畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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イベントレポート

2020年12月18日(金)

2020年12月12日(土) 13:30から開催された奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナーに参加しました。セミナー当日は清水寺のお坊様 大西英玄様(現住職のお孫さん)の講演があり、コロナ禍で、家族が認知症や終末期であって面会も付き添うことが出来ない状況下での死生観について、宗教家の視点で熱く語っていただきました。

今回はその内容について学生の視点でレポートします。

 

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まず、講演の第1部では、「生きる」とはどういうことなのか、「死ぬ」ということはどういうことなのかについての説明がありました。日頃、あまり日常的に考えることのないテーマでしたので、自分自身とても考えさせられました。主に死生観に関する話でしたが、その内容は幅広く、認知症ケアや終末期ケアに関する内容も例示して説明されていました。大西様の説明では「生きるとは苦しみと苦難とともにある」のだから、ただ楽しいことだけでなく辛く苦しいこともあるのだと説かれていました。本当に苦しいときはごまかしが効かないのだということ、苦悩や苦しみも含めて純粋に対峙しすべてを大切にすることが必要だと思いました。

 

また、生老病死などの厳しい現実、困難の中、人のために懸命に何かに尽くす過程において、自分が何者か、自分の使命に気づくと話をされていました。この苦しみは本当の喜びを形に変えたものであり、この苦しみはあなたの努力の糧になり、いつか必ず役に立つものであるとも話されていました。 

仏教用語。避けることのできないこの世での人間の4種の苦悩。生まれること、老いること、病気をすること、死ぬこと。四苦。

 

「次にする」ことや、「また今度」は、誰にも保障されていないということ、このことは「終末期ケア」の原点であり、特に高齢者の場合は「この人には次はないのかもしれないと思い、今すべきことを後回しにせずその時(今)する」ことだと思います。認知症の人は、今この時の記憶はありますが、数分後には忘れてしまうこともあります。終末期の患者さんは、明日は命が続いているかわからないこともあると思います。今を大切にする(生きる)、このことはどの世代の人もあてはまることだと思いました。

 

第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー2-1

▲オンラインセミナーの様子(講演者:大西英玄様)

 

そして、「死ぬということはさまざまな苦しみを経て純粋に立ち戻る」ということ。そしてこの苦しみや苦悩は「死んでいくための予行演習なのだ」と話されていました。苦難の中、共に生きることが共に死ぬことにつながり、人との出会いは、縁によるもので、その縁の中で一人一人が懸命に生き続けることで、自らの果たすべき責任を果たしていくことだと話されていました。そのご縁、人との出会いのくり返しが死生の循環でもあり、この出会いは一生に一度の出会いでもあり、互いに誠意を尽くすことが重要だと述べられ、それは医療職、介護職の患者さんへの一回一回のケアへの考え方にもつながることだと思いました。

 

宗教家としてのスピリチュアルな視点で哲学的に講演していただいたので、私にとってはあまり日常的に考えることがない難しい内容でもありましたが、非常に心に染み入るお話しで心が洗われた気持ちになりました。多くの人は自分だけが苦しんでいる、不幸だと思いがちですが、人は死に向かって死ぬための予行演習としてその苦しみを体験しているのだと学びました。結局、「生きることは、死に向かって苦しみを体験している」「死ぬことは、生きているということを実感している」ことで生老病死ということなのだと思いました。

 

そして、世の中の嫌なことや苦手なことは、自分が(原因を)作っているため、今を生きるためには、①苦しくても嫌われても相手に伝え続ける(自分から変わる)、②悟りというのは、本当に大切なことを失ってから初めて気づくことを「失う前に気づくこと」だと教えていただきました。これらのことは、自分の死生観、看護観にも通じることであり、看護をするうえでも大切な看護の哲学的視点であるため、今後も自分の死生観を培っていく必要があると思います。また、今のコロナ禍の状況を苦しみととらえるのではなく、自分の責任を果たしていくための過程ととらえて生きていきたいと思いました。

 

第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー3-1

▲オンラインセミナー受講の様子(掲載に関して許諾を得ています)

 

第2部では、Zoomのトークルームでグループワークを行いました。今回参加した方々を4人ごとのグループに分け、コロナ禍での困っていることを発言し、話し合いました。奈良県内だけでなく、広島、大阪や東京から、認知症ケア専門士、急性期看護師、認知症患者のご家族、精神福祉士、グループホームのケアマネージャーなどの参加があり、さまざまな立場の悩みを共有し、理解し合う、現場の声を伺った貴重な体験でした。この場で共有していただいた課題解決(苦悩)も生きていることそのものであり、またそれぞれの立場で責任を果たそうとしているのだと思いました。このように患者さんを中心に様々な職種の人が思うように悩みを打ち明ける会議も、解決策を練る上で大切だと思いました。

