実施していますが、今回11月の勉強会は現代教育学科の学生主催で行いました。 テーマは 小学校・幼稚園の子どもとのかかわり方と発達 でした! はじめに、みんなでくじを引いて席替え、班決め! 小学校のときの席替えのドキドキ感を思い出せましたか? 班に分かれたあとは、ピアジェによる子どもの認知発達段階について勉強し、発達の中から、「イヤイヤ期」「命名期」「独り言期」について学びました。子どもがそれぞれの発達段階にあるときの声のかけ方なども学びました! 子どもたちの発達には周りの接し方も大きく関わるんだな、と思いました。 次にアニミズムの例題、「雲はなぜ動くのか?」「卵は塩水の中でなぜ浮くのか?」をみんなで考えてもらいました。 「旅行したいから」「仲間とくっつきたいから」「逃げ出したいから」「ダンスをしているから」など可愛い答えが出ました! 三つ山問題もみんなで考えてもらいました。 年齢による変化を学びました。 その次は、前操作期の直観的思考期における、語彙数や仲間関係の変化や心の理論について考えました。 就学時の語彙数は使える言葉の数は2500語であるのに対し、意味が理解できる言葉の数は6000~8000語もあることがわかり、びっくりしました! これはクイズ形式でみんなに答えてもらいました。 みんな手を挙げてくれてうれしかったです! 心の理論については「サリーアン課題」を用いて考えました。 心の理論はちょっと難しかったですね。 そのあとに児童期(具体的操作期)における、認知の発達、社会性の発達、身体の発達を分かりやすく説明してもらいました。 また、算数科と理科の小学校学習指導要領と、今奈良県の一部で使用されている国語の教科書をみんなで見ました。 小学校の先生ってこんな風に教えてくれてたんだ、こんなに考えてあったんだ、と驚きでした! 最後にみんなで宇陀市連携事業として現代教育学科が中心となって作成された「宇陀うきうきダンス」をみんなで踊りました! 思っていたよりも難しくてハードでしたが、楽しそうに踊ってくれて嬉しかったです! 童心にかえって踊ることができたでしょうか? うきうきダンスの活動はこちらをご覧ください! また、うきうきダンスの動画はこちらをご覧ください! みんなでわいわい踊ったあとはみんなで恒例のT~!! 今回の勉強会では、子どもと接するには童心にかえることが一番であることを学びました。 いつか子どもと接する機会があれば、この勉強会で学んだことを思い出しながら、童心にかえって子どもと一緒に楽しみたいと思います! 理学療法学科2回生 原田梨紗子

2015.12.18

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.18~ロコモ予防 in シニアキャンパス!

こんにちは!(^o^)/ TASK(学生健康支援チーム)、理学療法学科2回生の浅野です! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。 学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 12月6日(日)に、広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトキックオフイベント「畿央大学シニアキャンパス」が開催され、多くの地域の高齢者の方々が畿央大学に来校されました。私たちは、ロコモティブシンドローム予防講座、認知症カフェミニ講座やKEEPお手軽運動教室などが開催されるなか、認知症カフェのお手伝いをさせていただきました。認知症カフェについては看護医療学科のメンバーが担当してくれたので、今回はロコモティブシンドローム予防講座について報告したいと思います!^o^ みなさん、「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いたことはありますか? ロコモティブシンドロームとは筋肉、骨、軟骨などに障害が起こり、歩行や日常生活に支障がある状態のことで、「ロコモ」という略称で呼ばれています。高齢化社会を迎えた今、ロコモを予防して健康寿命を延ばす取り組みはとても注目を浴びています! 最初にロコモティブシンドロームについて理学療法学科の高取先生、松本先生からのお話があり、その後「ロコモ度テスト」を実施しました(^^) 私たちTASKは、このロコモ度テストの実施のお手伝いをさせていただきました♪ ロコモ度テストは立ち上がりテスト、2ステップテスト、そして体の状態や生活習慣についてのアンケート、の3つから成り立っています。立ち上がりテストは、座った姿勢から両脚・片脚で立ち上がれるかどうかで脚の筋力を測るテスト、2ステップテストは歩幅を測定して、脚の筋力・バランス能力・柔軟性など歩行能力を総合的に見るテストです。 参加者のみなさんにとってなかなかしんどいテストだったと思いますが、同じ動きをしてみたTASKメンバーも、「まだまだ若い私たちでも、大腿四頭筋(注:太ももの前の筋肉です)が痛い!」なんて言ってるメンバーもいて、しばらく筋肉痛に悩まされることになりました…(^^;) シニアキャンパスの最後にはKEEPの皆さんによるお手軽体操教室が開催されました! 朝起きた時に行うと良いストレッチや下半身を鍛える筋トレなどがリズムに合わせてダンス風に工夫されており、これなら楽しく続けることができそうだなと感じました! 今回のシニアキャンパスでは、ご自身の体のことに関心を持ってロコモを予防しようとしている参加者の皆さんの熱意をより感じることができました!地域の方々に健康に関心を持っていただけることは、私たちTASKにとっても本当に嬉しいことです(^^♪ 最後に、認知症カフェのレポートにもありましたが、KEEPの皆さんとの活動はとても楽しい時間でした。こういう形で地域の皆さんと関わりあう機会が今後もっと増えていけばいいなと思います(*^▽^*) 理学療法学科2回生 浅野紗也香 【関連リンク】 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトfacebookページ 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト「畿央大学シニアキャンパス」を開催しました。 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.17~シニアキャンパス(認知症カフェ)

