科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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780210 |
助産学実践領域 |
"" |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
780211 |
助産診断技術学Ⅰ(妊娠期診断とケア) |
2 |
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代表担当者名 | |||
岡田 公江 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1.助産過程を理解し、妊娠期の健康状態、健康問題を診断することができる。 2.妊娠期の生理的・心理的・社会的変化を学び、アセスメントすることができる。 3.妊娠期の健康生活を維持し、セルフケア能力を高めるケアについて理解できる。 4.妊婦への支援を理解し、出産準備教育について考えることができる。 5.事例を用いて助産過程を展開し、健康維持と自然な出産をめざしたケアを考えることができる。 〔授業科目内容の概要〕 妊娠期における妊婦と家族の健康状態に関する助産過程の展開に必要な助産診断と助産技術を理解し、その支援に必要な基礎的技術を修得させる。また、妊婦と家族に対する健康生活の維持増進を図る助産ケアの実践能力を養う。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス・助産診断・技術学の概要 (岡田) 第2回 妊娠初期:基本① 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断(岡田) 第3回 妊娠初期:基本② 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断、心理・社会的診断(岡田) 第4回 妊娠初期の事例① 身体的助産診断 (岡田) 第5回 妊娠初期の事例② 心理的・社会的診断 (岡田) 第6回 妊娠初期の事例③ 助産診断と必要な助産ケア(岡田) 第7回 妊娠初期の事例④ 助産診断と必要な助産ケア(岡田) 第8回 妊娠初期の事例⑤ まとめ (岡田) 第9回 妊娠中期:基本① 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断(西原) 第10回 妊娠中期:基本② 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断、心理・社会的診断(西原) 第11回 妊娠中期の事例① 身体的助産診断 (西原) 第12回 妊娠中期の事例② 心理的・社会的診断 (西原) 第13回 妊娠中期の事例③ 助産診断と必要な助産ケア(西原) 第14回 妊娠中期の事例④ 助産診断と必要な助産ケア(西原) 第15回 妊娠中期の事例⑤ まとめ (西原) 第16回 妊娠末期:基本① 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断 (塩崎) 第17回 妊娠末期:基本② 妊娠の診断、妊娠時期の診断、妊娠経過の診断、心理・社会的診断(塩崎) 第18回 妊娠末期の事例① 身体的助産診断 (塩崎) 第19回 妊娠末期の事例② 心理的・社会的診断 (塩崎) 第20回 妊娠末期の事例③ 助産診断と必要な助産ケア(塩崎) 第21回 妊娠末期の事例④ 助産診断と必要な助産ケア(塩崎) 第22回 妊娠末期の事例⑤ まとめ (塩崎) 第23回 ハイリスク妊娠の事例① 妊娠高血圧症候群を合併する妊婦の助産診断と必要な助産ケア(岡田) 第24回 ハイリスク妊娠の事例② 妊娠糖尿病を合併する妊婦の助産診断と必要な助産ケア(岡田) 第25回 ハイリスク妊娠の事例③ まとめ (岡田) 第26回 骨盤ケア理論 (中井戸) 第27回 骨盤ケア実践 (中井戸) 第28回 助産師外来における妊婦ケア、専門看護師の活動(土橋) 第29回 院内助産と妊娠期ケア(土橋) 第30回 超音波診断法の理論と実際(植田) 第31回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 「母性看護学」「栄養学」の既習内容を十分に復習し授業に臨むこと。 事前に配布する事例についてテキスト、参考書で予習をして、授業に臨むこと。 〔使用教材〕 『助産学講座6 助産診断・技術学Ⅱ(1)妊娠期 第6版』我部山キヨ子他編・医学書院・2021年(ISBN9784260042086) 『病気が見えるvol.10産科』 医療情報科学研究所編・メディックメディア・2018年(ISBN9784896327137) 『改訂4版 胎児心拍数モニタリング講座: 大事なサインを見逃さない!』藤森敬也・メディカ出版・2021年(ISBN9784840478229) 『今日の助産 改訂 第4版』 北川眞理子他編・南江堂・2019年(ISBN9784524246250) 『実践マタニティ診断 第5版』日本助産診断実践学会編・ 医学書院・ 2021年(ISBN9784260045834) 『助産師のためのフィジカルイグザミネーション 第2版』我部山キヨ子・大石時子・医学書院・2018年(ISBN9784260035484) 『産婦人科診療ガイドライン産科編2020』日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会・(日本産婦人科学会)・2020年(SBN978-4-907890-18-6) 授業資料を適宜配布 〔参考図書〕 『マタニティアセスメントガイド(新訂第5版)』 吉沢豊予子他・真興交易医書出版部・2019年(ISBN9784880032580) 『助産師基礎教育テキスト 2024年版 第4巻 妊娠期の診断とケア』森恵美編・日本看護協会出版会(ISBN) 『週数別 妊婦健診マニュアル 第2版』藤井知行編・ 医学書院・ 2021年(ISBN9784260047944) その他、授業時に適宜紹介 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験60% (授業で学習した内容全体を出題範囲とする) 課題40%(妊娠各期で作成した助産診断・計画を提出:妊娠初期10%、妊娠中期10%、妊娠末期10%、ハイリスク妊婦10%) 〔学生へのメッセージ〕 助産師として妊娠の診断ができる能力を養う重要な科目です。母子の命を守る技術をしっかりと身につけてください。 妊娠期を健康に楽しく、出産が待ち遠しく思えるような援助ができるよう学習しましょう。 医師との協働により助産師外来や院内助産を開設している経験から助産師を目指す皆さんに助産師の実践力をご紹介します。 お母さんが親役割をスムーズに獲得できる支援を一緒に考えていきましょう。 |
履修に関して留意すること |
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)人間性豊かで対象を尊重できる。 (2)母子をとりまく社会のニーズや、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様性に対応できる。 (3)女性のライフスタイルにおけるリプロダクティブヘルスに関する課題を捉えることができる。 (4)保健・医療・福祉チームとの連携を図り、地域社会に貢献できる。 (5)助産師としてのアイデンティティを形成することができる。 |