専攻科 2024年度版
更新日:2024/08/30
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
780220
助産学実践領域
""
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
780221
助産診断技術学Ⅱ(分娩期診断とケア)
2
代表担当者名
岡田 公江
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.産婦の身体的・心理的・社会的状態を理解することができる。
2.分娩期の助産診断に必要な基本的技術を理解することができる。
3.分娩期の助産診断を理解することができる。
4.分娩期の援助技術(直接介助・間接介助・出産直後の児のケア)の基本的技術を身につけることができる。
5.事例を用い助産過程の実際を理解することができる。

〔授業科目内容の概要〕
安全で安楽な分娩を支援するために必要な助産診断・助産技術を学ぶ

〔授業計画〕
第 1回 ガイダンス、分娩期の助産診断、技術の概要 (岡田)
第 2回 分娩第1期:基本① 分娩開始の診断、分娩時期の診断 (岡田)
第 3回 分娩第1期:基本② 分娩が母体・胎児に及ぼす影響 (岡田)
第 4回 分娩第1期の事例① フィジカルアセスメント(母体の健康状態)
第 5回 分娩第1期の事例② フィジカルアセスメント(胎児の健康状態)
第 6回 分娩第1期の事例③ 心理・社会的変化 (岡田)
第 7回 分娩第1期の事例④ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第 8回 分娩第1期の事例⑤ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第 9回 分娩第1期の事例⑥ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第10回 分娩第1期の事例⑦ 助産ケアに必要な助産技術の実際
第11回 分娩第1期の事例⑧ 助産ケアに必要な助産技術の実際
第12回 分娩第2期:基本① 分娩第2期の助産診断、分娩時期の診断(岡田)
第13回 分娩第2期:基本② 分娩が母体・胎児に及ぼす影響 (岡田)
第14回 分娩第2期の事例① フィジカルアセスメント(母体の健康状態)
第15回 分娩第2期の事例② フィジカルアセスメント(胎児の健康状態)
第16回 分娩第2期の事例③ 心理・社会的変化 (岡田)
第17回 分娩第2期の事例④ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第18回 分娩第2期の事例⑤ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第19回 分娩第2期の事例⑥ 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第20回 分娩第2期の事例⑦ 助産ケアに必要な助産技術の実際
第21回 分娩第2期の事例⑧ 助産ケアに必要な助産技術の実際
第22回 分娩第2期の事例⑨ 助産ケアに必要な助産技術の実際
第23回 分娩第3期の事例 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第24回 分娩第4期の事例 助産診断と必要な助産ケア (岡田)
第25回 まとめ
第26‐27回 フリースタイル分娩 (自然分娩を目指したフルースタイル分娩)(木村)
第28回 会陰縫合理論と技術演習(植田)
第29回 会陰縫合技術演習(植田)
第30‐31回 分娩介助技術試験と評価

〔授業外学修の指示〕
事前に配布する事例について、テキスト、参考書で予習を行い授業に臨むこと。
分娩介助の技術演習では事前の準備と授業後の自己練習を充分に行うこと。
助産学実習は、分娩介助技術試験の合格が必須である。

〔使用教材〕
『助産学講座7 助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期 第6版』我部山キヨ子他編・(医学書院)・2021年ISBN978-4-260-04210-9
『CG動画でわかる!分娩のしくみと介助法』竹田省・髙橋眞里・(MEDICAL VIEW)2016年ISBN978-4-7583-1738-2
『今日の助産 マタニティサイクルの助産診断・実践過程 第4版』北川眞理子他編・(南江堂)2019年ISBN978-4-524-24625-0
『病気が見えるvol.10 産科 第4版』・(メディックメディア)・ 2018年ISBN978-4-89632-713-7
『写真でわかる助産技術アドバンス』平澤美惠子監修・(インターメディカ)2021ISBN978-4-89996-436-0

〔参考図書〕
『最新産科学 正常編改定 23版』荒木勤・(文光堂)・2023年ISBN978483063126-9
『最新産科学 異常編改定 23版』荒木勤・(文光堂)・2023年ISBN978483063127-6
『正常分娩の助産術 トラブルへの対応と会陰裂傷縫合』進純郎他・(医学書院)・ 2010年ISBN9784260010825
『分娩介助学』進純男・(医学書院)・2005年ISBN4260000683
『体位別フリースタイル分娩介助法―回旋がわかれば介助がわかる!』岩田塔子・(メディカ出版)・2007年ISBN9784840421898
その他、授業で適時紹介します

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験:40%(授業で学習した内容全体を出題範囲とする)
課題提出:20%(分娩各期の助産診断・助産計画:分娩第1期10%、分娩第2期,分娩第3、4期10%)
分娩介助技術試験40%(授業で学習した分娩介助技術全体を出題範囲とする)

〔学生へのメッセージ〕
母児にとって安全で安楽な分娩の援助をするためには、分娩経過や胎児の状態を適切に判断し予測することが求められます。さらに、実習では、判断を短時間に行う能力が求められます。分娩期の助産診断・技術の習得には、自己学習が必要です。授業や演習でわからないところを解決しながら学修を進めてください。
履修に関して留意すること
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)人間性豊かで対象を尊重できる。
(2)母子をとりまく社会のニーズや、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様性に対応できる。
(3)女性のライフスタイルにおけるリプロダクティブヘルスに関する課題を捉えることができる。
(4)保健・医療・福祉チームとの連携を図り、地域社会に貢献できる。
(5)助産師としてのアイデンティティを形成することができる。
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.