2018.05.15
総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業~障害のある児童生徒を対象としたプログラミング教育実証事業~を実施しました。
教育学部西端研究室において、総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業~障害のある児童生徒を対象としたプログラミング教育実証事業~(平成29年度)を実施しました。
本事業は、奈良県立奈良養護学校を実証校とし、フジテレビキッズ等と連携し、3つのフェーズで構成されます。
1.特別支援教育に適したプログラミング教育を行うメンターの効果的育成の実証
・eラーニング教材を開発し、場所を問わず研修が受けられる環境を整備
・プログラミング教育と特別支援教育の専門家の指導で、児童生徒の障害の特性にあった指導法を効果的に身に付ける
・事業終了後もメンターが情報交換や活動報告ができる情報交流の場(SNS)を構築
2.肢体不自由と知的障害の重複障害の児童生徒のプログラミング講座運営の実証
・重複障害の児童生徒が、体を動かす自立活動でプログラミングを学ぶ講座を開発
・プログラミング講座や成果をネットに公開し、全国に情報発信をするだけでなく、本事業の参加者全体の満足度や本事業へのロイヤリティの向上を図る
3.教育クラウド・プラットフォームやインターネットサービス等の活用
・物理的移動の難しい肢体不自由児や病弱の子どもたちやその家庭に、オンラインのプログラミング講座を提供
・特別支援教育の専門家によるメンター育成講座をオンラインで提供
取り組みの詳細は総務省ホームページで紹介されていますので、ご参照ください。本事業を通じ、障害の有無に関らず、プログラミング教育を学ぶ機会が増えていくことを期待しております。
▶総務省ホームページ「環境・身体・コミュニケーションと融合するプログラミング」
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