畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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人間環境デザイン学科

2018年7月31日(火)

人間環境デザイン学科3回生の外尾華奈子です。

平成30年7月3日(火)、ランドスケープデザイナーの二見恵美子さんのご厚意で、普段は入ることができない大阪の綿業会館の見学に行ってきました。またその周辺で見学会を開いていただき、建築・まちづくりコースの3・4回生13名と教員2名が参加してきました。綿業会館では、花崎専務理事に建物の案内をしていただきました。

 

綿業会館とは?

昭和6年に竣工された建物で、昭和37年に新館が併設され、その際に壁を取払い新館と本館が1つにされた建物です。戦前の日本の近代美術建築の傑作と言われ、国の重要文化財に指定されています。

 

<建物内の見学>

それぞれの部屋・空間に様々な国や様式のテーマが決められていて、部屋の天井や細部までも美しい装飾が施されていました。

当時からそのままの姿を残す部分が多く、特に1枚で作られたとても大きなカーペットは、柄・素材の美しさが86年も経っているとは思えなくて、踏んでしまうのがもったいないほどでした。また、この建物が戦争で残ったのは、各部屋の窓に鋼鉄ワイヤーを使用していたからで、戦後の写真を見ると周りは焼け野原でした。ぽつんと建つ綿業会館の姿に当時の空襲の恐ろしさとこの建物の作りの丈夫さを感じました。

部屋を移るごとに華やかで優雅な空間、シックにまとめられた空間、他よりシンプルで明るい雰囲気の空間と様式が変わっていくのがよく分かり、教科書で見るだけとはかなり違い目の前に感じられてとても貴重な体験となりました。

また、花崎専務理事のご厚意で、特別に談話室の階段を上ったり当時皇室や政治界のトップのような方しか入れなかった特別室の椅子に座らせていただいたりしました。

特別室にはそのような方々の署名も残っており、その椅子に自分たちが座っていると思うとわくわくし、より身近に歴史を感じることができました。

 

綿業会館・周辺町並み見学1-1-side

 

 

<町並みの見学>

1時間15分ほどの案内の後、次は二見さんに周辺町並み(船場)の案内をしていただきました。船場はいたる所に歴史を感じる洋館やぽつんと和風の屋敷が建っていたりして他の大阪の地域とはまた違う景観を楽しむことができました。

二見さんはこの地区を改修する時にデザインをされたそうで、元々の色がまちまちで見た目に統一感がなかったという建物を、今は濃緑と淡い灰色で統一されました。

また、廊下は花壇を囲んでいて、入り口を入ると、すぐ先には緑があり、上から日光が差し込んでいてとても心地のいい空間でした。

ここの町並みの特徴は、電柱がないことです。全て地中に埋められていて広い歩道にあるのは緑とガス灯だけでした。車道はあまり広くなく、車はスピードが出づらいので歩行者の居心地がよくなるための工夫だと思います。

道と建物を調和させて1つの美しい景観をつくっていることが伺えました!

 

綿業会館・周辺町並み見学3-1-side

 

今回教えていただいたことや、感じたことをこれからの課題で活かしていきたいと思います。二見さん、花崎専務理事、関係者の方々、このような貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 

綿業会館・周辺町並み見学5-1

 

人間環境デザイン学科3回生 外尾華奈子

 

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2018年7月30日(月)

堺市の社会奉仕団体・堺おおいずみロータリークラブが「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を後押しするため、周辺に立てる「のぼり」のデザインを募集していました。全117点の応募作品の中から、このたび大阪市在住の木村幸代さんの作品が最優秀作品に選ばれました。おめでとうございます。

そして、私事ですが、私の作品が次点にあたる「国際ロータリー2640地区賞」に選ばれました。

 

▼表彰を受ける加藤先生

2018世界遺産のぼりデザイン1-1

▲優秀作品賞の木村幸代さん

 

平成30年7月18日(水)堺商工会議所にて表彰式が行われ、最優秀賞を始め9人に各賞が贈られました。

百舌鳥・古市古墳群は世界遺産登録への国際推薦が決まり、9月にもユネスコの諮問機関イコモスの現地視察がある予定です。

 

▼加藤先生の作品と表彰状

2018世界遺産のぼりデザイン2-1

 

畿央大学がある馬見丘陵地区には古墳群が広がり、東へ行けば卑弥呼の墓ではないかと噂されている箸墓古墳があり、西へ行けば仁徳天皇陵を含めた百舌鳥・古市古墳群があり、東西一直線の古墳の道が見えてきます。古墳で地域は繋がっていると言えます。

百舌鳥・古市古墳群がめでたく世界遺産登録されることを心より祈っております。

 

●この記事は、朝日新聞でも取り上げられています。

 

人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜

 

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2018年7月13日(金)

こんにちは! 健康支援学生チームTASKの人間環境デザイン学科3回生藤原朋香です。2018年7月10日(火)に「人間工学から考える椅子」テーマでTASK勉強会を開催しました。

 

TASKThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。

 

まずはじめに、座りやすく疲れにくい椅子ってどんなのだろう?ということを、みんなで考えて発表してもらいました。

 

▼真剣に考えています

TASK7月勉強会1-1

 

椅子に座っているときに人体が受けている負担と、その負担を軽減するためにはどうすればよいか、また椅子のプロトタイプ(食事、作業などの目的に応じた基本形)について紹介し、背もたれの高さや大きさの変化によってどのように作業性や休息性が変化するか、などを学んでもらいました。

