科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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458330 |
専門科目 |
応用栄養学 |
2回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
458332 |
応用栄養学実習(2N2対象) |
1 |
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代表担当者名 | |||
中谷 友美 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1.対象者の摂食機能に応じた食事の作り方と留意点を説明できる。 2.食物アレルギーを有する子どものように配慮が必要な人や、災害時といった特殊なシチュエーションにおける食事の作り方と留意点を説明できる。 3.乳幼児または高齢者の食事に対する考えを、適切な文献を用いて述べることができる。 〔授業科目内容の概要〕 食事の形態が特徴的なライフステージとして乳児期・幼児期・高齢期、特殊な環境として災害時を取り上げて実習を行う。それぞれに適した食事の形態や量、調理にかかる時間、作業量などを体感し、対象者に教える際のポイントや注意点を考察する。 〔授業計画〕 第1回 ガイダンス 第2回 乳児期①:調乳 第3回 乳児期②:離乳食作りの準備(ベビーフードの試食、作り方の確認) 第4回 乳児期③:離乳食の調理 第5回 幼児期:食物アレルギーに配慮した幼児食 第6回 乳幼児期の振り返り 第7回 高齢期①:嚥下機能低下に対応した飲料の調整、食介助 第8回 高齢期②:嚥下調整食の形態確認と食環境 第9回 高齢期③:咀嚼困難・嚥下困難時の食形態(基本編) 第10回 高齢期④:咀嚼困難・嚥下困難時の食形態(応用編) 第11回 高齢期の振り返り 第12回 災害時①:災害時を想定した食事(パッククッキング) 第13回 災害時②:報告会 〔授業外学修の指示〕 応用栄養学Ⅰ・Ⅱの学習内容の理解が前提になるため、適宜、復習すること。基本的な調理技術と衛生管理は修得済みであることを前提に授業を進める。話し合いの時間を確保するために、実習内容や作り方を事前に確認して作業を速やかに進行させること。提出物の書き方は、畿央生のためのアカデミック・ライティングを参照のこと。 〔使用教材〕 実習書を配布する。 〔参考図書〕 『ライフステージ栄養学』 稲山貴代・小林三智子(建帛社)ISBN:9784767906522 『日本人の食事摂取基準 2025年版』 佐々木敏(第一出版)ISBN:9784804114927 『日本食品成分表2024(八訂)』 医歯薬出版編 (医歯薬出版)ISBN:9784263701232 『調理のためのベーシックデータ 第6版』 (女子栄養大学出版部)ISBN:9784789503259 〔成績評価の方法・基準〕 レポート・論述課題:80%、受講態度:20% 評価基準はCEASに公開する。 レポート・論述課題は内容(質)で、受講態度はグループワークへの参加状況、貢献度などを評価する。 〔学生へのメッセージ〕 本実習は発育段階や嚥下機能によって食事形態が異なる理由と各食事を作る際の留意点を説明できるようになることが目的である。実習では食事の比較を行うが、美味しい・美味しくないの評価ではなく、固さ・飲み込みやすさ・見た目・量などに着目して各食事を体感すること。その体感や調理作業から各食事の課題に気付き、改良策を検討し、対象者への説明につなげることを期待する。将来、食事について対象者や調理担当者へ説明したり、献立例を提案したりすることを念頭に置き、積極的に参加すること。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕APN1232 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4) 健康と教育に関する諸課題を分析評価し、問題解決を図ることができる。 |