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 畿央大学
 健康科学部
 理学療法学科

 松尾 篤

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  脳卒中リハビリテーションは,非常に複雑かつ広範な分野が学際的に融合する応用科学分野である。脳卒中リハビリテーションに関するランダム化比較試験(RCT)は増加してきており,システマティックレビューやメタアナリシスなどの報告も多くある。同時に,エビデンスデータベースも蓄積されつつある。 なかでも,カナダのWestern Ontario大学のTeasellらのグループが作成している「Evidence-Based Review of Stroke Rehabilitation」は,その情報量と吟味された根拠の質(エビデンスレベルの高い)は国際的にも評価が高い。また,彼らのレビューの更新は,年間2回から3回の頻度で行われており,つねに最新のデータを反映していることから,本邦においても非常に有用な情報源であると思われる。
しかしながら,これらの情報は全てが英語で記述されており,日本で働く日本人セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)にとってはこれらの情報源の利用が容易でない場合が多い。これからは,臨床のセラピストが,効率的にEBMの実践を実現できる環境構築が必要かも知れない。
そこで我々は,最新で,かつ簡単にアクセスできる「Evidence-Based Review of Stroke Rehabilitation」(根拠に基づく脳卒中リハビリテーションのレビュー)の日本語訳を作成し,より臨床還元しやすい情報源を提供していくことを考えている。