畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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看護医療学科

2019年11月29日(金)

2019年11月22日(金)、「第13回基礎看護技術自己学修会」を行い、2回生8名が参加しました。

 

第13回 基礎看護技術自己学修会1-1

 

学生は、清拭や寝衣交換等、自己学修したい技術を積極的に計画していました。しかしながら、準備段階のベッドメイキングで「手順をすっかり忘れてしまっている」という事実に直面し、急遽「ベッドメイキング」と「バイタルサイン測定」を中心に自己学修を行いました。

 

参加した学生からは以下のような感想がありました。

 

【参加した2回生の感想】

バイタルサイン測定もベッドメイキングも、基礎看護学実習で実施した以来で、あいまいになっているところがあって、実習にこのまま行っていたら…。2つの内容に時間をかけてしっかり復習したので目的の演習まで進めないほどでした。習得したはずの技術をもう一度確認できる機会があって、すごくよかったです。先生方、ありがとうございました。

勝田真都

 

半年前までは、当たり前の様に実施できていた技術も、期間が少し空くだけで「まず何からどうするんだったっけ?」と手も足も出ませんでした。先生方に一つ一つ指導して頂かないと出来ず、少し実施しないとこんなに忘れてしまうんだと焦りを感じました。習得した技術を確実に実施できるよう、来年の実習に向けもっと練習しようと思います。  

濵岡咲良

 

第13回 基礎看護技術自己学修会2-1

 

今回、清拭の復習をしようと思い、基礎看護技術自己学修会に参加しましたが、清拭をする前段階のベッドメイキングもままなりませんでした。そのため予定を変更しベットメイキングの練習とバイタルサイン測定の練習をしました。このまま基礎看護技術を復習せずに実習に行くのは大変怖いことだと気づいたので参加して良かったです。次回も参加しようと思いました。  

山中もも

 

基礎的な技術も忘れてしまっていたので、学修会に参加して自分がどこを忘れているのか確認することができました。また、たくさんの先生方の指導があったため、正確に学修することができました。

李美優

 

1年生の時に毎週頑張って身につけた知識や技術を忘れていたのが悔しく、情けなかったです。既に学んだことを来年の実習の際に発揮することができずに、基礎の部分から復習することは絶対に大変だなと感じました。基礎看護学で教えてくださった先生が付き添い教えてくださったので、意味のある自己学修の時間でした。残り1回となった自己学修会の時間もぜひ参加したいと感じたと同時に、一年経つと忘れてしまっていたことから、実習前にも復習の機会を持ちたいと思います。  

渡邉綾音

 

第13回 基礎看護技術自己学修会3-1

 

2回生後期は、講義が中心の授業となるため、看護技術を実施する機会が少なくなります。1回生後期の基礎看護学実習の時点では実施できていた看護技術も、実施する機会がなければ徐々に忘れてしまうため、定期的に復習の機会を設けることが必要であると考えます。

 

3回生後期の各看護学実習で患者さんにより良い看護を提供するためには、まず、基礎看護技術を確実にできることが必要です。学生が主体的に自己学修に取り組むことができるように、今後もサポートしていきたいと思います。

 

看護医療学科 基礎看護学領域教員

林有学・須藤聖子・小林智子・中西恵理

 

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2019年11月22日(金)

2019年11月15日(金)、ハンセン病家族補償法が可決されました。また同日、ハンセン病をめぐる差別の解消に向けた啓発を行うため、名誉回復の対象に「家族」を加える「改正ハンセン病問題基本法」も成立しました。(2019年11月22日公布・施行)

 

畿央大学健康科学部看護医療学科では、2015年度より保健師対象科目「健康学特論」において、受講者を岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園(2015年度のみ長島愛生園及び邑久光明園の2園)に直接赴き、納骨堂に献花し、往時に使用されていた収容施設や監房等も見学、そして、現在も入所されている回復者(ハンセン病はすでに治っていますが、社会との断絶により療養所に残らざるを得なかった人々)の話に耳を傾けて参りました。

 

