科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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471500 |
専門基礎科目 |
社会のしくみと健康 |
1回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
471501 |
認知症ケア論 |
2 |
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代表担当者名 | |||
室谷 牧子 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 1)認知症施策の背景と現状について説明できる 2)認知症の原因・病態・検査・診断・治療・予防について説明できる。 3) 認知症の人のステージに合わせた看護とケアについて説明できる。 4) 認知症の人とその家族の思い、社会資源を知り、地域社会のあり方について説明できる。 5) 授業の学びをプレゼンテーションにより共有し、認知症ケアにおける専門職の役割、市民としての役割をレポートにまとめることができる。 〔授業科目内容の概要〕 「認知症」を知り、認知症の人が住みよい地域社会を構築するために自分たちには何が出来るか?をディスカッションしながらKJ法や紙芝居法、プレゼンテーションによりみんなで考えるアクティブラーニングを重視した授業である。認知症を正しく理解するために、認知症施策の経年的な背景に触れながら、医学的知識やケアに必要な理念と方法を事例を通して学ぶ。また、フィールドワークでは、認知症カフェや認知症の人や家族を支援している相談機関・事業所等を訪ね、体験を通して考察を深める。最終的に認知症の人や家族が安心して生活することができる地域社会のあり方を探求し今後に向けた提言をまとめる。 〔授業計画〕 【授業期間】1.2年次 前期 平日(火曜日か金曜日の空きコマを予定)、土曜日(土曜日はフィールドワークを3回・5コマ程度予定)を予定している。新学年ガイダンス時および履修登録者へメール連絡する。 【フィールドワーク】地域の認知症カフェ(予定)、事業所等(予定)、他学との交流(予定) 第1回 ガイダンス、認知症とは、認知症施策の背景(意見交換) 室谷 第2回 認知症の本人の思い・家族の思い、社会資源の理解 室谷 第3回 随時 5月~6月 身近な町の認知症カフェ等見学(フィールドワーク予定) 室谷 第4回 認知症疾患と症状の理解 室谷 第5回 認知症のステージに合わせた看護とケア①色々なアプローチの理解 室谷 第6回 認知症のステージに合わせた看護とケア②実戦に向けた演習 伊藤 第7回 認知症本人・家族・支援者交流会への参加 伊藤 第8回 認知症予防 島岡 第9回 当事者活動紹介・施設見学①(フィールドワーク予定) 島岡 第10回 当事者活動紹介・施設見学②(フィールドワーク予定) 島岡 第11回 フィールドワークの振り返り①施設見学を通して(学びの共有・意見交換) 室谷 第12回 まとめ 看護学生として、市民として取り組めること プレゼン 発表 島岡 第13回 まとめ 看護学生として、市民として取り組めること 全体発表準備 島岡 第14回 学外発表 他大学との交流 「超高齢化社会への提言」 伊藤 第15回 学外発表 他大学との交流 「超高齢化社会への提言」 伊藤 〔授業外学修の指示〕 1)各自が事前学習を行った上で授業に臨むこと。 2)日常的に「認知症」に関心をもち、アンテナを張って情報を収集し、感じたことを記録する。 〔使用教材〕 資料を配付 〔参考図書〕 適宜紹介する。 〔成績評価の方法・基準〕 日々の授業への取り組み度と課題やレポート記載状況65%、グループワーク、プレゼンテーションの内容35%により総合的に評価する。評価基準は事前に作成し、学生へ公表するとともに、自己評価が行えるよう、目標到達度の確認シートを活用して学生、教員双方が随時評価を確認し、教員からはコメントやフィードバックを実施する。 〔学生へのメッセージ〕 認知症を正しく理解し、地元(地域)で生活する認知症の人や高齢者と共に生きる意味を考え、共生社会の実現に関心を持つ人になってほしいと思います。受け身の講義ではなく、ディスカッションやKJ法、紙芝居法を含めたプレゼンテーションを経験しながら、学びを深めましょう。フィールドワークには積極的な姿勢で参加し、貴重な経験を今後に活かしましょう。一緒に楽しみながら学びましょう。 〔教員の実務経験〕 介護支援専門員、認知症地域支援推進員、看護師、保健師としての経験やキャラバンメイトとしての活動、認知症当事者家族会および認知症カフェ運営の経験を有する。現在も高齢者や認知症の人と家族を支える地域活動に参加し、現場のリアルを教示出来るよう努力している(室谷)。 |
履修に関して留意すること |
【履修制限あり】学科内規参照のこと 不規則な時間割であるため、各自で時間管理を行い、指定された時間は授業を優先してください。交通が不便な場所にフィールドワークで出向く予定があるので了承してください。 〔科目分類番号〕SMP1421 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性) (4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解) (5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能) |