科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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461700 |
専門科目 |
アパレル・造形 |
2回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
461701 |
アパレル構成実習Ⅰ |
2 |
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代表担当者名 | |||
村田 浩子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 衣服を構成する立体構成法、平面構成法の違いを実践を通して理解する。基礎的な縫製技術、ミシン、用具の取り扱いの知識を身につけている。比較的簡単な衣服の縫製技術を修得している。 〔授業科目内容の概要〕 本実習では、アパレル構成論で学んだ被服構成法の特性と相違点を実践的に理解することを目的とする。現代の衣生活が既成品を中心として構成される状況を踏まえ、教材としてショートパンツおよび甚平の製作を通じて、立体構成法と平面構成法の両方を体系的に習得する。 具体的には、ショートパンツ製作において立体構成法の基本的原理と応用方法を学び、甚平製作を通じて平面構成法の伝統的技法とその現代的意義を考察する。これに加え、ミシンおよび関連用具の適切な取り扱い方を習得し、基礎的な縫製技術を身につけるとともに、ミシンの不具合に対応するための問題解決能力を養成する。 さらに、衣服デザインの社会的課題に対応するため、ユニバーサルデザインや介護服の設計技法、加えて既存の衣服をリフォームする応用力を育成する。 第1回 家庭用ミシン、工業用ミシン、ロックミシン、および用具の基本操作の習得 第2回 立体構成:ショートパンツ(採寸・デザイン決定、布地の選択、パターン作成、地直し・裁断・印つけ) 第3回 立体構成:ショートパンツ(仮縫い、試着、補正、本縫い、仕上げ) 第4回 平面構成:甚平(採寸、デザイン決定、布地の選択) 第5回 平面構成:甚平(身頃の本縫い) 第6回 平面構成:甚平(衿つけの縫製) 第7回 平面構成:甚平(仕上げと完成品のチェック) 第8回 課題作品(パターン作成) 第9回 課題作品(裁断・印つけ) 第10回 課題作品(仮縫い・補正・パターン修正・試着) 第11回 課題作品(本縫い:身頃の縫製) 第12回 課題作品(本縫い:ギャザーなどの装飾的工程) 第13回 課題作品(本縫い:ファスナーなどの特殊工程) 第14回 課題作品(仕上げと完成品のチェック) 第15回 合評(課題作品の発表と講評、評価基準に基づくフィードバック) 〔授業外学修の指示〕 衣生活論、アパレル構成論で学んだことを復習しておくこと。 〔使用教材〕 毎回プリントを配布する。 〔参考図書〕 文化ファッション大系服飾造形講座2「スカート・パンツ」文化服装学院編ISBN4-57910838-8 〔成績評価の方法・基準〕 提出作品50% 授業態度30% レポート20% 〔学生へのメッセージ〕 各自で裁縫道具等を準備しておくこと。 布地の種類、扱い方、ミシンの使い方、各パーツの組み立てなど基礎から学習する。日頃から衣服構成、衣服のデザインに興味を持ってもらいたい。 〔教員の実務経験〕 繊維関連企業研究所の研究員としての実務経験を活かし、人体の構造と衣服の構成法の種類について実習を通し教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕SSⅠ1332 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解) (4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解) (6)一人ひとりの特性に応じてデザインすることができる感性や創造力を生涯にわたってみがき続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |