科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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465100 |
専門科目 |
専門分野Ⅳ |
4回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
465101 |
ユニバーサルデザイン(ファッション) |
2 |
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代表担当者名 | |||
村田 浩子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学んだ知識、技術を基礎にして、ユニバーサルデザインの観点から衣服デザイン、製作に応用することができる。 〔授業科目内容の概要〕 高齢社会への対応が進む中、ユニバーサルデザインはあらゆる分野で採用されており、ファッションにおいても重要な役割を果たしている。本授業では、ユニバーサルデザインの理念を基盤に、機能性、快適性、審美性を兼ね備えた衣服の設計手法を学び、年齢、体型、性別、障害の有無を問わず、誰もが快適に着用できるデザインを追求する。また、健康や生活の質(QOL)向上を目的とした衣服デザインの実践力を養う。衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学んだ基礎知識を活用し、ファッションを社会に応用する能力を養う。 〔授業計画〕 第1回 ファッションにおけるユニバーサルデザインとは(概念と社会的意義) 第2回 最近のユニバーサルファッション(事例研究と課題) 第3回 身体的特徴に配慮した衣服デザインの基礎(理論と具体例) 第4回 身体的特徴に配慮した衣服デザインの応用(設計演習) 第5回 生理的快適性を考慮した衣服デザインの工夫(性能の評価) 第6回 生理的快適性を考慮した衣服デザインの応用(実践演習) 第7回 体型、姿勢、動作に対応した衣服デザインの基礎(パターン設計) 第8回 体型、姿勢、動作に対応した衣服デザインの応用(補正技術の活用) 第9回 着脱の容易さを追求した衣服デザインの基礎(介護服の設計) 第10回 着脱の容易さを追求した衣服デザインの応用(プロトタイプ作成) 第11回 既製服を改良したユニバーサルデザイン(リメイク技術) 第12回 自由課題作品:デザイン検討とパターン作成(健康・福祉をテーマに設定) 第13回 自由課題作品:仮縫いとフィッティング(試着による調整) 第14回 自由課題作品:本縫い・仕上げ(完成度向上) 第15回 合評と発表会 〔授業外学修の指示〕 ファッションに関するユニバーサルデザイン情報収集をすること。 〔使用教材〕 毎回プリントを配布する。 〔参考図書〕 文化ファッション大系服飾造形講座2「スカート・パンツ」文化服装学院編ISBN4-579-10838-8 文化ファッション大系服飾造形講座3「ブラウス・ワンピース」文化服装学院編ISBN4-579-10839-6 「ユニバーサルファッション だれもが楽しめる装いのデザイン提案」中央法規 田中直人 見寺貞子ISBN4-8058-4441-8 〔成績評価の方法・基準〕 提出作品60%、授業態度20%、レポート20% 〔学生へのメッセージ〕 裁縫道具等各自の道具を点検しておくこと。 ユニバーサルデザイン(ファッション)履修希望者は、衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、アパレル構成実習Ⅱ、アパレル構成実習Ⅲの履修を推奨する。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕SSⅣ1334 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)幼児から高齢者、障がい者をはじめ、すべての人間に対する深い畏敬の念を持ち、デザインに携わる者としての倫理観を有している。(徳をのばす/態度・志向性) (3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解) (4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解) (7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |