健康科学部 2025年度版
更新日:2025/04/05
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
465100
専門科目
専門分野Ⅳ
4回生 前期
授業コード 科目名 単位
465101
ユニバーサルデザイン(ファッション)
2
代表担当者名
村田 浩子
科目内容
〔授業の到達目標〕
衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学んだ知識、技術を基礎にして、ユニバーサルデザインの観点から衣服デザイン、製作に応用することができる。

〔授業科目内容の概要〕
高齢社会への対応が進む中、ユニバーサルデザインはあらゆる分野で採用されており、ファッションにおいても重要な役割を果たしている。本授業では、ユニバーサルデザインの理念を基盤に、機能性、快適性、審美性を兼ね備えた衣服の設計手法を学び、年齢、体型、性別、障害の有無を問わず、誰もが快適に着用できるデザインを追求する。また、健康や生活の質(QOL)向上を目的とした衣服デザインの実践力を養う。衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学んだ基礎知識を活用し、ファッションを社会に応用する能力を養う。
〔授業計画〕
第1回 ファッションにおけるユニバーサルデザインとは(概念と社会的意義)
第2回 最近のユニバーサルファッション(事例研究と課題)
第3回 身体的特徴に配慮した衣服デザインの基礎(理論と具体例)
第4回 身体的特徴に配慮した衣服デザインの応用(設計演習)
第5回 生理的快適性を考慮した衣服デザインの工夫(性能の評価)
第6回 生理的快適性を考慮した衣服デザインの応用(実践演習)
第7回 体型、姿勢、動作に対応した衣服デザインの基礎(パターン設計)
第8回 体型、姿勢、動作に対応した衣服デザインの応用(補正技術の活用)
第9回 着脱の容易さを追求した衣服デザインの基礎(介護服の設計)
第10回 着脱の容易さを追求した衣服デザインの応用(プロトタイプ作成)
第11回 既製服を改良したユニバーサルデザイン(リメイク技術)
第12回 自由課題作品:デザイン検討とパターン作成(健康・福祉をテーマに設定)
第13回 自由課題作品:仮縫いとフィッティング(試着による調整)
第14回 自由課題作品:本縫い・仕上げ(完成度向上)
第15回 合評と発表会


〔授業外学修の指示〕
ファッションに関するユニバーサルデザイン情報収集をすること。

〔使用教材〕
毎回プリントを配布する。

〔参考図書〕
文化ファッション大系服飾造形講座2「スカート・パンツ」文化服装学院編ISBN4-579-10838-8
文化ファッション大系服飾造形講座3「ブラウス・ワンピース」文化服装学院編ISBN4-579-10839-6
「ユニバーサルファッション だれもが楽しめる装いのデザイン提案」中央法規 田中直人 見寺貞子ISBN4-8058-4441-8

〔成績評価の方法・基準〕
提出作品60%、授業態度20%、レポート20%

〔学生へのメッセージ〕

裁縫道具等各自の道具を点検しておくこと。
ユニバーサルデザイン(ファッション)履修希望者は、衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習Ⅰ、アパレル構成実習Ⅱ、アパレル構成実習Ⅲの履修を推奨する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1334

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)幼児から高齢者、障がい者をはじめ、すべての人間に対する深い畏敬の念を持ち、デザインに携わる者としての倫理観を有している。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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