 

今回のオンラインセミナーは座学の授業や演習ではなかなか学習することのできない内容ばかりでとても新鮮でした。コロナ禍だからこそ、今時間のあるうちに役に立つ知識や知見を情報収集していき、これらの学びを今後の学習にも活用していきたいと思います。

 

看護医療学科2回生 白川桃子

 

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2020年12月14日(月)

こんにちは!畿友会です!最近とっても寒くなってきましたね…。

今年はコロナウイルスの影響で様々なイベントの中止などがあり、たくさんの楽しみがなくなってしまった人も多いと思います。安全な世の中になってほしいと願い、自分も、周りも安全に過ごせるように、感染予防をしっかりしてみんなで乗り越えていきましょう。

 

今年ももう少しで終わりが近づいてきました。冬はイルミネーションが綺麗な季節です!お気づきの方も多くいらっしゃると思いますが、毎年恒例!畿央大学の正門などでイルミネーションの点灯が始まりました!また、エントランスでクリスマスツリーを飾りました!!少しでもみなさんに楽しんでもらえるように、思いを込めて設置しました!

 

▼星の飾りのイルミネーションです!夜になるとキラキラ光ります(^▽^)

畿友会(学生自治会)だよりvol.62~クリスマスツリー点灯1-1

 

▼サンタさんが感染対策を注意喚起してくれています☺

畿友会(学生自治会)だよりvol.62~クリスマスツリー点灯2-1

 

▼クリスマスツリーの飾りつけもキラキラしています!ぜひ写真を撮って楽しんでください!

畿友会(学生自治会)だよりvol.62~クリスマスツリー点灯3-2

 

大学に来た時にはぜひキラキラ感を楽しんでください(^^)/

みなさん体調には気を付けてくださいね!

 

畿友会 広報部

現代教育学科2回生 下岸あすか

 

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畿友会(学生自治会)だよりvol.59~イルミネーション点灯!

畿友会(学生自治会)だよりvol.58~イルミネーションを設置!

2020年12月2日(水)

今年度の理学療法学科の卒業研究発表会は2020年11月6日(金)に開催され、計31演題の発表が行われました。

研究テーマは脳科学や、呼吸器系、物理療法、動物実験による基礎研究、コミュニケーション、高齢者、児童、ウィメンズヘルス、統計など様々です。

 

令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会~教員レポート1-1

 

理学療法学科では3年次に各教員のゼミへ配属されると、そこから4年次の11月に行われる「卒業研究発表会」に向けて、先行研究を調べたり教員と相談をしたりしながら研究計画を立てていきます。病院での臨床実習の都合で本格的なスタートは8月からになることが多いのですが、今年度はCOVID-19の影響で総合臨床実習3期が8月下旬まで実施された関係で開始が遅くなり、例年よりも限られた時間の中での卒業研究となりました。

本来なら学生同士、時には患者さんに協力して頂いてデータを取るような研究も多いのですが、データ収集時に三密の状況を生みやすいことから、今年度は感染対策として実習前から準備を重ねてきた研究を断念し、急遽内容を変更せざるを得なかった学生も多くいたことかと思います。

 

なかなか対面でのゼミ活動が難しい時期もありましたが、Teamsなどを活用した遠隔でのゼミ活動を重ね、今年度はシステマティックレビューなどの文献的考察や以前の研究データを追加解析したもの、webアンケート、パンフレットや動画を用いた運動介入など最近の状況に合わせた研究が見られました。

 

一時は例年通り発表会を開催できるのか、準備に携わりながら不安もあったのですが、冬木記念ホールという大きなホールに立って発表できたということは、学生たちにとって貴重な経験になったのではないでしょうか。7分間というのは準備の前には長く思えますが、実際に発表する段階になると伝えたいことがたくさん出てきてしまい、案外短く感じたりするものです。3分間の質疑応答が足りなくなるくらい、学生同士の質疑が活発だったのも印象的でした。

 

令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会~教員レポート2-1

 

今回の発表が満足のいくものだった学生もいれば、心残りがある学生もいるかもしれません。しかし、卒業研究を立案、実施していく中で分からないことを深く探求したこと、コロナ禍の中で今出来る範囲で最大限のことをしようと臨機応変に対処できたことは、きっと臨床に出た時に患者さんにより良い医療、より良い理学療法を提供する力になると思います。

 

令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会~教員レポート3-1

 

卒業研究は終わりましたが、すぐに国家試験の対策が待ち受けています。

今年も合格100%をめざして頑張りましょう!!

