2026年9月14日の記事

2026.09.14

カンボジアの医療従事者へBLS講習を実施しました ~看護医療学科

2027年9月6日(日)から10日(木)まで、カンボジアを訪問し、現地の医療従事者を対象としたBLS※(一次救命処置)講習を実施しました。   今回のチームは、山梨県立大学、富山県立大学、日本福祉大学、畿央大学の教員、2・3・4回生の学生、そして看護師を含む、総勢19名という大所帯での活動となりました。   ※BLS(Basic Life Support)…一時救命措置のこと。具体的な手技としては「胸骨圧迫」「気道管理」「人工呼吸」「AED」のことを指します。   プロジェクトの始まりと広がり このプロジェクトは、「海外インターンシップ」プログラムでお世話になった佐々木様(Side by Side International)との連携で、今年2月に第1回が行われました。当時は大学教員3名のみによる小規模な活動でしたが、その内容がカンボジア看護協会に高く評価され、なんと看護師免許更新に必要なポイント制度に組み込まれる、公認の講習として認められることになりました。     そして迎えた9月の活動には、畿央大学から4回生5名が「私たちも一緒に活動したい!」と自ら名乗りをあげ、参加してくれました。学生たちの熱意が、このプロジェクトをさらに大きく育てています。   ▶2月のBLS講習の様子はコチラ   1日目:国立小児病院にて 活動初日は、カンボジア看護協会会長が勤務する国立小児病院で実施しました。看護師60名が参加し、胸骨圧迫の初動対応からAEDの使い方、さらに小児病院ならではの内容として、乳児・幼児へのCPRや窒息時の対応まで、講義と演習を行いました。     演習ではグループに分かれ、学生たちもジェスチャーや覚えたてのクメール語を駆使しながら、一生懸命に指導にあたりました。       2日目:国立クメール・ソビエト病院にて 2日目の対象は、国立クメール・ソビエト病院の看護師40名でした。院長からも大変期待しているとのお言葉をいただきました。   会場の形式は病院によって様々でしたが、学生たちはその都度臨機応変に工夫を凝らしました。人形を手に机の間を回って教えたり、演台に上がって説明したりと、限られた環境の中でも工夫を重ねながら講習を進めていきました。山梨県立大学の大学生たちと畿央生が連携を取って、準備から後片付けまでスムーズに行うことができました。       言葉や環境を越えて 環境や言葉が違っても、「目の前の救える命を救いたい」という気持ちは共通です。その共通の目的のために心をひとつにして学び合い、協力し合えたことは、参加者全員にとって貴重な経験となりました。       参加学生の声 前回のカンボジア訪問(海外インターンシップ)で日本との医療格差に衝撃を受け、少しでもカンボジアで亡くなる命を減らすお手伝いがしたいと思い、今回参加しました。BLS講習を通じて、拙い英語でも一生懸命伝えようとすれば、相手も応えてくれることを実感しました。この経験を糧に、入職後は一人ひとりの患者に寄り添う日本の看護に誇りを持ち、安心・安全な看護を提供できるような看護師を目指したいです。 看護医療学科 4回生 山下 愛夏   このプロジェクトは、今後も国境を越えた学びと協力の場として、さらに発展していくことが期待されます。   看護医療学科 准教授 酒井 啓子   関連記事 子どもも大人も笑顔に!畿央大学の学生ボランティア23名が工夫を凝らした認知症啓発活動を実施 ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 2026年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科 小学生に寸劇で伝える!室谷ゼミの学生が安堵町で認知症キッズサポーター養成講座を開催 ~ 看護医療学科 室谷ゼミ 2026年度の地域包括ケア実習がいよいよ始まります-交通安全講習を実施 ~ 看護医療学科 2026年度「へき地医療体験実習」実践報告会 ~ 看護医療学科 「基礎看護技術自己学修会」を実施しました ③ ~ 看護医療学科 『国際看護学Ⅰ』世界を知り、自分を見つめる― 海外インターンシップ報告会で広がる看護の可能性 ~ 看護医療学科 地域の方々を大学へご招待!看護学生との交流会を開催しました~ 看護医療学科「認知症ケア論」 在宅における終末期看護の実際~ 看護医療学科「終末期ケア論」 フィールドワークを実施しました。 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」 第13回 危篤・臨終・死亡時の看護の実際 ー エンゼルケア演習 ~ 看護医療学科「終末期ケア論」