今年度後期は、2回生に向けた開講の2年度目でした。本年6月の熊本地裁判決以降、めまぐるしい変化が起きており、本科目の開講中にも先述のとおり家族補償法等が可決され、学生にとっても社会の「今」を学ぶ機会となりました。そのような中、11月19日(火)に受講生たち24名とともに、長島愛生園を訪問しました。

 

到着後、私たちは歴史館の見学を行いました。11月初旬に本学にてご講演いただいた田村朋久学芸員が直接、歴史館(もともとは事務本館だったもの)の館内で、解説をしてくださいました。

 

▼歴史館

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科1-1

 

▼田村朋久学芸員による解説の様子

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科2-1

 

学生たちは、展示物を非常に熱心に見入っていました。その後、園内の見学に移りました。

 

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科3-1

 

収容桟橋(写真左)、回春寮(収容されてすぐに入る施設)と続きました。写真右は回春寮内で当時使われた消毒風呂(クレゾール)です。

 

 ▼左側写真:収容桟橋 右側写真:消毒風呂

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科4-1

 

左写真は病室で、監房跡(写真右)です。監房跡は、現在、外壁のみが残されています。

 

▼左側写真:病室 右側写真:監房跡

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科5-1

 

その後、亡くなっても「社会復帰」が叶わなかった方々が眠る納骨堂と、1996年まで続いた優生保護法(優生保護法施行以前も行われていましたが)による強制堕胎の胎児を祀る水子地蔵の前でそれぞれ花を捧げ、手を合わせました。

 

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科6-1

 

午後は、入所者であり回復者である石田雅男さんのお話を伺いました。私もですが、学生たちも石田さんのお話には深い感銘を受けました。石田さんとはご講演の最後に記念写真を撮らせていただきました。

 

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科7-1

 

長島愛生園の訪問は大学院生時代、金泰九(キム・テグ)さんのお住まいにお伺いしたことから始まります。石田さんのお話を伺いながら、今は亡き金さんを思い出しました。

石田さんのお話を伺った後、病棟等を見学し、愛生園看護部のスタッフのみなさまが主導され、グループワークを行いました。学生たちは、はじめは少し硬かったものの、スタッフのみなさまのサポートの下、すぐに打ち解け、充実した時間を過ごすことができました。

 

国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体験~看護医療学科8-1

 

ここで、学生たちの感想を一部だけ紹介したいと思います。

 

【学生の感想】 

「実際に療養所に行く前に、授業でハンセン病について、療養所について学び、発表をしたので、歴史館や園内見学などでさらに知識が深まったと思います。また、新聞記事やビデオだけでは感じることのできない療養所の雰囲気をリアルに体験することができ、とてもよかったと思います。」

 

「(中略)行ってみてわかったことは、とても明るくて優しい人と場所であり、語り部もおっしゃっていましたが、ハンセン病を通して、人の優しさとぬくもりを知ることができた良い経験となりました。」 

 

「もしこの科目を受講していなければ、ハンセン病に関する問題を知ることはなかったし、療養所を見学する機会もなかったと思います。模型を使った説明や展示物を見ることで、より当時から続く差別や迫害の恐ろしさを感じることができました。また、実際にそれを乗り越えた方の話を直接聞くということは、いつまでできることかわからないし、それを聞かせていただけたのは大変貴重であり、誇らしいことだと思いました。」

 

「事前学習でハンセン病のことを調べていて、ハンセン病のことを理解した気になっていた自分がいたが、実際に療養所に行って、歴史館見学をし、語り部さんのお話を聞いたとき、理解した気になっていた自分が恥ずかしくなった。実際に直接話を聞くことができ、本当に貴重な体験ができた。」

 

 

「百聞は一見に如かず」。毎回、長島愛生園を訪問して思うことです。

受講生たちは本科目の主たる内容である「医療問題と人権」の一端を深く学び、胸に刻むことができたと思います。「偏見を持たないこと、持たないためには自分が知り学ぶことが大切」と学生たちも話していました。今後も、ハンセン病のみならず、まだ社会に残る差別の解消に向けた取り組みにかかわり、人道・人権尊重を主体とした医療従事者養成に寄与していきたいと考えております。

