健康科学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
460030
専門科目
学科共通科目
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
460031
景観・まちづくり演習
2
代表担当者名
清水 裕子
科目内容
〔授業の到達目標〕
身近な環境やまちと地域社会、そこで暮らす人々の生活と住宅との密接な関わりに対する、基本的理解が深まる。

〔授業科目内容の概要〕
建築やまちに直に触れることを目的とする。
講義形式ではなく、現地で実際の建築に触れ、まちを歩き、そこに暮らす人の話を聞くことで、自分たちの身近な環境のデザインとそれを形づくる地域社会(コミュニティ)の活動について考える。
また、町並みや建築物をスケッチや写真などによって記録、比較し、景観を形づくる要素を守るべき要素と阻害する要素に分けるなど、物事を観察し考える姿勢を養う。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス、授業の進め方とグループ分け(清水裕子)
第2回 歴史的町並みの見学1【今井町】(陳建中・前川歩・清水裕子)
第3回 グループワーク テーマ決め (清水裕子)
第4回 グループワーク 調査・検討 (陳建中)
第5回 グループワーク 作業 (前川歩)
第6回 グループワーク 討論 (清水裕子)
第7回 グループワーク まとめ1 (陳建中)
第8回 発表とディスカッション(陳建中・前川歩・清水裕子)
第9回 歴史的町並みの見学2【宝山寺参道】(陳建中・前川歩・清水裕子)
第10回 グループワーク テーマ決め (前川歩)
第11回 グループワーク 調査・検討 (清水裕子)
第12回 グループワーク 作業 (陳建中)
第13回 グループワーク 討論 (前川歩)
第14回 グループワーク まとめ 2 (清水裕子)
第15回 発表とディスカッション(陳建中・前川歩・清水裕子)
第16回 今井町・宝山寺参道選抜グループ発表会 (陳建中・前川歩・清水裕子)
*見学地は予定であり、変更することがある。

グループワークでのテーマ
・地形と集落の形態
・まちをつくる建物の特徴
・まちの成り立ちとまちの構造
・住む人の生業と家屋の形
・家屋の構造と素材
・屋根の形と素材
・家屋の形と住まいの作法
・その他の地域と課題地域の比較

〔授業外学修の指示〕
見学に先立ち、訪問先の歴史や特徴について各自で事前調査を行うこと。また、第2回目と第9回目の授業後には、グループ発表に向けたディスカッションや資料作成が必要となるため、メンバーと予定を調整し、授業外での作業時間を必ず確保すること。なお、歴史的町並みの見学(第2回目・第9回目)は、見学地との都合により土曜日または日曜日に実施する可能性が高いため、事前のお知らせメールを必ず確認すること。

〔使用教材〕
見学地ごとにプリント等を配布する。
スケッチブック

〔参考図書〕
授業中に紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
課題毎の提出物:80%
受講態度:20%

〔学生へのメッセージ〕
奈良県には、貴重な歴史的建造物や伝統的な町並みが数多く残されている。これらは単なる古い建物ではなく、快適な暮らしと豊かな地域社会を実現するための知恵の結晶である。授業外でも社寺や町家を実際に訪れ、建物の細部や空間の使い方を自分の目で確かめてほしい。そこには、現代の建築やまちづくりにも活かせる工夫が隠されているはずである。皆さんの新鮮な感性で、歴史的環境から学べることを見つけ出してほしい。


〔教員の実務経験〕
まちづくりの実務経験を活かし、考え方や地域課題の見つけ方、問題意識の伝え方などを具体的に指導する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1331

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)生活環境に関する様々な分野の専門家との連携・協働に必要なコミュニケーション力とリーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として求められるプレゼンテーションスキルを持ち、自らの意見を正確に相手に伝えることができる。(知をみがく/汎用的技能)
(7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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