科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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467800 |
家庭科教諭免許課程(卒業要件外) |
家庭科教諭 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
467801 |
家庭科指導法Ⅰ |
2 |
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代表担当者名 | |||
中岡 義介 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1)学習指導要領における家庭科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。 2)個別の学習内容について指導上の留意点を理解している。 3)家庭科の学習評価の考え方を理解している。 4)家庭科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。 5)発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。 これらの到達目標により、学習指導要領に示された家庭科の目標や内容を理解する。 〔授業科目内容の概要〕 家庭科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された家庭科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。具体的には、多岐にわたる家庭科教育を実践する教員として求められる資質能力とはどのようなものか、家庭科教育は何のために行うのか、どのような教育的意義があるのかを踏まえたうえで、学習指導要領の趣旨と目標、学習指導の内容とねらい・ポイント・配慮事項はなにか、学習評価の考え方を講義や演習等を通して修得し、家庭科の各領域の実践例を背景となる学問領域との関係や発展的な学習内容の探求などを含めて討議・検討して、多角的に家庭科教育のあり方を考えていく。 〔授業計画〕 第1回 家庭科指導法学習と家庭科教員としての資質能力 第2回 家庭科教育の目的と教育的意義 第3回 新学習指導要領にみる「家庭科」の内容と目標・学習評価 第4回「家族・家庭生活」の内容とねらい・ポイント・配慮事項 第5回 授業実践事例1「家族・家庭生活」 第6回「食生活」の内容とねらい・ポイント・配慮事項1 食事の役割と栄養の特徴・必要な栄養を満たす食事 第7回「食生活」の内容とねらい・ポイント・配慮事項2 日常食の調理と食文化 第8回 授業実践事例2「食生活」 第9回「衣生活」の内容とねらい・ポイント・配慮事項 第10回 授業実践事例3「衣生活」 第11回「住生活」の内容とねらい・ポイント・配慮事項 第12回 授業実践事例4「住生活」 第13回「消費生活・環境」の内容とねらい・ポイント・配慮事項 第14回 授業実践事例5「消費生活・環境」 第15回 ホームプロジェクトと学校家庭クラブ 〔授業外学修の指示〕 毎時の授業準備として、当該回に取り扱う『学習指導要領解説』および『教科書』の該当箇所を読んで授業にのぞむこと。読めない漢字や意味の分からない言葉があれば調べておくこと。また、修得を確かなものにするために、復習および予習のための課題をこなすこと。 〔使用教材〕 『家庭科指導法を楽しむ本』 『中学校学習指導要領解説 技術・家庭編』(平成29年7月)ISBN:978-4-304-02154-1 『高等学校学習指導要領解説 家庭編』(平成30年7月)ISBN:978-4-87730-419-5 中学校教科書『技術・家庭 家庭分野』東京書籍(令和7年度版)ISBN:978-4-487-12122-9 高等学校教科書『家庭基礎』東京書籍(令和4年度版) ISBN:978-4-487-16648-0 高等学校教科書『家庭総合』東京書籍(令和4年度版) ISBN:978-4-487-16649-7 〔参考図書〕 『家庭科指導法を楽しむ本』に記載 〔成績評価の方法・基準〕 (学修態度)30%+(課題)30%+(レポート)40% 〔学生へのメッセージ〕 授業を通してみずから「考える力」を養い、家庭科教育についての理解を深めてください。教育実践(模擬授業や教育実習)では、多岐にわたる家庭科教育の内容を個別におこなうのではなく、総合的に展開することができなければなりません。また、地域や学校の実態に即した内容をそこに組み込まなければ、学校に合った授業をおこなうことができません。それを身につけるためには、全国一律の最低基準を示した学習指導要領を中心に展開する家庭科指導法Ⅰ・Ⅱだけでは不十分であり、地域と学校の実態の組み込みを修得する家庭科指導法ⅢおよびⅣをあわせて受講することをすすめます。 〔教員の実務経験〕 建築・都市・地域の調査、構想、計画設計に携わった実務経験を活かし、家庭生活のあり様を示しながら、学習指導要領の内容を総合的に捉える必要性と可能性を学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕STC1343 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)人間の身体と健康についての科学的視点や専門的知識・技術を修得している。(知をみがく/知識・理解) (7)修得した知識、研究・調査能力を用い、生涯にわたって自ら学び続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |