科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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454750 |
専門科目 |
臨床栄養学 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
454751 |
臨床栄養学Ⅳ |
2 |
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代表担当者名 | |||
村木 悦子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 栄養管理が重要な疾病(免疫疾患、外科疾患、精神神経疾患など)およびライフステージごとの特徴的な疾患の概要とそれらの栄養・食事療法の意義や原則を理解し、疾病の成因とガイドラインに基づいた栄養ケア・マネジメントができる。 〔授業科目内容の概要〕 傷病者に対する栄養・食事療法は、疾患の成因を理解した上で、その結果として起こる障害を避け健常な状態を維持できるように実施するために、生化学、解剖生理学、基礎栄養学、応用栄養学、臨床医学および臨床栄養学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだ事項を基盤とし、特に栄養管理が重要な疾病(骨格筋系疾患、免疫疾患、外科疾患など)およびライフステージごとの特徴的な疾患の概要と、その成因に基づいた栄養・食事療法の意義や原則を各種疾患ガイドラインの内容を含めた、栄養管理が重要な疾病の概要とその栄養・食事療法について学ぶ。 〔授業計画〕 第1回 食物アレルギーにおける栄養管理 第2回 膠原病・自己免疫疾患、免疫不全の栄養管理 第3回 内分泌疾患の栄養管理 第4回 代謝性骨疾患の栄養管理 第5回 変形性関節症、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの栄養管理 第6回 摂食機能障害の栄養管理 第7回 神経・筋疾患の栄養管理 第8回 摂食障害の栄養管理 第9回 身体・知的・精神障害の栄養管理 第10回 がん、緩和ケアにおける栄養管理 第11回 周術期、クリティカル・ケアにおける栄養管理 第12回 乳幼児・小児疾患の栄養管理 第13回 先天性代謝異常症の栄養管理 第14回 妊産婦・授乳婦疾患の栄養管理 第15回 老年症候群の栄養管理 第16回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 毎回の授業前に授業内容を確認し、教科書を一通り読んで、さらにその内容に関わる生化学、解剖生理学、基礎栄養学、臨床医学、応用栄養学分野および臨床栄養学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの復習をしてから授業に臨んでください。また、日頃から医療に関連するニュースや最新情報へアクセスすることによって、学んだ知識に磨きをかけてください。 〔使用教材〕 『健康・栄養科学シリーズ 臨床栄養学 改訂第3版』中村丁次・川島由紀子・外山健二/編著、南江堂(ISBN 978-4-524-24196-5) 『新版 食物アレルギーの栄養指導 第2版 食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2022準拠』海老澤元宏/監修、医歯薬出版(ISBN 978-4-263-70145-4) 『慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版』一般社団法人日本腎臓学会/編、東京医学社(https://cdn.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKD-Dietaryrecommendations2014.pdfよりダウンロード) 『肥満症診療ガイドライン2022』日本肥満学会/編、ライフサイエンス出版(ISBN 978-4-89775-458-1) 『糖尿病治療ガイド2022-2023』日本糖尿病学会/編著、文光堂(ISBN 978-4-8306-1399-9) 『日本人の食事摂取基準2020年版』菱田明・佐々木敏/監修、第一出版(ISBN 978-4-8041-1408-8) 『看護・栄養指導のための臨床検査ハンドブック 第6版』奈良信雄、医歯薬出版(ISBN 978-4-263-70829-3) 『調理のためのベーシックデータ 第6版』松本仲子/監修、女子栄養大学出版部(ISBN 978-4-7895-0323-5) 〔参考図書〕 生化学、解剖生理学、臨床医学、基礎栄養学、応用栄養学の教科書 『食物アレルギー診療ガイドライン2021』海老澤元宏・伊藤浩明・藤澤隆夫/監修、協和企画(ISBN 978-4-87794-208-3) 『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版』骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会/編、ライフサイエンス出版(ISBN 978-4-89775-339-3) 『サルコペニア診療ガイドライン2017年版 一部改訂』サルコペニア診療ガイドライン作成委員会/編、ライフサイエンス出版(ISBN 978-4-89775-410-9) 『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』日本精神神経学会/監修、医学書院、(ISBN 978-4-260-01908-8) 『がん病態栄養専門管理栄養士のためのがん栄養療法ガイドブック2024 改訂第3版』日本病態栄養学会/編、南江堂、(ISBN 978-4-524-20473-1) 『高齢者糖尿病治療ガイド2021』,日本糖尿病学会・日本老年医学会/編著、文光堂(ISBN 978-4-8306-1391-3) 〔成績評価の方法・基準〕 定期試験90%、その他10% 〔学生へのメッセージ〕 栄養食事療法はコストパフォーマンスの高い治療法です。病院・診療所のみならず、福祉施設、在宅医療に関わる職種で活躍できる管理栄養士を目指してください。また、自己管理も医療者としての重要な能力です。体調不良で欠席しないよう、日頃から健康管理には十分気を付けてください。 〔教員の実務経験〕 管理栄養士として業務に従事していた時の経験を活かし、医療現場で求められる管理栄養士の知識と技能を学生に教示している。また、医療現場で活躍する現役の管理栄養士を外部講師として招いている。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CLN1233 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解) |