科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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462410 |
専門科目 |
建築・まちづくり |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
462411 |
建築法規 |
2 |
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代表担当者名 | |||
吉岡 忠 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 安全・安心な建築物やまちづくりにおける建築基準関係法令等の果たす役割を理解するとともに、基礎的な法律の知識を習得する。また、建築物に求められる性能、ニーズを法的観点から考えることができる能力を身につけることを目指している。 〔授業科目内容の概要〕 建築物自体の一般構造・防火・避難等に関する規制、都市計画の区域・地域・地区に応じた建築物の用途や形態に関する規制、都市の環境確保や防災、まちなみの環境保全など、単体規定や集団規定について、建築物の計画や施工または管理に必要な法律知識の習得を図る。さらに、近年注目されている建築物の性能評価や福祉分野について学び、建築法規に関する知識を拡げる。 〔授業計画〕 第1回 建築法規の沿革 第2回 法規の体系と建築基準法令の構成及び建築基準法の用語の定義と適用範囲 第3回 建築基準法施行令の用語の定義と適用範囲 第4回 単体規定 一般構造・設備規定 第5回 単体規定 防火・避難規定関係(その1)-地域関連等- 第6回 単体規定 防火・避難規定関係(その2)-構造規模関連等- 第7回 単体規定 防火・避難規定関係(その3)-避難関連等- 第8回 単体規定 構造強度規定関係 第9回 集団規定 道路・用途制限規定 第10回 集団規定 密度・形態規定 第11回 集団規定 防火地域、まちづくり関係規定 第12回 都市計画法と建築規制及び防災関係法 第13回 建築物省エネ法、バリアフリー法等について 第14回 建築士法、その他関連法律について 第15回 総括 ー建築基準法の役割等ー 第16回 定期試験 〔授業外学修の指示〕 各種の建築物を利用などする場合に、人々の生命や財産の保護、安全・安心の感性等を持って、建築物の状態(設置状態、仕上げ及び設備など)について観察する心を養って下さい。何故この高さになったのか、この設備は何のために設置されているのか、この部屋は何故必要か等、安全を念頭に持った目で疑問を感じて下さい。そうすることで法令に記載されている内容がより理解できるでしょう。 〔使用教材〕 建築基準法関係法令集[(株)建築資料研究社・2025年版(令和7年版)] ISBN:9784863589605 〔参考図書〕 講義中に適宜紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 1.定期試験:80% 2.受講態度・小演習課題の提出等:20% 〔学生へのメッセージ〕 法律・規則については、馴染みが少ないかもしれませんが実務社会では毎日必要となる事柄ですので、読み方、解釈等も含め学んでください。法律の知識を得ることを通じて「コンプライアンス(法令遵守)」の重要性をあらゆる場面で意識できるようになってください。 〔教員の実務経験〕 建築行政及び建築審査業務に携わった経験から建築法規の複雑な部分や難解な部分等、解釈時に注意すべき点も含め、コンプライアンスの必要性を示し、安全・安心な建築物を計画・建設出来るよう教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕SSⅢ1333 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解) |