科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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440720 |
専門基礎科目 |
人体の構造と機能及び心身の発達 |
1回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
440721 |
生理学実習 |
1 |
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代表担当者名 | |||
西井 康恵 |
科目内容 |
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〔授業の到達⽬標〕 ⾃らの実験を通じて 、⽣理学I,IIで学んだ内容を深く理解できること 〔授業科⽬内容の概要〕 実際に動物に触れ、観察することによって⽣命現象のしくみを改めて学習するとともに、実験動物を⽤い、⽣体の仕組みを理解する。また、各⼈が被験者になって心電図や呼吸機能を測定し理解を深める。⽣理機能を計測するにあたっての基礎的能⼒の修得、計測に及ぼす諸条件の影響などの理解、データの処理法などをマスターする。 〔授業計画〕 3限をまとめ て1回とする。 第1回 神経の興奮伝導:カエルの坐骨神経を用いて神経線維の電気的性質、活動電位の伝導の仕組み、細胞外電極法の基礎知識を学ぶ。 第2回 筋収縮:カエルの坐⾻神経-筋標本を⽤いて単収縮、強縮、筋の疲労などの現象を理解する。 第3回 心電図、血圧測定及び心音の聴取:各誘導法の差異を知り、波形の持つ意味を理解する。また血圧測定の習得、聴診器で第Ⅰ音と第Ⅱ音を確認し、その意義を理解する。 第4回 呼吸機能測定:スパイロメーターを用いて各測定法を学ぶ。息こらえや運動負荷が酸素飽和度に及ぼす影響を理解する。 第5回 血球観察および計測:顕微鏡を用いて各種血球の観察と計測を行い、その機能、特徴を理解する。 第6回 皮膚感覚:体表の部位、方向等によって2点弁別閾に相違があるか実験を行い、弁別の基礎となる神経機構を考察する。 第7回 実習発表会:各⾃が⾏った実習の成果を発表しあい、理解を深めると同時に実験の⾏ない⽅について振り返る。 〔授業外学修の指⽰〕 ⽣理学実習では動物を⽤いて実験を⾏う。この際に⽣命の尊重、動物実験や⼈間を対象にした実験の倫理的側⾯も学ぶ。実験を成功させるためにはその内容を正確に理解していることが求められるので、前もってその内容を予習しておくことが必須である。さらに、指導者の注意事項を守って正しい操作を行うこと。分からないところは⾃⼰流にせず積極的に質問すること。的確に実験ノートを取ることが重要である。 〔使⽤教材〕 実習書(事前に配布する)、 標準理学療法学・作業療法学 生理学 第6版 編:岡田隆夫、他(ISBN 978-4-260-05318-1) 〔参考図書〕 ⼈体機能⽣理学(改訂5版)杉 春夫編 南江堂 (ISBN 978-4-524-25364-7) 〔成績評価の⽅法・基準〕 レポート+プレゼンテーション(100%) ただし、授業態度によって、さらに加点、減点する場合がある。 レポートの内容が不十分の場合は再提出を課す。レポート未提出は⽋席扱いとする。 〔学⽣へのメッセージ〕 ⽣理学は理学療法学科のすべての専⾨科⽬の基礎となる科⽬であるので、真剣に学習してほしい。 この科⽬の単位を修得していない者は3年次・4年次配当の専⾨基礎科⽬・専⾨科⽬の履修はできない。 〔教員の実務経験〕 理学療法士としての実務経験を活かし、理学療法士として必要な視点を組み入れ生理学を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕SFH1121 この科目の単位を修得していない者は3年次・4年次配当の専門基礎科目・専門科目の履修はできない。 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)理学療法学に関する深い専門的知識と高い技術を修得している。(知をみがく/知識・理解) (8)理学療法学に関する専門的知識と的確な技術をもって、人間の身体と健康に関する今日的課題を解決し、自らの価値観のもとに創意工夫をこらすことで、地域社会および国際社会に貢献することができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |