科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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455150 |
専門科目 |
臨床栄養学 |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
455153 |
臨床栄養学実習Ⅱ(3N3対象) |
1 |
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代表担当者名 | |||
熊本 登司子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解し、具体的な栄養状態の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食品と医薬品の相互作用について修得、適切な栄養管理を実践することができる。さらにライフステージ別、各種疾患別に身体状況(口腔状態を含む)や栄養状態に応じた具体的な栄養管理方法を構築することができる。 〔授業科目内容の概要〕 臨床栄養学、臨床栄養学実習Ⅰで学んだ知識を基盤として、ライフステージ別、各種疾患別に症例検討・模擬体験を通して具体的な栄養状態の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食品と医薬品の相互作用について理解を深め、適切な栄養管理について更なる知識と実践技術を修得する。 〔授業計画〕 第1回 各疾患別:慢性腎臓病(CKD)-食品交換表の使い方、モデル献立作成 第2回 症例検討:脂質異常症 各疾患別:脳血管疾患、摂食・嚥下障害 治療用特殊食品、介護食器の種類とその使い方 第3回 個別栄養食事指導(面接法、聞き取り調査、評価判定、記録) 第4回 CKDモデル献立の調理 第5回 CKDモデル献立の修正 症例検討:慢性腎臓病(透析期) 第6回 各疾患別:貧血食・骨粗鬆症食・胃腸疾患(低残渣食) 第7回 症例検討: 肝臓疾患 献立の展開 (普通食から特別治療食へ) 第8回 症例検討:心不全 模擬集団栄養食事指導 媒体作成 第9回 CKDモデル献立の再調理・評価 第10回 模擬集団栄養食事指導 (前半) 第11回 模擬集団栄養食事指導 (後半)、まとめ 第12回 症例検討:低栄養・認知症・がん 〔授業外学修の指示〕 授業開始前までに講義スケジュールを確認し、大まかな授業の流れを把握するとともに、当日の授業内容も確認してください。 また、日頃から医療に関連するニュースや情報に触れておくとともに、日常生活の中で、食品の目安量、栄養成分、出回り時期、調理方法など栄養に関する知識を深めておいてください。 〔使用教材〕 『臨床栄養学実習書 第13版』今井佐恵子・富安広幸編著、医歯薬出版、2023年(ISBN 978-4-263-70848-4) 『管理栄養士養成のための栄養学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 第8巻 臨床栄養学実習 傷病者のNutrition Care Process演習』日本栄養改善学会監修、塚原丘美・新井英一・加藤昌彦編、医歯薬出版、2021年 (ISBN 978-4-263-72035-6) 『健康・栄養科学シリーズ 臨床栄養学 改訂第3版』 中村丁次・川島由紀子・外山健二編集、南江堂、2019年 (ISBN 978-4-524-24196-5) 『看護・栄養指導のための臨床検査ハンドブック第6版』奈良信雄著、医歯薬出版、2022年(ISBN 978-4-263-70829-3) 『糖尿病治療ガイド2024』日本糖尿病学会編著、文光堂、2024年(ISBN 978-4-8306-1401-9) 『糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版』日本糖尿病学会編著、日本糖尿病協会・文光堂、2013年 (ISBN 978-4-8306-6046-7) 『日本食品成分表2024(八訂)』医歯薬出版編、医歯薬出版、2024年(ISBN 978-4-263-70123-2)※八訂であれば可 『調理のためのベーシックデータ 第6版』女子栄養大学調理学研究室 女子栄養大学短期大学部調理学研究室監修、 女子栄養大学出版部、2022年(ISBN 978-4-7895-0325-9) 〔参考図書〕 『腎臓病食品交換表 第9版』黒川清監修、中尾俊之・小沢尚・酒井謙編著、医歯薬出版、2016年(ISBN 978-4-263--70674-9) 『日本人の食事摂取基準(2025年版)』佐々木敏監修、第一出版、2025年 (ISBN 978-4-8041-1492-7) 『CKD診療ガイド2024』日本腎臓学会編、東京医学社、2024年、(ISBN 978-4-88563-746-9)- 『栄養素ぷらすまいなす調整レシピ300』田村佳奈美著、メディカ出版、2016年 (ISBN 978-4-8404-5760-6) 『日本臨床栄養代謝学会 JSPEN栄養療法ポケットブック』一般社団法人日本臨床栄養代謝学会編集、南江堂、2023年、 (ISBN 978-4-524-20372-7) 〔成績評価の方法・基準〕 授業態度:出席状況、グループでの討議・発表での参加・貢献度、課題の提出状況等を評価する。 課題・レポート:課題・レポートの内容、習熟度で評価する。 授業態度(20%)+課題・レポート等(80%)で評価を行う。 〔学生へのメッセージ〕 グループでの学習が多いので、協調性と共に自主性をもって取り組むようにしてください。この実習で学んだことは管理栄養士を目指すうえで実践的な内容の修得です。患者の立場を考え、しっかりと学んでください。 〔教員の実務経験〕 管理栄養士として病院で業務に従事していた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら実際の各種疾患別、ライフステージ別に応じた栄養管理方法を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CLN1233 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4) 健康と教育に関する諸課題を分析評価し、問題解決を図ることができる。 |