科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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780520 |
助産学関連領域 |
"" |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
780521 |
痛みの科学とコントロール |
1 |
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代表担当者名 | |||
前岡 浩 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 一般的に,病院へ行くきっかけの一つに「体のどこかが痛い」ために行くことが多いのではないか?痛みがあるからこそからだの異常に気付く。したがって痛みは日常的なものであり,健康維持や安全に生活していくために非常に重要な身体機能である。一方,慢性的な痛みに悩まされ,生活に支障をきたす場合もある。 1)痛みの基礎的な知識,メカニズムを理解している。 2)臨床において問題となる疾患とその痛みについて理解している。 〔授業科目内容の概要〕 痛みはヒトの生存において非常に重要な感覚機能であるため,心身機能に及ぼす影響は大きい。本講義では,痛みに関連する侵害受容器から脳内での認知機能までを含めた基礎的メカニズムについて学習する。そして,理学療法および助産に関連した代表的疾患とそこから起こる痛みについて,そのメカニズムおよび痛みに対する治療方法とその効果について学ぶ。 〔授業計画〕 第1回 痛みの発生メカニズム(末梢機構) 第2回 痛みの発生メカニズム(中枢機構) 第3回 痛みの発生メカニズム(末梢性感作,中枢性感作) 第4回 月経痛症(月経困難症)の病態 第5回 月経痛症(月経困難症)の疼痛・評価・治療 第6回 産痛・陣痛の定義と種類 第7回 産痛のメカニズム 第8回 産痛の治療 〔授業外学修の指示〕 痛みを持つ対象者に対し,痛みのメカニズムを理解することは,痛みによる苦しみの理解,共感にもつながるものと考えます。痛みに関する看護にとって,有益な知識になると考えますので,しっかりと取り組みましょう。また,専門的となるため授業資料の復習を心がけてください。 〔使用教材〕 毎回,講義資料を配布する。 〔参考図書〕 『痛みの臨床テキスト』 小川節郎 (南江堂) ISBN 978-4524261352 『ペインリハビリテーション』 松原 貴子 三輪書店 ISBN 978-4895903851 『痛み学』 ジェニー・ストロング(編) 熊澤 孝朗(監訳) 名古屋大学出版会 ISBN 978-4815806460 『痛みと鎮痛の基礎知識[上]基礎編』 小山 なつ 技術評論社 ISBN 978-4774141572 『痛みと鎮痛の基礎知識[下]臨床編』 小山 なつ 技術評論社 ISBN 978-4774141589 『機能障害科学入門』 千住 秀明 神陵文庫 ISBN 978-4915814280 〔成績評価の方法・基準〕 授業に対する姿勢:20% レポート課題:80% 〔学生へのメッセージ〕 助産師という専門職へのビジョンを持ち,その役割や機能を常に意識して学習してもらえたらと思います。 |
履修に関して留意すること |
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (2)母子をとりまく社会のニーズや、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様性に対応できる。 (4)保健・医療・福祉チームとの連携を図り、地域社会に貢献できる。 |