 

最後に、長島愛生園 歴史館、自治会、看護部のみなさま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

看護医療学科 准教授 文鐘聲

 

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2019年11月19日(火)

こんにちは。健康支援学生チームTASK、看護医療学科2回生の中岡茉優です。

令和元年10月29日(火)に、「アナフィラキシーショックの対処方法」をテーマに勉強会を行いました。

 

TASKThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。

 

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.76~10月の勉強会1-1-side

 

アナフィラキシーショックとは特定のアレルゲンの侵入により、呼吸困難などを伴うショック症状などを呈する病態です。アナフィラキシーショックの症状軽減には、エピペンを用います。エピペンは教育の現場でも用いられることがあります。その効能だけでなく、使用方法についても勉強しました。

今回の勉強会で、医療や教育の現場だけでなく日常生活において身近な人の生命の救助に活かせる学びを得ました。

 

▼勉強会を終えた後にみんなでTASKのT!

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.76~10月の勉強会3-2

 

看護医療学科2回生 中岡茉優

 

 TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2019年11月5日(火)

2019年10月25日(金)、看護医療学科2回生と4回生を対象とした「第12回 基礎看護技術自己学修会」を行い、9名の学生が参加しました。

 

第12回 基礎看護技術自己学修会1-1

 

当日は、経鼻経管栄養法に関する技術や、バイタルサイン測定・点滴静脈内注射実施中の対象者の寝衣交換等、学生が各自で計画をしてきた内容を学修しました。より充実した学修会をめざすため、今回から2回生と4回生を対象として参加を募りましたが、先輩・後輩の垣根を越えてお互いに意見交換をし、和気あいあいとした雰囲気の学修会となりました。

 

参加した学生からは以下のような感想がありました。

 

【参加した2生の感想】

少人数での実施のため、全員で考えることができてよかったです。実際に実習に行った4回生の先輩達の手技も見られて勉強になりました。次回の学修会も楽しみです。 

平井遥

 

部分的に覚えていた技術を今回の学習会を通して、根拠や流れなども復習できてよかったです。実習直前にも復習しようと思いました。 

村中 彩夏

 

今回の学修会で、経鼻経管栄養や血圧測定をしましたが、血圧測定は去年の演習や実習でたくさん練習、実践したけれど少し手順を忘れてしまっていた所もあり、繰り返しの復習が技術を定着させることにつながると感じたため、この学修会がとても良い復習の機会になりました。また、経鼻経管栄養は計算の仕方や実施方法を少人数で確認でき、先輩方の根拠をもった実施を見たことで、自身の学ぶ姿勢の向上にもなりました。

森永菜緒

 

人数が少なく寂しく感じましたが、友人と意見を出し合いながら技術の確認ができたのでより技術が身についたと感じられました。また、先生方が数名来てくださったので気兼ねなく不明点について聞くことができました。授業内で聞けなかったことを気軽に聞けたので、この学修会に参加してよかったと思いました。 

渡部菜友

 

第12回 基礎看護技術自己学修会2-1

 

【参加した4生の感想】

改めて、経管栄養を実践・体験することで、復習になり、国家試験対策にもなりました。また来年実際に、臨床で実践する上での役に立つ技術やコツを先生方から教えていただけて、とても勉強になりました。

髙橋沙恵

 

知識として理解できていたことでも、改めて実施することで、意味や根拠を確認することができました。また、看護師として働く上でのコツまで教えていただき、春から働くことを実感し、モチベーションが向上したと感じました。

田中千尋

 第12回 基礎看護技術自己学修会3-1

 

4回生は来春、医療職としてのスタートが近づいています。臨床では、対象者の健康状態に合わせて、様々な援助を安全・安楽に実施することが求められます。また、基礎看護技術に関する知識は看護師国家試験でも出題されています。技術を実施することで、知識と根拠を定着させることにつながると考えます。

 

