科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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463950 |
専門科目 |
建築・まちづくり |
3回生 後期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
463952 |
測量実習(3D対象) |
2 |
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代表担当者名 | |||
藤井 有郊 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 測量の3要素である距離、高低差、角度の実技を修得するため、測量器械・器具を操作して、観測をおこない、これによって、測量の知識や誤差について学び、測量器械・器具を十分使いこなせるようになる。 〔授業科目内容の概要〕 グループ単位に分かれて測量実技の修得をめざす。簡単な道具や歩測で距離を知ることや、水準儀を用いて比高の測定、計算をおこない、セオドライド・トータルステーションを使って角度の測定、計算をおこなう。平板において放射法の地形測量を学ぶ。また、測量データをCADへ反映させる方法等を学ぶ。測量項目毎に課題を課して実力養成に力をいれる。 〔授業計画〕 第 1回 グループ構成をおこなうため必ず出席すること。実習のための測量学の基礎知識、安全教育等を教示する 第 2回 略測量-距離測量の知識、ポール測量・歩測(複歩)による測量をおこなう(レポート提出) 第 3回 平板測量-平板測量の知識、外業 放射法による地形測量をおこなう。 第 4回 水準測量1-水準測量の知識、水準儀による不等距離法によるレベルの点検法(レポート提出) 第 5回 水準測量2-水準測量の知識、水準儀による昇降式手簿による往復測量をおこなう(レポート提出) 第 6回 水準測量3-水準測量の知識、水準儀による器高式手簿による横断測量をおこなう(レポート提出) 第 7回 角測量1 -角測量の知識、セオドライトの据付練習をおこなう 第 8回 角測量2-セオドライトの据付、二対回観測の練習をおこなう(レポート提出) 第 9回 杭芯測量-建築基礎で不可欠な杭芯測量を計算し現場に設置する方法おこなう(レポート提出) 第10回 三次元測量1-トータルステーションを使った三次元測量の原理を理解する(レポート提出) 第11回 三次元測量2-トータルステーションと測量アプリによる現況測量を行う 第12回 三次元測量3-現況測量データをパソコンCADへを転送行う 第13回 三次元測量4-CADによる測量図を完成させる(レポート提出) 第14回 水準測量-器高式測量の実技評価をおこなう(実技試験) 第15回 角測量-二対回観測による実技評価をおこなう(実技試験) 第16回 測量実習の総括として学科試験を行う(後期試験) 〔授業外学修の指示〕 観測で記帳した野帳を次回実習日までにレポート作成し、復習すること。 〔使用教材〕 授業資料を配付する 〔参考図書〕 〔成績評価の方法・基準〕 成績は、実習に対する態度(学習態度・チーム内の協調性・自主性など)25%、提出課題45%、実技試験30%などを総合的に判断して評価する。チーム単位での実習のため出席日数は厳格におこなう。連続して3回欠席の場合、または合計5回欠席すると、成績評価はおこなわず当該授業の単位は認定されない。尚、第1回のガイダンス欠席者は以降出席を認めないものとする。 〔学生へのメッセージ〕 授業はグループ単位で測量実習を行ない、実習環境は屋外作業であり可なり厳しい実習となっている。実習課題を終了後レポート提出行なうなどハードワークな授業であるが、この実習を通じてグループワークの「自主性」「協調性」「コミュニケーション能力」を高め「建設現場の現状」を理解し技術者としての倫理観を学んでほしい。なお「関数電卓」は必ず持参すること。 〔教員の実務経験〕 土木・造園・建築現場において1級造園施工管理技士、1級土木施工管理技士としてで30年以上従事し、現役の監理技術者、事業主として第一線で働いている。実務経験を活かし、現場で必要な測量法並びに計算法、CAD、書類作成を学生、就活者、工事技術者に教示し建設現場活性に助力している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕SSⅣ1333 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解) |