2019.06.24
「救急救命講習」受講レポート!~現代教育学科一年次配当「キャリア形成セミナー」
現代教育学科1回生は、2019年6月13日(木)・20日(木)・27日(木)に広陵消防署・消防団の方々による「救急救命講習」を受講しました。「救急救命講習」は1回生の必修科目である「キャリア形成セミナー」の中で毎年実施しています。
教職に就くための学修を中心とする現代教育学科生が、教育現場で何よりも大切な子どもの命を守ることについて体験的に学ぶ機会となりました。現代教育学科1回生は、5月末に大阪教育大学附属池田小学校を訪れ、「学校が安全であるとはどういうことか」「学校が安全であるために教員は何をすべきか」などについて学んでいます。これらの学びによって、救急救命に対する問題意識を明確に具体的にもって受講していたと感じました。
以下、2名の学生の感想文を紹介します。
▲テキストを参考に救急救命の流れを学ぶ
【受講した学生の感想】
初めて救命講習を受けて、私でも救える命があることを教わりました。そして、AEDは命を救うための大切な道具だと知りました。普段から、AEDを目にすることはあったと思いますが、どんなものかよく知りませんでした。もちろん、使い方もわかりませんでした。
しかし最初に見せていただいた動画で、いざというとき、側にいる私たちの対応がその人の命を左右することを目の当たりにしました。実習では消防団の方々が、倒れている人を見つけてから救急車が来るまでの対応を丁寧に教えてくださるだけでなく、私たちの演示に対して色々なケースを想定した助言をくださいました。そこで、幼児と大人では胸骨圧迫の方法が異なることや、パッドを貼る部分が水に濡れているときの対応の仕方など、たくさんのことを教わりました。
受講して、一番大切なのは「助けようとする勇気」だと思いました。救急救命の場面に出くわしたとしたら、きっと戸惑ってしまうとは思いますが、今日教えていただいた「助けようとする勇気」をもって、焦らず自信をもって自分から行動しようと思います。
現代教育学科幼児教育コース1回生 岡村遥佳
▲写真左:倒れている人の状態を確認する 写真右:胸骨圧迫について学ぶ
私は1ヶ月ほど前に、自動車教習所で応急救護処置について学んでいたので、救急救命講習の受講は今回が初めてではありませんでした。教習所では二人一組で5分間の心肺蘇生を行ないましたが、今回は三人一組で8分間の心肺蘇生とAEDによる除細動を行いました。この8分間は、救急車が到着するまでにかかるといわれる時間です。とても長く感じましたが、交代しながら協力して行うことで一人一人の負担は軽減しました。救急救命には、周囲の人との協力が大切だと感じました。そして、友達との演示や演示の仕方の交流を通して、一次救命処置である心肺蘇生とAEDによる除細動とをどのように連続させるのかを学ぶことができました。これらを連続させることが救命率に大きく関わるそうです。
将来、保育現場での就職をめざす私には、子どもたちの命を守る責任があります。救急措置を必要とする場に直面したとき、自分は何をすべきか、何ができるか、正しい判断力と行動力が必要だと感じました。いざというときに、今日教わったことが実践できるようになりたいです。
現代教育学科幼児教育コース1回生 沖本有加
▲写真左:赤ちゃんへの胸骨圧迫の仕方を学ぶ 写真右:人工呼吸について学ぶ
▲AEDの使い方について学ぶ
本学学生の教育のためにご協力いただきました広陵消防署・消防団のみなさまにあらためて御礼を申し上げます。
現代教育学科教授 髙田恵美子
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