2015.12.12

就活レポート~就職活動の現場から~No.331(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第331弾! 理学療法学科4回生 並木 克也さん 病院 内定     【その病院に決めた理由】 きっかけはキャリアセンターでの相談でした。内定した病院では総合病院であり、急性期・回復期・外来・訪問のリハビリを行うことができ、整形・中枢疾患などを様々な疾患をみることが出来ます。 病院見学をさせていただいた際にリハ室がオープンスペースであり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が同じ空間でリハビリを実施されていました。オープンスペースにすることで自分の患者さんがどのような作業療法を受けているのかを自分の目で確かめることができ、よりチームとして一人の患者さんのことを考えることができる良い職場であると考え、就職をしたいという意欲がわきました。   【就職活動を振り返って】 私が一番感じたことは病院を選ぶときに何を基準として判断するのかということです。総合病院といっても各病院に特色があり、何を自分がしたいのかを考えることが難しかったです。 そのため自分で行いたいことを考えました。多くの経験ができる病院で、急性期だけでなく訪問までみることが出来る病院を探し、病院見学をさせていただき自分のやりたいことが出来ると思い決めることが出来ました。 苦労したことは面接時に緊張せずに自分の伝えたいことをどう伝えるかということです。 何度かキャリアセンターで練習させていただくことで、落ちついて質問に対する回答を考えることができ、面接当日も落ちついて行うことが出来ました。   【就職活動でPRしたこと】 私がPRしたポイントは『元気さ』です。 小学生時代から元気には自信があり、野球を続けていたことを踏まえて、自分自身がこういう人なんだということをPRしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターの先生方には面接の練習時にとてもお世話になりました。私の受けた病院は面接と筆記試験がありましたが、9割が面接であるといわれていたため落ちついて話をする事が重要となっていました。 また、随時募集であったため早く出すことが良かったのです。しかし、緊張しやすい性格はすぐには直すことは出来ず、繰り返し練習することが必要でした。 そこでキャリアセンターの先生に1対1での模擬面接を行っていただき、入室の方法から椅子に座っているときの姿勢、目線の位置といった細かな部分まで指導をしていただきました。 細かな部分を的確に指導していただけるので自分としては改善点が見つけやすく、すぐに修正する事が出来ました。 練習を行ったかいがあって、病院を決めることが出来ました。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 長期の臨床実習を終えるとすぐに就職活動、卒業研究、国家試験の勉強が始まります。就職活動を早く終わらせることで気持ちに余裕が出ますが、病院を選択する際は自分が行きたいと思うところをしっかりと調べ妥協せず決めてほしいと思います。 面接や履歴書の添削に関してはキャリアセンターの先生に積極的に相談することで解決することが出来ると思うので一人で悩むのではなく、キャリアセンターの先生に相談することをお勧めします。 何事も最後まであきらめずに取り組むことで良い結果をつかむことができると思うので、精一杯頑張っていってください。

2015.12.08

「第1回身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」が開催されました~ニューロリハビリテーション研究センター

