健康科学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
450600
専門基礎科目
人体の構造と機能・疾病の成り立ち
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
450601
解剖生理学Ⅰ
2
代表担当者名
前原 佳代子
科目内容
〔授業の到達目標〕
人体を構成する細胞や組織を理解している。器官系のうち、循環器系、呼吸器系、消化器系、腎・尿路系、血液、免疫系、皮膚の構造と機能を体系的に理解している。解剖学と生理学の基本的な用語を説明できる。疾病の成り立ちを理解するために必要な基礎知識を身につけている。

〔授業科目内容の概要〕
人体の生命現象を理解するために必要な人体の正常な構造と機能について学ぶ。解剖生理学Ⅰでは、人体を構成する細胞や組織、さらに器官系のうち、循環器系、呼吸器系、消化器系、腎・尿路系、血液、免疫系、皮膚の構造と機能について学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 人体の基本構造-細胞
第2回 人体の基本構造-組織
第3回 循環器系-心臓の構造と機能
第4回 循環器系-血管、血圧とその調節機構
第5回 呼吸器系-呼吸器系の構成
第6回 呼吸器系-呼吸器のはたらき
第7回 授業内テスト、消化器系-概要
第8回 消化器系-口腔、咽頭、食道、胃
第9回 消化器系-小腸、大腸
第10回 消化器系-肝臓、胆嚢、膵臓
第11回 泌尿器系-腎・尿路系の構成
第12回 泌尿器系-腎臓のはたらき
第13回 血液
第14回 免疫系
第15回 皮膚の構造と機能、体温の調節
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
授業外での予習・復習を欠かさない。
授業前に、教科書や参考図書などを読み、理解したことをノートにまとめて授業に参加する。
授業後に、新たに学んだことや学び直したこと、疑問を調べて学んだことをノートにまとめる。

〔使用教材〕
『なるほどなっとく!解剖生理学 改訂3版』 多久和典子・多久和陽 著、南山堂 2023年(ISBN 978-4-525-12163-1)
『身近な生化学 分子から生命と疾患を理解する』 畠山大 著、羊土社 2024年(ISBN 978-4-7581-2170-5)
授業資料を適宜配布

〔参考図書〕
『からだがみえる 第1版』 安藤雄一 他 監修、メディックメディア 2023年(ISBN 978-4-89632-896-7)
『系統看護学講座 専門基礎分野 人体の構造と機能[1] 解剖生理学 第11版』 坂井建雄 他 著、医学書院 2022年 (ISBN 978-4-260-04687-9)
『人体機能生理学 改訂第5版』 宮﨑俊一 他 著、杉晴夫 編、南江堂 2009年(ISBN 978-4-524-25364-7)
『トートラ 人体解剖生理学 原著11版』 GJトートラ 他 著、佐伯由香 他 編訳、丸善出版 2020年(ISBN 978-4-621-30539-3)
『わかりやすい人体の構造と機能』 塩田浩平 編、中山書店 2013年(ISBN 978-4-521-73762-1)
『臨床医学 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 改訂第2版』 医薬基盤・健康・栄養研究所 監修、羽生大記・河手久弥 編、南江堂 2024年(ISBN 978-4-524-20663-6)

〔成績評価の方法・基準〕
1.定期試験および授業内テスト:45%(授業で学習した内容全体を出題範囲とする)
2.提出物:40%(ノートまとめを評価する)
3.授業に対する姿勢:15%(授業中のグループワークや発表など授業への積極的な参加を評価する)

〔学生へのメッセージ〕
管理栄養士関連の職域で必要な基礎知識である。教科書、参考図書、視聴覚教材などを活用し、授業での協働的な学びと時間外学修を通して、自らが持っている人体の形態や働きに関心を持ち、よく考えて楽しく学びを深めよう。
授業内容を理解するためには、高校の生物や化学の基礎知識が必要になる。これらの知識が不足している場合は、授業に参加する前に高校の教科書などを活用し復習するなど、事前に準備をするとよい。また、解剖生理学Ⅰと同じ1年次前期に開講される専門準備科目「管理栄養士へのベーシックサイエンス」を受講し、基礎知識を身につけることを勧める。

〔教員の実務経験〕
医師、研究者としての業務経験を活かし、人体の構造と機能及び疾病の成り立ちを理解するために必要な基礎知識を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SFH1221

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)食品・栄養・保健・医療分野の専門家と連携・協働するために必要な協調性とリーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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