 

理学療法学科 助教 梶原由布

准教授 松本大輔

 

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令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート

2020年12月2日(水)

2020年11月6日(金)に開催された理学療法学科卒業研究発表会。参加した4回生からレポートが届きました!

 

理学療法学科4回生、梶原ゼミの石原優と溝端由衣です。理学療法学科卒業研究発表会についてレポートさせていただきます。

 

理学療法学科卒業研究発表会~学生レポート1-1

 

【卒業研究発表会当日までの取り組み】

理学療法学科では3回生前期に「理学療法研究法」という授業で、グループ毎に実際に総説論文を作ることで論文の探し方や読み方を学びました。その後、先生方のゼミ紹介を通して興味を持ったゼミを自ら選択し、それぞれのゼミに配属されました。3回生後期には「理学療法研究法演習」という授業で本格的にゼミ活動が始まりました。ゼミでは日本語や英語の文献抄読を通して興味のあることについて調べたことを発表し合い、次に、研究テーマについて、お互いで話し合って決めた後に発表へ向けて、取り組んできました。

 

私たちが所属する梶原ゼミでは月経痛を主なテーマとし、縦断研究と横断研究の2つの研究方法に分けて調査しました。縦断研究では月経痛に対して自分たちが考案したプログラムの効果検証を、横断研究では月経痛と生活習慣との関連の検討を行いました。

事前に決めていたテーマに沿って研究計画を練り、計画に沿って対象者の方からデータを集め、そのデータを統計ソフトで解析しました。そこで出た結果を、先行研究や資料を参考にしながらまとめていきました。

 

【発表会当日】

今年度は、16のゼミから全31演題の発表が行われました。1演題につき、7分の発表と3分の質疑応答の時間が設けられ、質疑応答では、4回生や先生方から様々なご質問をいただきました。

 

理学療法学科卒業研究発表会~学生レポート2-1

 

昨年の先輩方の発表で研究のイメージを膨らませていましたが、今年はコロナ禍ということもあり様々な制限があったために、本来のやりたいと思っていた研究が出来なかったゼミもありました。そんな中、研究内容や方法について、ゼミの仲間や担当の先生と試行錯誤を繰り返し、無事に発表会を迎えることが出来ました。

 

理学療法学科卒業研究発表会~学生レポート3-1

 

今回の研究で得られた経験や知識を生かし、これからそれぞれの道で患者さんのために最善の医療を届けられるように切磋琢磨していきたいと思います。

最後に、ご指導頂きました先生方並びにご協力頂いた方々に厚く御礼申し上げます。

 

理学療法学科卒業研究発表会~学生レポート4-1

 

理学療法学科4回生 石原優・溝端由衣

 

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令和2年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート

●昨年度の卒業研究発表会はコチラ

2020年11月30日(月)

健康栄養学科の卒業研究発表会が2020年11月28日(土)13時より冬木記念ホールにて開催され、52名の4回生が21演目の発表を行いました。

 

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食品科学調理科学に関する研究、臨床栄養学スポーツ栄養学栄養教育論など、多くの分野の研究成果を興味深く聴くことができました。4回生たちは、昨年の12月(3回生の後半)に各研究室に配属され、管理栄養士国家試験の勉強や就職活動、授業と忙しい中、日々研究に励んできました。

また今年は新型コロナウイルスの影響で研究の時間がなかなか取れず、できることに制限がかかる中で精一杯、研究をやり遂げました。

発表中の学生はもちろんのこと、自分の順番を待つ学生からも、ひしひしと緊張している様子が伝わってきましたが、落ち着いた様子で堂々と発表する姿からは1年間の研究を通して身についた自信が感じられました。

 

健康栄養学科卒業研究発表会3-1

 

発表後の質疑応答では、先生方からの質問に戸惑う場面もありましたが、これまでの研究を振り返り、一生懸命に答えようとする姿がとても印象的でした。

 

▼先生方による質問の様子

健康栄養学科卒業研究発表会4-1

 

閉会の挨拶では、栢野学科長から講評がありました。

 

健康栄養学科卒業研究発表会5-1

 

すべての研究発表が終わったあとは、緊張も解け、達成感からかとても晴れやかな笑顔が印象的でした。今回の研究発表で得た経験を社会に出てからも活かしてください。

新型コロナウイルスの影響でなかなか思うように研究を進めることができなかったかもしれませんが、とても素晴らしい卒業研究発表会となったと思います。4回生のみなさん、本当にお疲れ様でした!

 

健康栄養学科卒業研究発表会6-1

 

発表会後は会場のアルコール消毒も忘れずに実施しました。

 

健康栄養学科卒業研究発表会7-1

 

健康栄養学科 助手 大谷優希菜

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