2015(平成27)年12月5日(土)に、第1回身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会が開催されました。   記念すべき第1回には、招待講演として、野村泰伸先生(大阪大学大学院基礎工学研究科機能創成専攻 教授)と花川隆先生(国立精神・神経医療研究センター 先進脳画像研究部 部長)にご登壇いただきました。   野村先生からは、「ヒト静止立位と歩行運動の安定性と揺らぎの定量化と数理モデルシミュレーション」と題したご講演をいただきました。 直感的には、ヒトは綱引きをするように、直立姿勢から変位すると、直立姿勢に引き戻すための制御を常に持続的に行っていると考えがちですが、実際には重力に身を任せて、常に揺らいでおり、卓球をするかのような間欠的制御を行っていることを、例を示して頂きながら、詳細な解析に基づいて、解説して頂きました。 またパーキンソン病患者さんの立位姿勢制御についても、分かりやすく説明して頂き、参加者にとっては、日ごろ臨床で目にしている現象の中身について理解する素晴らしい機会になったと思います。   花川先生からは、「歩行の神経制御機構」と題したご講演をいただきました。 先生ご自身の研究バイオグラフィーにおけるデビュー作が「歩行の神経制御機構」とのことで、少々気恥ずかしいと仰られながらも、膨大な研究成果について解説頂きました。 リハビリテーションにおける大きな関心事の一つが、歩行ですが、大脳皮質-基底核ループ、基底核-脳幹系による制御機構、パーキンソン病における歩行制御機構の病態、代償的メカニズムについて、非常に分かりやすく解説して頂きました。   両先生とも、基礎の立場におられながらも、実際の患者さんを対象にした研究を行われておられ、リハビリテーションにとって非常に有益な情報を発信し続けてくださっています。 今後は、リハビリテーション側からも、臨床研究・症例研究を発信し、双方向性に繋がり、コラボレーションしていくことが望まれています。   今回、指定演題では、日頃臨床に従事しておられ、臨床で得た疑問や問題について、研究を通じて検証する作業を実践しておられるお二人の先生にご登壇いただきました。 奥埜博之先生(摂南総合病院リハビリテーション科)からは、PSP患者さんにおける狭い間口通過時に生じるすくみ足は、前頭葉の過活動に起因するのではないかという仮説を、脳波を使用したケーススタディで検証した内容を発表して頂きました。 石垣智也先生(畿央大学大学院健康科学研究科)からは、臨床で散見されるライトタッチ効果について、その神経メカニズムに関する脳波とtDCSを使用した研究成果を発表して頂きました。 どちらのご発表も臨床に関わりが深く、有意義なディスカッションであったと思います。   ポスターセッションには、17演題の発表がありました。 自覚的身体垂直位から立位姿勢制御、歩行制御といった身体運動制御に関連の深いものから、疼痛、半側空間無視、身体性まで非常に幅広い内容となりました。 発表して頂いた皆さん、ありがとうございました。     来年も7月に第2回の身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会を開催する予定です。 今回と同様に、第1線の先生方からのご講演に加え、臨床現場からの症例報告・臨床研究報告を行い、リハビリテーションにおいて最も関心のあるヒトの身体運動制御について、それがどのように成り立っており、どのようにして回復させることが可能かについて、おおいに議論できる場にしたいと考えております。 皆さま、どうぞ奮ってご参加頂きますよう宜しくお願い申し上げます。     末筆になりますが、今回ご講演・ご発表頂いた先生方に深く感謝申し上げます。 そして、参加して頂いた皆様に厚く感謝いたします。 ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘   【畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターのページはこちら】

2015.12.07

学生有志が日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」を開催!

今回のテーマは「予防理学療法~幸せと健康を広げませんか~」 中部・近畿・中国地方の大学から約90名の学生が集まりました!!   こんにちは!理学療法学科 3回生の河村優奈(日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部)です。 先日、2015(平成27)年11月29日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について、書かせていただきます。よろしくお願いします! ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照ください。     今回の講演は、次の2名の先生をお招きいたしました。   ①京都大学大学院に所属し、理学療法士の企業進出など幅広い分野でもご活躍されている福谷直人先生には、まだ理学療法士の参入が少ない産業分野について話していただき、マーケティングの方法や難しさについて経験談も交えながら教えていただきました。   ②国立長寿医療研究センターに所属し認知症予防のためのプログラム作成をされている土井剛彦先生には、研究者になった経緯や、近年増加している認知症の原因や予防策について教えていただきました。   2人の先生のお話の中で共通していたのは、「周りの人を大切にすること」でした。『企業と連携し活動範囲を広げたり、多くの対象者に実験を行ったりすることは、一人ではできず、周りの協力してくれる人々がいて初めて実現する』ということを教えていただきました。   午前のディスカッションでは、2人の方の事例をあげて10年後の生活を想像してもらい、障がいを予防できる方法を考えました。午後のディスカッションでは、奈良県の小学生の体力低下における予防策について具体的に話し合いました。どの班も発想力豊かで活発な意見交換をすることができ、大成功でした。   また講演の他に学生発表も行いました。『人を疾患別だけでなく、男と女に分けるという視点も持ってほしいという思い』は、みなさんに伝わったでしょうか?   懇親会では、聖徳太子ゲームを行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います!   私は畿央大学の運営委員で3年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんの繋がりを持つことができました。今回の先生のお話しを聞いて、この繋がりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。   来年も畿央大学にて支部大会が開催される予定です。少し気が早いですが、後輩たちが作り上げる支部大会がすごく楽しみです!最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。   日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科3回生 河村優奈   【関連記事】 11/29(日) 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」の紹介

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