健康科学専攻(博士後期課程)【健康科学研究科】
カリキュラム・シラバス
カリキュラムの考え方
大学院博士後期課程においては、1)創造性豊かな優れた研究者及び高度な教育能力と研究能力をもって後進の指導に当たる教育者の養成と、2)最新の知識・技術に基づいた問題解決型の高度な研究能力を持った専門的業務従事者の養成という2つの目標を掲げています。
そのために、健康科学研究科の修士課程では生命医科学、リハビリテーション学、看護学、健康栄養学、人間環境学、ライフテクノロジー(生活支援技術)学の6つの分野から健康を追究します。また、博士後期課程においてはその6分野を一度合体させ、人間の健康維持・増進に必要な生体機能を研究する「健康生命科学分野」、人間の健康維持・増進を最も効果的に支援できる方法を研究する「健康支援科学分野」と生活の質向上のための使い勝手の良い技術を研究する「ライフテクノロジー(生活支援技術)学分野」をおき、健康に関する最先端から応用までの幅広い研究を行います。
人間の健康維持・増進に必要な生体機能を研究する「健康生命科学分野」では、人体の構造や機能が、摂取する食物などの栄養素や、日常生活に伴う運動・行動および生活環境によってどのように影響を受けるかを研究対象とし、基礎医学的な方法により研究を行います。人間の健康維持・増進を最も効果 的に支援出来る方法を研究対象とする「健康支援科学分野」においては、新しい理学療法や、食、住環境の今後のあり方を求めて研究を行います。また「ライフテクノロジー(生活支援技術)学分野」においては、生活の質的向上のための次世代型生活支援技術の研究としてロボット、生体工学、AI応用等を包含した分野で主体的に健康を維持・促進し、生活するための技術の研究開発を進める人材の育成をめざします。
本課程の学生はこれらの研究分野において新しい学問的な発見、応用分野における新技術の開発をめざし、健康科学の世界をリードする人材になることが期待されています。
開設科目と授業担当者
科目区分 | 授業科目の名称 | 単位 | 概要 | |
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共通科目 | 先端ヘルスサイエンスセミナー | 1 | 内外の最先端の健康科学に関連する学際的な研究手法を学ぶ。 本学大学院の特に優れた研究業績を挙げている専任教員から、それぞれの領域における詳細な研究手法をオムニバス形式で学び、積極的な討論を経て、博士論文作成に必要な知を涵養する。 |
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インタープロフェッショナル ワーク論 |
1 | リハビリテーション専門職(理学療法士など)、看護職、栄養士、建築士をはじめとして、医療・保健学、福祉・工学、環境学など異なる教育的背景をもつ学生が、ヘルスプロモーションという共通の目標に向かって課題を探求し相互に学ぶプロセスをとおして、専門職間の連携と協働の意義や方法論を習得する。 | ||
卒業要件 共通科目2科目必修2単位 | ||||
科目区分 | 授業科目の名称 | 単位 | 担当教員 | |
専門科目 | 健康生命科学分野 | 生体機能科学特講 | 2 |
植田政嗣 永澤健 前原佳代子 山本隆 乾富士男 |
生体機能科学特講演習 | 2 | |||
健康支援科学分野 | 健康リハビリテーション科学特講 | 2 |
森岡周 今北英高 庄本康治 田平一行 峯松亮 高取克彦 松尾篤 岡田洋平 瓜谷大輔 大住倫弘 信迫悟志 冷水誠 前岡浩 |
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健康リハビリテーション 科学特講演習 |
2 | |||
健康生活環境科学特講 | 2 |
東実千代 栢野新市 |
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健康生活環境科学特講演習 | 2 | |||
ライフテクノロジー学分野 | 次世代型生活支援技術学特論 | 2 | 冬木 正紀 | |
次世代型生活支援技術学特論演習 | 2 | |||
卒業要件 特講2単位+特講演習2単位 | ||||
分野共通 | 特別研究 | 6 | 上記の教員 | |
卒業要件 特別研究の論文審査で6単位 |
シラバス
2020年度シラバスにリンクします。
研究指導のモデル・スケジュール(3分野共通)
学位
博士(健康科学) Doctor of Philosophy in Health Science