また、2回生後期は講義が中心の授業となるため、看護技術を実施する機会が少なくなります。1回生後期の基礎看護学実習の時点では実施できていた看護技術も、実施する機会がなければ徐々に忘れてしまうため、定期的に復習の機会を設けることが必要であると考えます。

 

学年によって課題は異なりますが、「対象者により良い看護を提供する」という大きな目標は共通しているのではないかと考えます。一人ひとりの学生が、自分の目標に向かって主体的に学修にとりくむことができるよう、今後もサポートしていきたいと思います。

 

看護医療学科 教員(基礎看護学領域)

林有学・須藤聖子・小林智子・中西恵理

 

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2019年10月30日(水)

2019年10月19日(土)畿央祭初日に、畿央祭・ウェルカムキャンパスの看護医療学科・看護実践研究センター共催企画として、がんカフェ「きらめき」を開催しました。

 

3回目の今年は、がんになっても働くことについて知ろう・語ろう ―治療と仕事の両立支援―」をテーマにして、「両立支援コーディネーター」として、第一線で活躍されている開業保健師の藤吉奈央子さんを講師にお招きしました。

 

▼ご講演頂いた開業保健師の藤吉奈央子さん

がんカフェ「きらめき」1-1

 

日本では、2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで亡くなっており、もはや他人事ではない病気です。

がんの治療は手術による入院期間が減ってきており、通院による化学療法や放射線療法を継続していく必要があります。医療の進化に伴い、働きながら治療を継続することも可能な時代となっています。

 

IMG_4576

 

藤吉保健師からは、ご本人からの相談内容から、「がん=仕事を辞める」という選択を早まることは、経済的な損失だけでなく、やりがいや生きがいを喪失し、その後のQOLに影響することから、会社だけでなく社会全体で意識を変えていく必要性や治療をしながら仕事を続ける上での会社での受け入れ方について説得力ある内容でお話していただきました。参加された方々は「両立支援コーディネーター」の存在や活動を知らなかった方がほとんどで、真剣にメモを取られ、終了後も熱心に質問されていました。

 

また、地域の皆様・保護者の皆様を中心として、また本学の卒業生を含め40名近くの来場者があり、リピーター来場も増えてきました。

 

がんカフェ「きらめき」3-1-side

 

IMG_4581-horz

 

そして、今年も学生によるアロマハンドマッサージが大好評でした! 担当した学生からは、以下の感想が寄せられました。

 

がんカフェ「きらめき」5-1

 

【学生の感想】

今回がんカフェに参加された方や学生にアロママッサージをさせていただきました。マッサージを受けられた方全員が、「気持ちよかったです。」と言ってくださり、こちらも参加させていただいてよかったなと思いました。マッサージ中はお話もさせていただき、短い時間ではありましたが参加者の方々には満足感を得てもらえたのではないかなと思います。

4回生 足立将希

 

練習のときに緩和ケア病棟でも導入されているリラックス効果を目的としたマッサージだと教えてもらいました。マッサージを行った来場者の方も「ポカポカした」「気持ちよかった。いい香りですね。」と話しながら表情も徐々に穏やかになっていく様子が伝わりました。看護師として、これから臨床に出た際にも、この経験を生かしていきたいと思います。

4回生 畑中陽太郎

 

自分自身や身内が “がん” と宣告された時、今までの生活とがんと宣告されてからの生活との変化について「相談できる場所と力になってくれる人がいる」と知っておくことは、がんになっても、なった後でも「一人ではない」という安心感に繋がるということを学びました。またアロママッサージを通して多くの方に感謝の言葉と笑顔を頂いたことで、人を癒し、癒されることの素晴らしさを実感しました。

2回生 濱岡咲良

 

初めてアロママッサージを行って、一般の方や先輩方と交流することができ、良い経験になりました。

2回生 徳田真奈

 

今後も当事者の方と住民の方との交流の場となるよう継続して開催していきたいと考えます。

                                           

看護医療学科教授 松本泉美

看護医療学科助教 中西恵理

 

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