健康科学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
458310
専門科目
応用栄養学
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
458311
応用栄養学Ⅱ
2
代表担当者名
中谷 友美
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.食事摂取基準における各栄養素の考え方を理解している。
2.発育や健康維持のために望ましい食事の考え方を理解している。
3.身体活動や特殊環境下における生理的変化を理解している。
4.ライフステージならびに環境ごとに健康に影響を及ぼす要因を理解し、栄養ケアの基本的な考え方との関連付けができている。

〔授業科目内容の概要〕
前期の応用栄養学Ⅰを素地とし、身体的・生理的変化に応じた栄養ケアを実践するために、ライフステージに応じた食事の考え方を扱う。また、身体活動や特殊環境下での生理的特徴・栄養管理と食事摂取基準の栄養素ごとの考え方についても学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 新生児期・乳児期の栄養ケア(授乳・離乳の支援ガイド)
第2回 小児の栄養ケア
第3回 保育所給食・学校給食と食物アレルギー対応
第4回 思春期と更年期の健康課題(摂食障害、更年期障害)
第5回 高齢期の栄養ケア:摂食・嚥下機能低下と食事
第6回 フレイル、ADL、ICF
第7回 食事摂取基準6:たんぱく質・炭水化物
第8回 食事摂取基準7:脂質・脂溶性ビタミン
第9回 食事摂取基準8:水溶性ビタミン・ミネラル
第10回 環境と栄養管理1:ストレス条件下における栄養ケア
第11回 環境と栄養管理2:特殊環境条件下における栄養ケア、災害時の栄養ケア
第12回 身体活動時における身体的・生理的変化
第13回 身体活動と健康、健康づくりのための身体活動、栄養アセスメント
第14回 身体活動・スポーツ時の栄養ケア
第15回 総括

〔授業外学修の指示〕
予習していることを前提に授業を進める。講義の範囲を事前に確認し、関連する内容の予習・復習を行い講義に臨むこと。応用栄養学の理解を深めるためには、これまでに学んだ科目の内容の活用が必要である。生理的特徴では解剖生理学が、栄養アセスメントや栄養ケアでは基礎栄養学の知識が挙げられる。生化学や食品・料理に関する知識も重要である。

〔使用教材〕
『ライフステージ栄養学』 稲山貴代・小林三智子(建帛社)ISBN:9784767906522
『日本人の食事摂取基準 2025年版』 佐々木敏(第一出版)ISBN:9784804114927

〔参考図書〕
『イラストでまなぶ生理学』 田中越郎 (医学書院)ISBN:9784260028349
『理論と実践 スポーツ栄養学』 鈴木志保子(日本文芸社)ISBN:9784537215823
(関連するガイドラインは講義中に示します)

〔成績評価の方法・基準〕
授業内テスト:100%

〔学生へのメッセージ〕
能動的かつ積極的に授業に参加してください。応用栄養学では年齢や身体状況、栄養状態に応じた栄養管理の基本的な考え方を学びます。応用栄養学実習、応用栄養学演習、そして臨地実習での実践につなげられるよう、理論の習得に努めてください。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕APN1232

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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