 

最後に、機能性の話だけでは面白くない!ということで、学校のエントランスホールに置かれている有名デザイナーの椅子をいくつか借りて、実際に座ってみました。学んだことから考えたことや、面白い座り心地の感想などが口々に出てきて、和気あいあいとしながら勉強会を終了しました。

 

▼見た目のインパクトに最初はびっくり

TASK7月勉強会2-1

 

▼椅子に座ってTポーズ(*^^)t

TASK7月勉強会3-1

 

人間環境デザイン学科3回生 藤原朋香

 

 

●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2018年7月11日(水)

平成30年6月5日(火)と12日(火)に『建築学概論』授業内で、人間環境デザイン学科1回生と「広陵町大垣内」「馬見南」の街並み見学に行きました。

この見学会では、「建築とまち」「領域性」「家の周りの環境」に関心を持ち、旧集落と新しい住宅地の空間構成を認識・比較することを目的としており、屋外空間のスケッチや観察記録を行いました。

先日、これらのスケッチや観察記録などを授業内で発表してもらいました。今回は、その一部を紹介します。

 

外構の移り変わり

大垣内の方は、目線の高さまでブロック塀や石垣が積まれており、外からの目線が遮られ、プライベートな空間が敷地内に確保されています。馬見南の方は、塀にスリットが入っており、植木で視線を遮るような外構になっているものが多く、それぞれの家の個性・デザイン性に富んだ住宅が多くありました。

遮蔽的な空間よりもデザインを重要視するようになり、外構に求められるものが変わってきた事がわかりました。

 

建築概論第2弾1-1

 

窓に注目

大垣内の方は、窓から厳格なイメージが伝わってきて、道路に向かって開かれる窓はあまり見られませんでした。一方、馬見南の住宅には、道路に向かって小窓がいくつもあり、明るく開放的なイメージが伝わってきました。

 

建築概論第2弾2-1

 

前道路の様子

大垣内の方は、車が1台通れるくらいの狭い道路で、前方を見通せないクネクネとした道路になっていました。マンホールの数が多く、道脇に置かれている「邪魔石」が特徴的でした。昔は車を利用していなかった為、このような道路になったことがわかりました。馬見南の方は、道幅が広く直線道路でした。敷地内に必ず駐車場があり、植物の種類が多く、色が豊かでした。車道路の他に、歩行者専用の小道も設けられていました。

 

建築概論第2弾3-1

 

敷地の使われ方について

大垣内の方は、1つの敷地に何棟もの建物(蔵・母屋・離れ)が建てられており、

馬見南の方は、敷地内には1棟の住宅しか建てられていないことに気が付きました。

 

建築概論第2弾4-1

 

「窓」の外見・役割

大垣内の方には、「面格子」がついています。これは、防犯のために使われ、比較的小さな窓に設置されています。壁には、腐らないように焼かれた杉板が貼ってありました。デザイン性よりも機能性を重視していることがわかりました。

馬見南の方はいろいろな形の窓があり、それぞれの家のデザインに合った窓が設置されていました。

 

建築概論第2弾5-1

 

⑥  塀やフェンスの高さに着目

大垣内の方は、ブロック塀が積まれ、松の木など密度の高い植物が植えられています。外から覗かれることはなく、塀の内側を敷地内(住民)から観賞するような意匠です。

馬見南の方は、木製の格子が設置され、密度の低い植物が植えられています。周囲の住民も植物などを観賞することができ、共有して楽しむことができる意匠になっています。

また、防犯システムの向上により、塀を重要視する必要もなく、デザイン性に重点をおけるようになったのだと考えました。

 

建築概論第2弾6-1-down

 

表札の違い

小さな表札にも時代の変化が見られます。

表記、位置、素材、形、字体などを比べてみました。

 

建築概論第2弾8-1

 

以上7点です。

すべての作品をお見せすることができず残念ですが、全員がそれぞれ違った視点でしっかりと記録することができました。後期からは、『建築まちづくり演習』が始まり、奈良県内の古い集落を見学に行きます。

どんな発見をすることができるのか、今からとても楽しみです。

 

人間環境デザイン学科助手 中井千織

 

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2018年6月28日(木)

人間環境デザイン学科清水研究室4回の山本幸四郎です。

清水ゼミでは、大学生と広陵町立広陵北小学校の児童が一緒に地域のことを調べる「はしお調べ」を行っています。平成30年6月14日(木)・22日(金)は、ついに「まち」へ出て、実際に「はしお調べ」をしてきました。

 

はしお調べ~人間環境デザイン学科1-1

 

シニアの皆様に「商店街」「箸尾城址」「行事」「箸尾駅」などの歴史や文化のお話を聞きながら実際に箸尾という「まち」を目にしてきました。

商店街は約700メートルもあり、今でこそシャッター街となっていますが昔は呉服屋さんの激戦区だったそうです。

小学生の皆も初めて知る自分の「まち」にとても関心を持ってくれました。

 

はしお調べ~人間環境デザイン学科2-1

 

そして、いよいよ今まで調べてきた「はしお」をボードに作成します。

各班に分かれて、皆で調べた「まち」について、今と昔の比較や特徴、感想をもとに良い作品ができそうです!小学生がとっていたメモを見させてもらうと皆が「はしお」についてどう感じているのかがよくわかります。みんなの努力を無駄にしないように、僕たち大学生も全力で頑張ります!

 

人間環境デザイン学科4回生 山本幸四郎

 

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